薬効

人間を痺れさせ、痛みを消し、酔わせ、殺し、陶酔させる「未知の何か」がある

アヘン、コカイン、ニコチン、そして猛毒物質と言われているトリカブト等は、すべて原料が植物であることを見ても分かるとおり、アルカロイド系だ。神経を痺れさせ、大量に服用すれば死ぬ。ところが、微量であれば薬になる。それも、非常に劇的な作用をすることが多い。アヘンは毒物ではないかと言われるが、そのアヘンでさえ量を間違えずに使うと鎮痛剤になる。(鈴木傾城)