ルサンチマン

知的レベルの高くディベート能力の高い人間を簡単に粉砕するたった1つの方法?

闘争には「殺し合って決着を付ける」から「ディベートで決着を付ける」まで、さまざまなバリエーションがある。現代は「ディベートで決着を付ける」のが正しいことになっているが、それは知的レベルの高い人が作った社会システムの中の常識であると考えることもできる。(鈴木傾城)

◆底辺に落とされた人間の復讐劇が始まる。復讐感情(ルサンチマン)が爆発する

日本はあまりにも与党・自公民が愚か過ぎて、もうかれこれ30年近くも経済成長をさせることができない。しかし、そういう政党がまだ政権を担っている。「他に任せられる政党がないので仕方がない」と国民もあきらめている。まさに末期症状だ。 言うまでもないが、経済成長させることができないのが30年の実績で判明している政党にまだ政権を託しているのだから、客観的に見ると日本がもっと落ちぶれていくのはもう避けることが […]

◆安倍晋三元首相の暗殺現場を見て思うこと。社会に復讐する次のジョーカーは再び現れる

8月6日と言えば日本にとっては広島原爆が落ちた戦争の悲しい出来事があった日だったが、2022年のこの日、私は安倍晋三元首相が銃撃された現場をそっと訪れていた。 昼間から身体が重くなるような暑い日だったので、午後5時過ぎに行ったのだが、それでもこの日はうだるような暑い空気がずっと残っていた。現場となった近鉄の大和西大寺駅で降りるとじんわりと汗に包まれた。 この駅は近鉄奈良駅から2つほど大阪側に戻った […]

◆貧困地獄の泥沼化。次々とジョーカーが生まれ、70代や80代の風俗嬢も登場する

安倍首相が殺されたのは陰謀だという話もあるのだが、私はそういう説にはあまり関心を持っていない。 今の資本主義社会でうまく生きられず、非正規雇用で社会の底辺にいた男性が、統一教会に家庭をめちゃくちゃにされたことによる恨みで一方的に安倍晋三氏を恨み、事件を引き起こしたものだとシンプルに考えている。 自殺をも覚悟している何も持たない貧困男性が、もう所持金も失ってにっちもさっちもいかなくなり、統一教会に関 […]

「無職」か「極貧」か「自殺」か……。もはや日本国民は限界にまで来ているのだ

現代の日本社会は、まるで若年層に次の3つの選択肢から好きなものを選べと言っているように見える。「無職」を選ぶか「極貧」を選ぶか「自殺」を選ぶか。このような閉塞的な社会は、これからもずっと続いていくのかもしれないが、もはや日本国民は限界に達している。(鈴木傾城)

どん底の人たちが社会に恨みを持ち、大量殺人・衝動殺人に走る姿が日常化する

ガソリンが大量殺人の最適解だと理解され、手口は共有化された。そのため、これからはガソリンをまいて火をつける大量殺人が増えるかもしれない。あるいは、満員電車で事件を起こす人間も出るかもしれない。満員電車でガソリンをまかれて火をつけられたら逃げられない。(鈴木傾城)

◆ジョーカー。這い上がれない人間が最後に辿り着くのは善悪を超越した暴力世界

2021年8月6日、小田急線で無差別切りつけ事件が発生している。この事件は社会でうまく生きていくことができない36歳の男が自暴自棄になって小田急線内で他人を切りつけ回って電車に火を付けようとした事件だった。 「幸せそうな女性を見ると殺してやりたい」と男は述べた。 そして11月22日、今度はこの事件に触発されて25歳の男が京王線で同じような事件を起こして逮捕された。仕事では失敗し、友人関係もうまくい […]

◆日本も「ジャパニーズ・トラッシュ」が今後、生まれてくるという現実を知れ

日本で貧困が増えるというのは、1990年代のバブル崩壊による超就職氷河期の出現、そして企業のROE経営促進による非正規での雇用の増加、さらに低賃金・悪条件での雇用を維持するための隠れ移民政策の推進の3点で決定づけられた。 日本企業はイノベーションで成長を起こし、職場改善を行って従業員に高賃金・好待遇を与える道を選ばず、ただただ従業員を低賃金・悪条件で使い捨てする道を選んだので今後も雇われて生きる日 […]

たったひとつの社会的不利が、どんどん人生を悪化させていく残酷な現象もある

今は何とかうまく生きていても、私たちはいつでも何らかの問題を1つ抱えることで、社会のどん底にまで堕ちる危険にある。たった1つの不運がどんどん苦難を呼び、深みに落ちていく。それを避けられればいいが、誰もが幸運に恵まれているわけではない。(鈴木傾城)

◆トー横で知り合った18歳男子と14歳女子がオーバードーズして飛び降り自殺

閲覧注意世間的にはあまり知られていないのだが、歌舞伎町は「自殺の聖地《メッカ》」である。最も多い自殺の方法は「飛び降り」だ。 そのため歌舞伎町で夜働く人たちからが「歌舞伎町は空から人が降ってくるところ」と自嘲気味に言っている。(ブラックアジア:空から人が降ってくる街、歌舞伎町。境界線を踏み越えたら助からない) なぜ自嘲気味なのかというと、こんな街で生きていたら、いつどこで自分も空から飛び降りること […]

◆炎上商法。弱者をあざける人間はアシッド・アタックのターゲットになるのでは?

