心理

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◆「痩せれば痩せるほど美しい」という思い込みに支配されて壊れていく女性たち

2020年と2021年のコロナ禍で、「コロナ太り」が増えたという事実がある。ステイホームで運動しなくなった結果、人々はどんどん体重を増やした。私も体重が増えた。(ブラックアジア:腰痛なのでダイエットしたいが、糖質制限ダイエットだけは私には無理そうだ) ところで、一方で若い女性の間でまったく逆の現象も起きていることが分かった。国立成育医療研究センターは、『2020年度に摂食障害の代表的な症状の一つで […]

「誰とでも仲良く」は、あり得ない。きれいごとよりも現実を見よ

相手をハメて精神的に苦しめ、自分は被害者様になって要求をエスカレート、とことん相手を苦しめながら金を引き出させる。それが「被害者ビジネス」である。犯罪者は永遠に被害者の立場で威張り散らす。始末が悪く、陰湿で卑劣な犯罪である。性善説の日本人はこれに弱い。(鈴木傾城)

◆男性恐怖症の女性。男性を嫌悪する女性が風俗嬢になる心理的な経緯とは?

2020年、2021年はコロナ禍で真夜中を野良犬のようにうろつくのをずっと自粛しており、ほとんど夜の女たちと会うことはなくなった。 特に基礎疾患があるわけではないのだが、めまいや聴力低下のこともあって、なるべく身体にダメージを受けたくない。ワクチンを接種するまでは基本的に孤独で過ごそうと思っている。今のところ、東京都からは何の連絡もない。 最近は、書く時間や読む時間を圧倒的に増やしている。真夜中の […]

引きこもりも日本人である以上、私たちは誰でも彼らとは無縁ではないのだ

少子高齢化、引きこもり、8050問題……。「したたかに生きる力」がなぜ日本から欠如してしまったのか。それを考え、答えを導き出し、そして社会を改善していくのは、私たちにとっても役に立つ。なぜなら、そうした改善はめぐり巡って自分をもしたたかにしてくれるからである。(鈴木傾城)

表社会は善人を評価しているのではなく善人を装うのがうまい人を評価している?

人は長い人生の中で、醜悪で過激な本音を静かに隠しながら、本音とはまったく違う建前をうまく演じる方がトラブルなく生きられることを学ぶ。だから「表の顔」を作って、今の生活が壊れないように努力しているのだ。そうなのだ。実は表側がニセモノなのだ。(鈴木傾城) コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い Log In. あなたは会員ですか ? 会員について

デプレッション(意気消沈)。自分自身の心が壊れてしまう前に休むことも大切

コロナ禍や緊急事態宣言の発令は、人々の経済だけでなく心までも押し潰していく。コロナ鬱も自殺も増えた。人生が暗転したとき、自分の気力が常に保たれている保障はない。挫折や失敗を跳ね返すバイタリティさえも奪われていることもあり得る。それが深い深い意気消沈を生み出す。(鈴木傾城)

人はなぜ、クリスマスや年末に自殺したくなってしまうのか

経済的にも人間関係にも苦境に堕ちた人たちは、楽しそうな人たちの姿や街の光景を見つめて、自分にも救いが来るかも知れないと根拠もなく一縷の望みを託す。しかし、孤独の中でクリスマスを終えて、自分には救いは来なかったことを知る。そして、心が折れる。(鈴木傾城)

◆虐待の光景。愛されなければならない時期に虐待を受けるとどうなるのか?

子供は誰もが親から愛されて育つわけではない。激しい虐待を受けて育つ子供たちも大勢いる。 日本でも虐待がうなぎ上りに増えているというのは統計でも報告されている通りだ。2019年に全国で「摘発」された児童虐待事件は1972件だった。 摘発されなかった児童虐待はどうだったのか。厚生労働省が児童相談所による児童虐待相談対応件数を出しているのだが、こちらを見ると平成30年(2018年)の統計で15万9850 […]

プラス思考と成功はリンクしていない。つらい現実を忘れさせるための現実逃避

プラス思考は得体の知れないカルト宗教のように広がっていき、それを信じる人間がカルト教団の信者のようにそれを礼賛するようになった。プラス思考を持つのは心地良い。夢に浸れる。しかし、プラス思考は成功を約束するものではない。しばしば現実に粉砕される。(鈴木傾城)

