香港

香港はすでに中国に侵略された。香港の自由や民主主義はもう二度と戻らない

ほとんどの香港人は、中国共産党政権の監視と支配の中、香港に残る。香港には彼らの生活があり、仕事があり、友人がいて、家族がいる。外国への移住は、よほど資産がないと成し遂げることはできない。多くの香港人は涙を飲んで「中国人になる」しかないのだ。(鈴木傾城)

一国二制度の崩壊。香港は激しい対立と衝突で破壊され尽くされるのだろうか?

そもそも、一国二制度というのは中国政府にとっては西側諸国の植民地の残滓にしか過ぎないものであり、本来であれば香港は中国政府が自分の意のままに支配して然るべきという意識がある。中国が特に「気に入らない」のは、香港に「言論・報道・出版の自由、集会やデモの自由、信仰の自由」があることだ。(鈴木傾城)

英語名(イングリッシュネーム)。日本の子供たちも英語名になるのか?

香港はイギリスの植民地だった歴史もあって、英語名(イングリッシュネーム)が社会に定着している。 私は最初、このイングリッシュネームというのは香港人が統治国イギリスに憧れて勝手に付けたものだったのかと思っていた。しかし、調べて見るとまったくそうではなかった。 中国語の声調が英語では表現できずに名前がうまく判別できず、イギリス人が中国人の名前を便宜上「分かりやすくするため」に付けたのが始まりだった。 […]

すべてを中国共産党政権の支配下に収める野望はやがて日本に牙を剥く

香港の「逃亡犯条例」改正案は、103万人に及ぶ国民の大反対のデモと大混乱を引き起こした。(ブラックアジア:揺れる香港。逃亡犯条例改正案が通れば、もう香港の一国二制度は終わり) 混乱が続く中で、世界各国の非難を見た香港特別行政区行政長官キャリー・ラムは「分が悪い」と思ったのか、しぶしぶ「審議を無期限で延期する」と発表したのだが、これで香港は平穏に戻ったわけではない。 なぜなら、キャリー・ラムは「改正 […]

揺れる香港。逃亡犯条例改正案が通れば、もう香港の一国二制度は終わり

香港は「一国二制度」で、中国共産党政権の直接支配になっていない。香港は「特別行政区」として民主主義で運営されている。 しかし、中国は徐々に香港を「中国化」しようとしている。2011年には義務教育に中国共産党政権を賛美するような教育カリキュラムを導入しようとして「我々を洗脳するな」と学生から大反発を食らった。 さらに2014年には、香港を乗っ取ろうと行政長官選挙に介入するようになり、これに反撥した香 […]

棺桶部屋に金網部屋。香港の極限的な住環境はこれからも改善されない?

香港の貧困層の住環境は凄まじくひどい。香港は狭い土地なので、人口が密集すると住居がどんどん貴重なものになっていき、家賃がどんどん上がっていく。 そこに、中国大陸から金持ちがどんどん香港の土地を買い漁っていく。そうなると、カネがない人間は住居に困窮することになる。 その結果、どうなったのか。 貧困層はもはや畳一畳の空間くらいしか持てなくなった。2013年にはブラックアジアでこのような記事を上げている […]

◆香港の売春ビジネスが、摘発されても絶対に消えない理由

香港では、中国大陸から来た女性たちが売春ビジネスで荒稼ぎする最前線となっている。 1980年代、1990年代は、フィリピンやタイの売春女性がメインだったが、その後は急激に大陸女性に置き換えられていったのはよく知られている。 大陸から来た女性たちは、一回の売春ビジネスで得られた金の多くを搾取されているというのは、以前にも書いた。(香港マフィアと警察に踏みにじられる大陸の売春女性たち ) こういった売 […]

◆香港マフィアと警察に踏みにじられる大陸の売春女性たち

香港には「売春ビル」がある。「141」と言っても日本人には何のことなのかまるで分からないと思うが、香港人がこの「141」という数字を見ると、すぐに売春ビジネスを思い浮かべる。 実は、この141というのは、売春ビルでの「1部屋1女性」を意味している。 狭い香港なので、売春地帯は他の国のようにストリートに沿って広がるのではなく、ビルそのものが売春地帯になっていくように発展した。 香港の男たちはまず、イ […]

◆先進都市「香港」で暮らす貧困層の、劣悪で問題のある住環境

香港は中国であって中国ではない。香港は金融都市であり、観光都市であり、自由貿易都市である。そして、非常に裕福な国、裕福な人たちが住む地域というイメージがある。 しかし、香港は狭い地域だ。日本で言えば、札幌市と同じくらいの広さしかない。 あまりにも狭い地域なのだが、そこに大量の人々がなだれ込んでくる。現在、700万人が住むと言われているが、それは公称であり、実際には約800万人と見るのが実態に近いの […]

◆古き良き香港を映した名作「慕情」の著者ハン・スーイン死去

2012年11月2日。映画「慕情」の原作者だったハン・スーインが死去したという。映画「慕情」がいくら名作だと言っても、もう知っている人はいないはずだ。 これは1955年の映画であり、まさに「大昔」と言ってもいいほど昔の映画だからである。また観たことがあるという人でも、すでにその内容すらも覚えていないに違いない。 しかし、このロマンチックな主題歌は未だに聴かれる。 題名は”Love Is […]

◆かつて、香港の魔窟と言われた九龍城(クーロン城)の光景

1987年、香港政府が九龍城(クーロン城)を閉鎖するというニュースが流れて、当時のテレビでは「一度入ると出られない」と言われた九龍城の特集が大きく流れたことがあった。 もうこの魔窟は取り壊されてしまって久しいので、九龍城のことを知らない人もいるかもしれない。 九龍城は違法建築の雑居ビル(そのほとんどがペンシル・ビル)が無計画に建ち並んで、互いに上階でつながったり、屋上にまた家屋が作られたりしたりし […]