タイの売春地帯ではしばしば車イスに乗った白人男性が、売春地帯に遊びに来ている姿を見る。タイのオープンバーやゴーゴーバーの女性たちは、そうした男たちも何の分け隔てもなく接客していて、一緒にビールを飲んで騒いでいた。
下半身麻痺のその男性が女性をペイバーしたら、彼女たちはもちろん受けるだろう。障害があろうがなかろうが特に何とも思わない女性もいる。さらに、こうした男たちと結婚したというオープンバーの女性の話もよく聞く。
愛があったのか、打算だったのか、私には分からない。そういう人生もある。
私は以前知り合った女性は脊髄損傷で下半身麻痺になった男性と結婚した。もちろん、彼女はとても大変な生活になるだろう。私は詳しく聞かなかったが、まわりの反対もあったと思う。
しかし、男性に障害があっても愛し合って支え合って生きていくという決断に、私はとても感銘した。そういう女性も中にはいる。
その後、私は「障害者専用のデリヘル嬢」にも何人か会って話を聞いたこともある。脊髄損傷の男性は勃起しないし、射精もしないのが普通だ。感覚がないのだから致し方がない。
障害者専用のデリヘル嬢は、そんな男に寄り添って抱き合う。女性と一緒にいて、裸になり、抱き合うことで、男もいくばくかの満足を得る。
では、障害者になった女性はどうなのか。若い女性で、脊髄損傷などで下半身麻痺になった女性もいるはずだ。彼女たちは一生、性的な世界とは無縁にいるのだろうか。最近、新聞経由で面白い話を見た。