生活に困ってどん底まで落ちぶれたら、ブランドの背広を着て歩こうと思った日

騙されないようにするためには、常識的な判断を身につけるということくらいしかない。やたら肩書きや家柄を強調する人には気を付ける。社会的立場を自慢する人を信用しない。肩書、経歴、資産、高級ブランドを自慢する人間とカネがかかわる話をするときは最大限に警戒する……。常識が働く人であれば騙されることはないのだが、それでも人生の中で何度かは詐欺師に騙されることもあるかもしれない。それほど、ブランドの力は強いも […]

正義は常に勝つわけではないし、悪は蔓延るし、話しても分からないのが現実

詐欺師ほど「友達になろう」と言って寄ってきて、「この宗教を信じろ、これを買ってくれ、カネを貸してくれ、言う通りにしろ」と操ってくる。現実の社会では、「誰とでも仲良く」という子供向けの理想をそのまま信じて社会に出て、人を疑うことを知らない人間が真っ先に食い物にされる。(鈴木傾城)

相手を変えるより、自分を歓迎してくれるところに行く方がずっと早いし合理的

「価値感」は外国と日本の文化的な違いだけでなく、日本人同士でも違いがいくらでもある。自分や相手が育ってきた時代や、育った場所や、育った環境や、親の性格で、ライフスタイルも考え方も、まるっきり違ってしまう。だから、同じ日本人でも年配の人と若者とは話す言葉も違えば、考え方も違う。(鈴木傾城)

2020年。コロナ危機によって、すでに人間の心を破壊する社会が到来している

今、私たちが放り込まれているのは「恐慌」に匹敵する事態なのだ。これから雇用の不安定化と流動性がどんどん増していき、企業そのものが体力を失って倒れていく。世の中がおかしくなればなるほど、世の中が暗転すればするほど、意識して自分の心を管理しなければ、やがて心も壊れてしまうことになる。今の時代は、意識して自分の心を管理すべきなのだ。(鈴木傾城)

不器用であることや選択肢がないことすらも、大きな武器になる可能性もある

多くの人は極端に器用でもないし、極端に不器用でもない。ほどほどのところで生きている。「どちらかと言えば器用」か「どちらかと言えば不器用」の範疇にある。ほどほどに器用であり、ほどほどに不器用である。しかし普通の人であれば、できれば器用であることや選択肢がたくさんあることを望むだろう。(鈴木傾城)

私たちが生きているのは、誰かを嫌い、嫌悪し、恨み、排斥し、衝突する世界

今の時代は、時代が時代であれば「聖人」ともあがめられるようなローマ教皇みたいな立場の人でさえも批判の対象になるのだから、聖人でも何でもない私たちが、誰かの怒りを買わない方がむしろどうかしている。だから、誰かに嫌われて気に病むのは無駄だ。私たちが生きている世界は、誰かが誰かを嫌い、批判し、嫌悪し、恨み、排斥し、衝突する世界なのだ。それが現実だ。(鈴木傾城)

◆「私も売春地帯で働きたい」という女性読者の強い衝動を抑制していたもの

ブラックアジアは売春地帯を描くところからスタートしている関係上、そのコンテンツには売春する女たちの話と、売春の現場と、売春に関わるアンダーグラウンドの動きに関する記事は凄まじく大量にある。 ブラックアジアは「日本最大の売春考察サイト」であるとも言える。 そうした関係もあって「売春地帯に行きたい」という男たちや、「セックス産業で働きたい」という女たちからコンタクトを受けることも多くある。そのような決 […]

◆カリギュラ効果。ここに「絶対にクリックしてはいけないリンク」がある

「パンドラの箱」というのを聞いたことがある人は多いはずだ。 「絶対に開けてはいけない」と言われていた箱を開けたらありとあらゆる災厄が箱から飛び出して世の中に出ていき、急いで閉めたら希望だけが箱に残ってしまったという神話だ。 私たちの生きている社会には、ありとあらゆる醜怪な犯罪が渦巻いている。そして、人々は疫病に苦しみ、人生の悲嘆に苦しみ、裏切りに苦しみ、貧困に苦しみ、別離に苦しみ、人生の辛苦は途切 […]

◆中性的で大人しく優しい人がいるとする。この人を荒々しく獰猛な人にするには?

豪胆で強欲で上昇志向で、プライドが高く、競争を好み、スリルを楽しみ、対立や衝突をモノともせず突き進んでいく人がいる。 一方で、繊細で無欲で内省的で、協和や調和を好み、競争を好まず、スリルも求めず、対立が生まれると心を痛める人がいる。 この両者はまったく違っている。どちらも自分と対照的なタイプの人間がそこにいるということを知っているのだが、自分が相手のようになれるとは絶対に思わない。あまりにも気質が […]

◆真面目な女性を売春に走らせる「もやもやした気持ち」とは何だったのか?

