世界には銃器が大量に出回っている。日本にいたら気がつかないが、世界は銃が蔓延している。
だいたい、どこの国でも銃は成人しか持てないようにされており、購入時に身分証明書を提出して銃の所有者を登録する。
しかし、それは表向きであって、実際にはその銃が転売されたり、中古が売られていたり、密売されていたりして、まったく意味を為していない。
アフリカの多くの国では野放しになっているし、南米もまたそうだ。ブラジルでも約1600万丁の銃が出回っており、そのうちの約1280万丁が「未登録・違法」であると言われている。
あまり知られていないが、ブラジルもまたアメリカと同様に、銃が蔓延する危険な社会なのである。銃による事件はほぼ毎日のように起きており、未成年が殺されることも多い。
2012年2月にも17歳の少女が普通に道を歩いているときに、オートバイに乗ってやってきた男が「ビッチは死ね」と捨て台詞を残して頭を撃ち抜いて殺すという事件があった。