人は誰しも他人とは違うところがある。当然、人よりも優れた点もあれば、人よりも劣っている点もある。
問題は、他人よりも優れた点よりも、他人よりも劣っている部分が気になってしまい、そこに劣等感を感じてしまう人が多いということだ。
背が低い、背が高い、太りすぎている、痩せすぎている、顔が良い悪い、胸が大きい小さい、足が長い短い……。
人は他人と較べて、自分が劣っている部分を見つけ、ずっとそれを気にし続ける。これは人間である限り、どうしようもないのかもしれない。
本来であれば、他人と同じになるよりも、他人をはるかに引き離す自分だけしかない何か特殊な能力を伸ばすことに全力を注ぐ方が効率がいい。
欠点を直しても普通の人だが、長所を伸ばすと重要な人になれる。長所の内容にもよるが、一般的に言えば長所を伸ばす方が長い目で見ると得することの方が多い。