かつて、日本でも子供が10歳にもなると家事手伝いや丁稚奉公で、自分で働き、自分で稼ぐ生活が強いられた。
社会全体が貧しかったので、とにかく子供は何らかの労働に就かなければならなかった。
しかし、今では児童労働が禁止されている。15歳未満の子供たちは労働をしてはいけないことは法律で決まっている。そういった子供たちを就労させる企業は違法労働をさせている企業として処分される。
これは子供たちが搾取されるのを防ぐためであり、また子供たちに平等に教育を受けさせるためでもある。子供たちは、中学生卒業までは、教育を受ける権利があり、親は受けさせる義務がある。
これは日本で暮らしていると「何を当たり前のことを」と考えるのだが、いったん途上国に出ると、これがまったく当たり前ではない。
子供たちは必死になって労働し、自分の「食いぶち」を自分で稼ぐ姿を見ることができる。