今後、フランスで売春女性を買ったら有罪になる可能性がある。女性を買った男は犯罪と見なし、違反した場合は、男に1500ユーロ(約21万円)の罰金を科すという法案の採決が可決されたからだ。
今回の法案で目新しいのは、「買った男が罰せられる」というものだ。恋愛に自由で、しかも売春も違法ではなかったフランスにいったい何が起きたのか。
実は、ここ10年ほどの間で、フランスの売春地帯はその多くが外国人女性になっており、さらにその多くがマフィアに売られてやってきた女性たちだという現実認識がある。
欧州で、リトアニア出身のダングールという16歳の女性が自殺した事件はよく知られている。(2000年1月に自殺した少女が欧州の売春地獄を知らしめた)
この事件はフランスでも他人事ではなかった。なぜなら、フランスのストリートに立っている白人女性は多くが東欧の女性であり、それを束ねているのがアルバニア・ギャングであるのは周知の事実だったからだ。
売春地帯の現場は、今や人身売買の巣窟になっている。