自己責任

「どの価値感で生きてもいい」と個性を重んじるようになった社会で起きたこと

自由が尊重される社会では、次はどう動くのか、どう生きるのか、自分で何でも決めていい。しかし、代わりにその結果は自分ひとりが全面的に責を負う。何を選んでどう生きてもいいが、悲惨な結果になっても、結果はすべて自己責任となる。それは、実はとても苛烈で厳しい社会でもある。(鈴木傾城)

◆自己責任かどうかを判断するモノサシになるものとは何か?

多くの人は、自分の人生、行動、考え方、決断の結果が正しくても間違っていても、それは自分で責任を取る。自分の人生が間違っていても、親を訴えたり、社会を訴えたりすることはできない。自分の人生は、自己責任である。 就職も、独立も、結婚も、離婚も、すべて自己責任だ。他人に干渉されたくない人ほど、自己責任の範囲が増える。自分のことは自分で責任を取るというのは、他人を当てにしないということである。 しかし、海 […]