アンヘレス

◆優しい人は、まず最初に「この言葉」を言えるように訓練しておく

(ブラックアジアの読者がコロナ禍の中で久々に女性に連絡を取るとすぐに「資金援助の要請」があったという。なかなか身につまされる話だ。今、東南アジアの売春地帯で働いていたすべての女性が苦しんでいる。「資金援助の要請」を受けている人は他にも大勢いるだろう。改めて、この記事をトップにしたい) フィリピン・アンヘレスでひとりの女性に会った。彼女はゴーゴーバーでダンサーとして働いていたのだが、優しい性格の女性 […]

◆アンヘレスのマリエル。アメリカ兵が捨てた娘が売春地帯に

かつて、アメリカの基地があったフィリピン・パンパンガ州のアンヘレスには、アメリカ軍兵士の男たちが現地の女性に産ませて捨てた子供たちがたくさんいる。 このクラーク基地は、1903年にはすでに基地として存在し、1991年にピナツボ火山が噴火するまでアメリカ軍のアジアでの最重要拠点として存在していた。 実際、1960年代から1970年代のベトナム戦争でも、このクラーク基地は重要な出撃地となっている。基地 […]

◆美しい長髪のマリーが、鏡の自分を見つめて自己陶酔していた

フィリピン編 長く、サラサラで、鏡のような光沢を持った、本当に美しい黒髪を持った女性がいる。あの、シャンプーのコマーシャルに出てくる女性が見せる髪を本当に持っている女性がいる。 フィリピン・アンヘレスにいたマリーという女性は、そんな女性だった。 そんな彼女が関心を持っているものは、自分の髪だけだ。出会った瞬間から別れる瞬間まで、ずっと彼女は髪を意識し、そして、髪だけに関心を寄せていた。 自分の髪に […]

◆黒い肌のルビー(2)誰かを好きになってはいけない場所

フィリピン編 朝になってルビーが帰って行ったあと、ホテルのオープン・ラウンジで適当な食事を採った。 そのときにプール・サイドで一組のカップルが抱擁しあったまま、じっと動かないでいるのを目にした。 男はがっしりとした白人、女は華奢なフィリピーナだった。ふたりは言葉もなく、ただじっと抱擁したまま、彫刻のように微動だにしなかった。 ふたりとも笑みを浮かべているわけでもなく、見つめ合っているわけでもなかっ […]