2014年はあちこちの新興国の崩壊で、壮絶な年になる可能性が高くなっている。
すでに、アメリカの投資銀行は、今までBRICSと言って持ち上げていた新興国を、一転して「フラジャイル5」などと嘲笑している。
これを見ても分かるが、新興国の足元が揺らいで崩れ落ちそうになってしまっている。
通貨で投資銀行が「脆弱だ」と言っているのは、ブラジル、インド、インドネシア、トルコ、南アフリカで、これらの5カ国は今年中に何らかの巨大な政治的・経済的な大危機が発生する可能性が非常に高まっている。
その遠因は、成長の源泉であった中国が失速してしまっているからである。
中国は高金利で金を集めていた理財商品(金融商品)がすでに一部でデフォルトしている。すでに、不動産バブル崩壊は始まっているのだ。