服装

◆​性的暴行の被害者が非難されるビクティム・ブレイミングを巡る意識のズレ

男と女の意識の違いを如実に示すひとつの現象が「ビクティム・ブレイミング(Victim Blaming)=被害者批判」を巡る騒動だと思う。 レイプやその他の女性に対する暴力事件において、加害者の男性ではなく、被害者の女性が非難される奇妙な逆転現象はしばしば起こる。これを「ビクティム・ブレイミング」と呼ぶ。 たとえば、南アフリカでの事例だ。南アフリカは性的暴行の発生率が世界でも非常に高く、年間約5万件 […]

◆レイプされた女性が性的な服装をしていたら、それは女性も悪いという社会通念

私は長らくセックスワーカーと一緒にいることが多かったのだが、歓楽街ではことさら派手な服装をした女性や、極度に性的な格好をしている女性が大勢いて、それが当たり前になっている。 そうした女性と並んで歩いていると、彼女の注目を浴びる視線が尋常ではないものであることが隣にいる私にもわかる。もう、まわりの人たちが全員が全員、じっと彼女を「凝視」するのだ。 それこそ100人から200人ほどが、みんないっせいに […]