◆真面目な女性を売春に走らせる「もやもやした気持ち」とは何だったのか?

◆真面目な女性を売春に走らせる「もやもやした気持ち」とは何だったのか?

日本の女性は、確かに厳しい経済環境の中で生きている女性も多い。しかし、明日にも食べていけないほど切羽詰まっているわけではない。多くの女性は、ほどほどに何とか食べていけるところで踏みとどまっている。

つまり、必ずしも売春や風俗に向き合う必要はない。しかし現実を見ると、そういう女性もまた身体を売る世界にいる。

なぜなら、貧困ではないのだが自由に使えるちょっとした現金もないからだ。それをセックス産業で稼ぐ。私が数年間、日本の風俗嬢と出会ってインタビューしてきた中では、そうした女性が圧倒的に多かった。

貧困からの売春を許容する人であっても、贅沢や散財のための「軽い気持ちでセックスを売る女性」には激怒する人が多い。

「みんな節約して慎ましく生きているのに、あっさり身体を売ってカネを作るとは何事だ」「カネはいくらあっても足りないものなのだ。だから、風俗で働くよりも節約を覚えるのが先だ」

そういった感情が先に来て、生き方そのものが間違っていると憂慮し、腹立たしくなるようだ。ただし、身体を売る理由としては、カネが根底にあるから誰もが理解できるものである。

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