2020年。コロナ危機によって、すでに人間の心を破壊する社会が到来している
今、私たちが放り込まれているのは「恐慌」に匹敵する事態なのだ。これから雇用の不安定化と流動性がどんどん増していき、企業そのものが体力を失って倒れていく。世の中がおかしくなればなるほど、世の中が暗転すればするほど、意識して自分の心を管理しなければ、やがて心も壊れてしまうことになる。今の時代は、意識して自分の心を管理すべきなのだ。(鈴木傾城)
今、私たちが放り込まれているのは「恐慌」に匹敵する事態なのだ。これから雇用の不安定化と流動性がどんどん増していき、企業そのものが体力を失って倒れていく。世の中がおかしくなればなるほど、世の中が暗転すればするほど、意識して自分の心を管理しなければ、やがて心も壊れてしまうことになる。今の時代は、意識して自分の心を管理すべきなのだ。(鈴木傾城)
多くの人は極端に器用でもないし、極端に不器用でもない。ほどほどのところで生きている。「どちらかと言えば器用」か「どちらかと言えば不器用」の範疇にある。ほどほどに器用であり、ほどほどに不器用である。しかし普通の人であれば、できれば器用であることや選択肢がたくさんあることを望むだろう。(鈴木傾城)
今の時代は、時代が時代であれば「聖人」ともあがめられるようなローマ教皇みたいな立場の人でさえも批判の対象になるのだから、聖人でも何でもない私たちが、誰かの怒りを買わない方がむしろどうかしている。だから、誰かに嫌われて気に病むのは無駄だ。私たちが生きている世界は、誰かが誰かを嫌い、批判し、嫌悪し、恨み、排斥し、衝突する世界なのだ。それが現実だ。(鈴木傾城)
ブラックアジアは売春地帯を描くところからスタートしている関係上、そのコンテンツには売春する女たちの話と、売春の現場と、売春に関わるアンダーグラウンドの動きに関する記事は凄まじく大量にある。 ブラックアジアは「日本最大の売春考察サイト」であるとも言える。 そうした関係もあって「売春地帯に行きたい」という男たちや、「セックス産業で働きたい」という女たちからコンタクトを受けることも多くある。そのような決 […]
「パンドラの箱」というのを聞いたことがある人は多いはずだ。 「絶対に開けてはいけない」と言われていた箱を開けたらありとあらゆる災厄が箱から飛び出して世の中に出ていき、急いで閉めたら希望だけが箱に残ってしまったという神話だ。 私たちの生きている社会には、ありとあらゆる醜怪な犯罪が渦巻いている。そして、人々は疫病に苦しみ、人生の悲嘆に苦しみ、裏切りに苦しみ、貧困に苦しみ、別離に苦しみ、人生の辛苦は途切 […]
豪胆で強欲で上昇志向で、プライドが高く、競争を好み、スリルを楽しみ、対立や衝突をモノともせず突き進んでいく人がいる。 一方で、繊細で無欲で内省的で、協和や調和を好み、競争を好まず、スリルも求めず、対立が生まれると心を痛める人がいる。 この両者はまったく違っている。どちらも自分と対照的なタイプの人間がそこにいるということを知っているのだが、自分が相手のようになれるとは絶対に思わない。あまりにも気質が […]
日本の女性は、確かに厳しい経済環境の中で生きている女性も多い。しかし、明日にも食べていけないほど切羽詰まっているわけではない。多くの女性は、ほどほどに何とか食べていけるところで踏みとどまっている。 つまり、必ずしも売春や風俗に向き合う必要はない。しかし現実を見ると、そういう女性もまた身体を売る世界にいる。 なぜなら、貧困ではないのだが自由に使えるちょっとした現金もないからだ。それをセックス産業で稼 […]
『現代ビジネス』に、ウェブライターの鷹橋公宣(たかはし・きみのり)氏が、ひとつの考えさせる文章を記している。『娘の彼氏は「刺青」入りだった…「根はいい人」という言葉の違和感』というものである。 鷹橋公宣氏の娘に付き合っている男性ができた。娘が「彼氏を紹介したい」というのだが、娘の言葉に鷹橋氏は衝撃を受ける。その彼氏は刺青が入っていて、かつては暴走族OBでケンカなどを繰り返していた人物だと娘が説明し […]