日本の女性は、確かに厳しい経済環境の中で生きている女性も多い。しかし、明日にも食べていけないほど切羽詰まっているわけではない。多くの女性は、ほどほどに何とか食べていけるところで踏みとどまっている。 つまり、必ずしも売春や風俗に向き合う必要はない。しかし現実を見ると、そういう女性もまた身体を売る世界にいる。 なぜなら、貧困ではないのだが自由に使えるちょっとした現金もないからだ。それをセックス産業で稼 […]

◆どんな相手を選ぶべきか。違う世界の人間を選ぶと余計な軋轢で面倒になる

『現代ビジネス』に、ウェブライターの鷹橋公宣(たかはし・きみのり)氏が、ひとつの考えさせる文章を記している。『娘の彼氏は「刺青」入りだった…「根はいい人」という言葉の違和感』というものである。 鷹橋公宣氏の娘に付き合っている男性ができた。娘が「彼氏を紹介したい」というのだが、娘の言葉に鷹橋氏は衝撃を受ける。その彼氏は刺青が入っていて、かつては暴走族OBでケンカなどを繰り返していた人物だと娘が説明し […]

新しいことが覚えられず古いことばかり覚えている「記憶の逆転現象」の理由

先日、久しぶりにバンコクに行って、ヤワラー地区をも野良犬のようにうろつき回っていた。 この地区を歩くのは約8年ぶりだったにも関わらず、そこに到着したらまるで8年のブランクはまるでなかったかのように、すべての道を思い出した。名前もないような路地裏さえも覚えていた。 ヤワラー地区は「今度、再開発する」と言われながら、今もなおそれほど変わっていない地区である。いったい、いつになったら再開発に入るのだろう […]

「人を信じるのは美しい」と言っている人は、詐欺師でも悪人に見えない

詐欺師ほど「人を疑うな」「友情、友好、友愛」と他人を諭す。人を信じさせれば、詐欺師の自分も信じてもらえて騙しやすくなるからだ。暴力団ほど「暴力反対」と他人に言う。他人に暴力を放棄させれば自分が暴力を振るえるからだ。 カルトの教祖ほど「神を信じろ」と他人に説教する。他人が神を信じたら「自分こそが神だ」と宣言すれば相手は自分の思うとおりになるからだ。 「一見、良いことを言っているように見えて、実は裏に […]

自分を取り戻す方法。「過去のドアを開ける鍵」はどこにあるのか?

ボブ・ディランの『時代は変わる(The Times they are a changin’)』という歌で、このような一節がある。 「あなたは、泳ぎ始めた方がいい。そうしないと石のように沈んでしまうだろう。時代は変わって行くのだから」 時代は常に変わっていく。それは止められない。昨日と今日はまるで同じ一日に思えるのだが、それでも10年前と今日では確かに時代が違っていることを私たちは振り返 […]

◆アダルトビデオの映像は強烈だが、それでも欠けている3つのものとは?

あなたは、アダルトビデオが好きだろうか。 日本は異様なまでにアダルトビデオが量産される国なのだが、莫大なアダルトビデオが量産されるということは、すなわちそれだけアダルトビデオを視聴する人口も多いことでもある。 かなり刺激の強いセックス描写が満載のアダルトビデオは、それを見続ける人にとってどのような影響があるのだろうか。 デューク大学神経生物学のローレンス・カッツ教授は、現代人の記憶力と注意力が20 […]

暴力も自殺も、まるで伝染病のように人々の心に乗り移るという事実を知れ

私たちは「伝染病」と言えば、ウイルスが人から人へと伝染していくインフルエンザのようなものだけを想像する。 しかし、伝染するのは病原菌だけではない。 強い感情もまた人から人へと伝染していく。たとえば、憎悪だ。それはとても強い感情なので、共鳴するにしても反発するにしても、相手と同じ憎悪が当事者に発生して、どんどん広がっていく。 憎悪は理性ではなく感情である。感情は往々にして理性を超えるので、憎悪が蔓延 […]

親にかけられた「呪いの言葉」。この呪いを解くにはどうすればいいのか?

小さな子供にとって「親」が唯一絶対の存在だ。ある時期まで親は「神」であると言っても過言ではない。親がいなければ子供は生きていけない。 そのため、両親が間違った教育や愛情や環境で子供に接し続けた場合、子供はその親から大きな精神的ダメージを受け続け、そのダメージを大人になっても引きずることになる。 たとえば、親が子供に「お前は何をやっても駄目だな」とか「お前はクラスの中で、兄弟の中で、一番駄目な子だ」 […]