東京メトロ白金高輪駅で22歳の男性に硫酸をかけたとして、傷害容疑で逮捕されたのが25歳の「花森弘卓」容疑者である。アシッド・アタックは被害者に一生の傷を与える残酷な犯罪だ。 当初、かなり大きな恨みがあったのではないかという推定とは裏腹に、被害者と加害者の深い私怨が浮かんで来ないどころか、むしろ関係がそれほど濃密でもなかったことが分かってくるようになっている。加害者の花森弘卓は警察にこのように答えて […]

◆対馬悠介。勝ち組や成功者に「強い憎悪」を持って見つめる人間は彼だけか?

8月6日20時頃、小田急小田原線の電車内で対馬悠介という36歳の男が突如として刃物を取り出して、女性を切りつけ始めた。先頭車両からどんどん車両を移動して、若い女性を見つけてターゲットにすることに決めた。 狭い電車内で人々が逃げることができないのを見計らって対馬悠介は犯行を行っていた。複数の乗客が刺されて、電車内はパニック状態に陥って逃げ惑う。途中で刃物の柄の部分が折れたので、対馬悠介は今度はサラダ […]

教育の荒廃も「経済格差」から生まれ、それが日本社会そのものを荒廃させていく

日本人が日本いつまでも先進国であると思っている。そうだろうか……。非正規雇用者、ニート、引きこもり、生活保護受給者がどんどん増えていることを見ても分かる通り、今後は日本の底辺層は想像以上に増えていき、それが日本の標準的な光景になっていく。(鈴木傾城)

セルフネグレクト(自己放任)によるゴミ屋敷。私も何かあればそうなるのか?

孤独によって心が荒んでいく人は多い。孤独がどうしても解消できず、「自分は社会に必要とされていない存在だったのだ」と悟った人はどうなるのか。やがて自暴自棄になり、世の中のすべてがどうでもよくなっていく。そんな中でゴミを捨てようという気になるだろうか?(鈴木傾城)

◆「もう死ぬしかない」という絶望は、底知れぬ楽観主義と喜びをもたらす?

貧困の奥底にあるものとは何か。それは、もがいてももがいても這い上がることのできない絶望と、あきらめと、もう何をしても無駄だという苦しみだ。そんな状況に追い込まれたら、もはや笑みすらも忘れてしまうかもしれない。 しかし、追い詰められた人たちの中には、何か突き抜けたような明るさを持っている人がいる。自暴自棄に陥った人の中には、奇妙なまでに明るくなることがあるのだ。 これで思い出すのがフィリピンの女性た […]

◆自殺配信。疲れ果てた人にとって、永遠に楽になれるという事実が自殺だった

2020年2月18日。世の中が新型コロナウイルスの恐怖で右往左往している最中、横浜市瀬谷区にある相鉄線の瀬谷駅でひとりの女子高生が自殺している。防犯カメラによると、彼女は特急が通過する直前に線路に飛び降りて死んでいた。 死ぬ前、彼女はホームのベンチにスマートフォンの動画を撮影している状態にして置いていて、自分が電車に飛び込む瞬間を撮影していたのだった。彼女は何日も前から「死ぬ」と宣言していた。そし […]

◆連続レイプ鬼を生み出す機能不全家庭の共通点と、これから日本で起きること

閲覧注意ジャック・モガレという南アフリカ出身の男がいる。この男は分かっているだけで19人の女性をレイプし、16人を殺し、9人を誘拐して、61件の罪状で有罪判決を受けた。凶暴極まりない男だった。 南アフリカでは、ファンウェル・クマロという男もいた。この男は分かっているだけで103人の少女や女性をレイプしていた連続レイプ鬼だった。同じくセドリック・マーケという男は、車に乗っていた男を射殺し、女性をその […]

◆貧困に堕ちた移民が最も効率良く稼げる非合法ビジネスが「ドラッグ売買」だ

食い詰めた移民の貧困層は、強盗や窃盗やレイプなどの犯罪を犯し、さらにテロなども引き起こすようになっていった。そして、貧困層が最も効率良く稼げる非合法ビジネス「ドラッグ売買」に手を出すようになった。かくして、欧米のほぼすべての国でドラッグの蔓延が深刻化し、解決不能になった。(鈴木傾城) コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い Log In. あなたは会員ですか ? 会員について

暴力も自殺も、まるで伝染病のように人々の心に乗り移るという事実を知れ

私たちは「伝染病」と言えば、ウイルスが人から人へと伝染していくインフルエンザのようなものだけを想像する。 しかし、伝染するのは病原菌だけではない。 強い感情もまた人から人へと伝染していく。たとえば、憎悪だ。それはとても強い感情なので、共鳴するにしても反発するにしても、相手と同じ憎悪が当事者に発生して、どんどん広がっていく。 憎悪は理性ではなく感情である。感情は往々にして理性を超えるので、憎悪が蔓延 […]

◆地獄から這い上がれない人間にも捨て身の夢の叶え方がある

「面白おかしく好きに楽しく生きたい」と誰もが考える。しかし、それでも私たちは自分自身にブレーキをかける。 朝は眠いのに早く起きて、面白くも楽しくもない仕事をして、本当に食べたいものも食べず、アルコールもちまちまとセーブし、まわりに気兼ねしてタバコも吸わず、健康を害すると言って暴飲暴食もしない。 欲しいものがあっても我慢し、借金をしたら後で首が絞まると言われるので我慢に我慢を重ねる。どこか旅行でもし […]