先日、久しぶりにバンコクに行って、ヤワラー地区をも野良犬のようにうろつき回っていた。 この地区を歩くのは約8年ぶりだったにも関わらず、そこに到着したらまるで8年のブランクはまるでなかったかのように、すべての道を思い出した。名前もないような路地裏さえも覚えていた。 ヤワラー地区は「今度、再開発する」と言われながら、今もなおそれほど変わっていない地区である。いったい、いつになったら再開発に入るのだろう […]
詐欺師ほど「人を疑うな」「友情、友好、友愛」と他人を諭す。人を信じさせれば、詐欺師の自分も信じてもらえて騙しやすくなるからだ。暴力団ほど「暴力反対」と他人に言う。他人に暴力を放棄させれば自分が暴力を振るえるからだ。 カルトの教祖ほど「神を信じろ」と他人に説教する。他人が神を信じたら「自分こそが神だ」と宣言すれば相手は自分の思うとおりになるからだ。 「一見、良いことを言っているように見えて、実は裏に […]
ボブ・ディランの『時代は変わる(The Times they are a changin’)』という歌で、このような一節がある。 「あなたは、泳ぎ始めた方がいい。そうしないと石のように沈んでしまうだろう。時代は変わって行くのだから」 時代は常に変わっていく。それは止められない。昨日と今日はまるで同じ一日に思えるのだが、それでも10年前と今日では確かに時代が違っていることを私たちは振り返 […]
あなたは、アダルトビデオが好きだろうか。 日本は異様なまでにアダルトビデオが量産される国なのだが、莫大なアダルトビデオが量産されるということは、すなわちそれだけアダルトビデオを視聴する人口も多いことでもある。 かなり刺激の強いセックス描写が満載のアダルトビデオは、それを見続ける人にとってどのような影響があるのだろうか。 デューク大学神経生物学のローレンス・カッツ教授は、現代人の記憶力と注意力が20 […]
私たちは「伝染病」と言えば、ウイルスが人から人へと伝染していくインフルエンザのようなものだけを想像する。 しかし、伝染するのは病原菌だけではない。 強い感情もまた人から人へと伝染していく。たとえば、憎悪だ。それはとても強い感情なので、共鳴するにしても反発するにしても、相手と同じ憎悪が当事者に発生して、どんどん広がっていく。 憎悪は理性ではなく感情である。感情は往々にして理性を超えるので、憎悪が蔓延 […]
外国は、環境も文化も常識も違う。そうすると、日本の国内で築き上げてきた考え方がまるで通用しないので、どうしても足をすくわれてしまう。外国には想像もしない文化がある。 考え方も、常識もまるで違う国もある。場合によっては日本と180度違うこともしばしばだ。しかし、私たちはいちいちそんな外国の文化を知らない。 そんなところに降り立って、何も分からないまま、何かを決断しなければならない状況というのは往々に […]
アルゼンチンに生まれ、カストロと共にキューバ革命を成功させた筋金入りの革命家、チェ・ゲバラは幼児の頃から喘息に苦しむ少年だったが、異様なまで激しいスポーツを好む性格があった。じっとしていられない子供だった。 大学は医学部に入学したのだが、この頃にオートバイでラテンアメリカを放浪して回り、医学部を卒業してからも、再びラテンアメリカを放浪して回った。その後、メキシコでカストロ兄弟と出会うと、危険な革命 […]
私たちはよく「策略を仕掛けられている」「謀略がある」「陰謀が裏にある」と言う。実際に国際政治・外交の間には、アメリカのみならず、中国でもロシアでも「策略」と「陰謀」の嵐である。 また、国益を得るための「戦略」というものもある。これも正々堂々の正攻法ばかりではなく、裏で「何かを画策」するものが大半だから、早い話が陰謀・策略と同じである。 アメリカCIAも世界各国の策略を読み、世界各国に策略を仕掛ける […]
柔軟な人は、頑固な人と合わない。約束をきちんと守る人は、約束と守れない人とは合わない。優しさを基本にして生きている人は、他人に冷酷な人とは合わない。人間は、いろんな部分で他人と合わない面を持つ。 だから、人間関係は常にトラブルに満ち溢れている。人間関係のトラブルを経験したことのない人は、この世にいないのは断言できる。 性格も、年齢も、職業も、性別も、教育も、国籍も、文化も、宗教も、主義も、それが違 […]
