リストカット

◆リストカットという言葉が定義される前から、それは女性の間で行われていた?

著書『病み、闇。ゾンビになる若者、ジョーカーになる若者』を書いてから、リストカットやオーバードーズする女性のことを考えることが多くなった。今も、そうした女性から連絡が来ることもある。 みんな、身体よりもまず心が傷ついている女性でもある。 心が傷ついた女性は、その心の傷に合わせて身体も傷つける。ある女性はそれがリストカットになり、ある女性はそれが大量のタトゥーになり、ある女性はそれがピアスやスプリッ […]

◆リストカット。今までこれほどひどいリストカットは見たことがない

閲覧注意 身体を切り刻んで血を流す。それは、とてもショッキングなことだ。自ら皮膚を切り裂くその行為は、身体の傷であると同時に、心の傷でもある。 ところで、最近のリストカットはかつてとは様相が違っている。どういうことなのかというと、リストカットも「見せる時代」になってきているのである。 リストカットをする者同士、あるいはリストカットをする女性を愛するフリークたちが存在していて、リストカットの傷をSN […]

◆自傷の現場。傷ついた心は、他人が容易に踏み込めない世界

閲覧注意 自傷は早い人は子供の頃からすでに始まっているという。なぜ子供が自傷するのか。 親が充分な愛情をかけてあげなかったり、子供に関心を示さなかったりすると、子供は自分の寂しさや孤独を親に訴えるために、無意識に自傷に走っていく。 自傷すると、親はもちろん驚いて子供に関わるようになる。それは怒りの反応であっても、当惑の反応であっても、自分が親に注目されるのは間違いない。 子供がわざといたずらしたり […]

◆超重篤な自傷行為。自分を傷つけ続ける女性の衝撃の傷痕

閲覧注意 2012年9月15日に刊行されている「日本公衛誌第9号」では自傷行為についての実態の貴重な統計が出されている。この統計は2010年の全国データを解析したものだが、1540名の調査票記入者から浮かび上がったのは以下のものだった。 ・男性は3.9%が自傷経験がある。 ・女性は9.5%が自傷経験がある。 ・16歳から29歳までの自傷経験が9.9%となる。 ・自称経験者の半数が反復性である。 こ […]

◆リストカットの傷痕は、身体の傷痕ではない。心の傷痕だ

閲覧注意 自傷行為の中でも有名なのは「リストカット」だ。 リストカットとは、死なない程度に自分の皮膚をカミソリやナイフや包丁のような鋭利なもので傷つけていく。どちらかと言うと、女性に多い自傷行為である。 リストカットという行為はひとつなのだが、その理由や原因は様々だ。 人生に絶望して刃物で自殺する人は、致命傷になる傷を付ける前に、何度も何度もためらいながら浅い傷を付けるので、それを「ためらい傷」と […]

◆彼女は、いずれ死ぬだろう。激しいリストカットをする女性

閲覧注意 アナベル・チョンというシンガポールの女性がレイプされたあと、わざと自分を貶めるように、ポルノ映画に出演したり、輪姦物の映画に出たり、自傷行為をしたり、人前で泣いたりするようになったことは以前に書いた。 あるいは、無理やり売春に追いやられた女性が、リストカットするようになったことも同時に書いた。(夜の女性のリストカット(自傷行為)の果てにあるものは……) バングラデシュの売春地帯に暮らす女 […]

◆夜の女性のリストカット(自傷行為)の果てにあるものは……

ある女性の腕に規則正しい切り傷がついているのを見たことがある。最初、それが何なのか分からなかった。傷は平行に、そして等間隔に付けられており、その傷が両腕に存在した。 インドネシアの女性だったので、それはタトゥーか何かのように、インドネシアでは流行っている皮膚のアクセサリーなのかと思った。 しかし、あとで私はそれが何か知ることになった。それは、リストカットの一種だったのだ。 私が見たそのインドネシア […]

◆アナベル・チョン。シンガポールを震撼させたポルノ女優

かつて、シンガポールを震撼させたひとりの女性がいたのをご存知だろうか。 アナベル・チョン(Annabel Chong 郭盈恩)。 1995年のある日、アメリカ経由で中国系シンガポール人の女学生アナベル・チョンのニュースが、”The News Paper”紙で一面トップで紹介された。 胸を大きく開いたシャツ。足のつけ根まで見えそうなホットパンツ。 そんな格好で大きなバイクにま […]