赤線地帯

◆物価が上昇するなら、真夜中の料金もいずれは上昇するので適応する必要がある

日本の物価は2022年3月から急激に上がっていき、これまで1%台だった消費者物価指数は4月になるといきなり2%に到達し、以後も止まらず上昇を続けて、2022年12月にはとうとう4%に到達する騒ぎとなっている。 その背景には、ロシア・ウクライナ戦争によるエネルギー価格の高騰、止まらない円安、コロナ禍による供給制約や物流混乱、日本国内の人手不足による人件費の上昇、企業の便乗値上げ、政府の緊縮財政などの […]

◆次の戦争に巻き込まれたら、日本でまた赤線地帯や青線地帯が復活するかも……

ウクライナが無差別攻撃でめちゃくちゃになり、ロシアも強烈な金融制裁で国家崩壊していくと、多くの女性たちが真夜中の世界に堕ちていくことになる。(ブラックアジア:20年前にバンコクで出会ったロシア女性のこと。あの時、彼女に何があったのか?) 戦争はおびただしい女性を地獄のどん底《ボトム》に突き落とす巨大なファクターなので、EU(欧州連合)各国や東南アジアの歓楽街で彼女たちが売春地帯に堕ちる動きを止める […]

◆映画『赤線地帯』に見る、1950年代の日本の裏社会の出来事

日本は1945年に敗戦を迎え、日本に上陸したGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)はすぐに公娼廃止指令を出した。 しかし、日本には「遊郭文化」が根付いていたので、そう簡単に売春ビジネスは消えなかった。遊郭は「特殊飲食店(カフェー)」に鞍替えして生き残った。 政治家や官僚も遊郭で政治を語り、男は遊郭で友情を深めるのが当たり前の時代だった。GHQの命令には、日本人の上から下までみんな反対した。 やがて、 […]

◆与謝野晶子は売春地帯を廃止せよと叫んだが現実に敗北した

日本は明治・大正・昭和初期までは貧困が広く深く蔓延していたので、女性が「身を売る」というのは決して珍しいことではなかった。 現在、東南アジアや南米やアフリカの貧困国に売春地帯や売春女性が溢れているように、日本も昔は売春女性が溢れていた。教育も資産も仕事もない女性ができることと言えば、それしかないのである。 だから、昔の日本は売春女性を表す言葉が、驚くほど豊富に存在した。 売笑婦、売春婦、酌婦、夜鷹 […]