タイ・バンコクの歓楽街には無数のゴーゴーバーがある。そこで出会ったひとりの女性と一緒にいる時、彼女は「自分の生んだ子供がかわいくない」「子供は死ねばいいと思ってる」と、さらりと私に言った。 「本気なの?」と私が言うと、彼女は屈託なく”100%, Yes!”(100%、そうよ)と答えた。 そんな母親も中にはいる。そんなことくらいは私も知っていたが、率直にそのように言う女性を前 […]
野生の動物は、なかなか人に慣れない。なぜか。野生の動物は生き残るために「強い警戒心」を持っているからだ。 「自分に出会う生き物はすべて自分に害を為す」と思っていないと、自分が不意に出会う動物のエサになる。野生の世界では「知らない生き物はみんな友達」などと言っている場合ではないのである。 気を許した瞬間に、あるいはスキを見せた瞬間に、相手に襲われて食い殺される。一瞬でも長く生き延びたければ「強い警戒 […]
「Jカーブ効果」というものがある。「良くなる前には、いったん悪くなる」という現象だ。(ダークネス:「良くなる前には、いったん悪くなる」という現象を認識せよ) 何か新しい技能(スキル)を手に入れたいと考えて欲しい。 学習を始めたとき、いきなり成功することはめったにない。ほとんどは慣れない世界に戸惑い、手順もコツも分からず失敗の連続になる。状況はどんどん悪くなる。しかし、ある時点を超えたら急激に伸びて […]
1988年に東京都足立区綾瀬で起きた「女子高生コンクリート詰め殺人事件」は、今なお語り継がれる凶悪少年犯罪だった。 17歳の女子高生が路上で不良グループに拉致され、約40日に渡って凄惨なレイプ、リンチを受けて、ボロボロになって死亡、遺体はコンクリート詰めにされて東京湾埋立地に遺棄された。 この不良グループはこの事件の前にも別の女性を2名レイプしており、さらに被害総額220万円にもなる店舗荒らし、そ […]
子供に「子供向け」のものばかり与えていると、子供は精神的にも成長することができない。 たとえば、子供向けのテレビやアニメ番組は、正義の味方やヒーローが出てきて、超人的な力で悪をバタバタなぎたおすのが定番になっている。しかし、現実はそうではない。誰も超人的な力など持っていない。 現実では、往々にして悪人がのさばり、善人が打ちのめされている。正義の味方など、どこからもやって来ない。あちこちからやって来 […]
「紀州のドンファン」と呼ばれた野崎幸助氏は金で美しい女を手に入れたが、その3ヶ月後に謎の死を遂げている。(ブラックアジア:◆野崎幸助。結婚して3ヶ月後、何者かに覚醒剤を盛られて絶命) 野崎幸助は77歳だったが、とても大切なことを忘れていた。一緒になる相手は「自分が好きな女性を選ぶよりも、自分を好きになってくれる女性を選ぶ」方が合理的であることを。4000人の女性と関わったと言っていた男は、最後まで […]
愛は永遠ではない。なぜなら人の感情や趣味や好みは一定ではないからだ。人は変わっていく。だから、私は「永遠の愛」なるものを一度たりとも合理的だと思ったことはない。 恋に落ち、燃え上がるのは簡単だ。しかし、愛し続けるのはとても難しい。暑い季節はやがて消えるのだ。激情の愛が消えると、やがて相手の存在が日常化し、感動は冷める。愛の寿命は4年だという人もいる。 相手の存在が日常化すると、今度は心のすれ違いが […]
最近、人間社会の害悪として大きくクローズアップされているものに、ドラッグ依存、ギャンブル依存、ゲーム依存、ケータイ依存等の「依存」がある。 これらの提供者は、人間の心理を研究し尽くして、ユーザーが極度に依存するよう「進化」してきた。ユーザーに依存させればさせるほど、提供者は金を儲けることができる。提供者も、必死になる。 依存とは「のめり込み」から冷めない心理状態である。人々はそこから逃れることがで […]
フランス革命で処刑されたマリー・アントワネットは、庶民が飢えている中で凄まじい浪費と豪華絢爛な生活に明け暮れていた王妃だった。 その過剰なまでのケバケバしさと豪華絢爛な趣味は、確かに人目を惹いた。 過剰のメリットは、何と言っても訴求力があるということだ。訴求力があるというのは、分かりやすい言い方をすると、非常に目立つということだ。 過剰にメイクアップし、過剰に派手な格好をすることによって人を驚かす […]