グローバル化と多文化共生は最後に何をもたらすのか? 衝撃の結末を理解せよ
「グローバル化」というのは何かというと、企業が安い労働力を求めて外国に出ていくことである。「多文化共生」というのは何かというと、企業が安い労働力を外国から連れてくることである。安い労働力が満ち溢れる国は貧困が満ち溢れる国である。最後には悲劇が待っている。(鈴木傾城)
「グローバル化」というのは何かというと、企業が安い労働力を求めて外国に出ていくことである。「多文化共生」というのは何かというと、企業が安い労働力を外国から連れてくることである。安い労働力が満ち溢れる国は貧困が満ち溢れる国である。最後には悲劇が待っている。(鈴木傾城)
「家族の絆」はとても美しい概念だ。親は子供を愛し、子供は親を愛し、いつまでも理屈を越えた愛でお互いを支え合う。冷酷無情の犯罪者ですらも、自らの家族を愛する姿勢を持つ。 日本もかつては家族の絆がとても重視された社会だった。 しかし、それはもう過去の話となった。戦後の日本はアメリカ風の個人主義が浸透していき、「家」や「家族」を重視するのは古くさい考え方とされ、大家族も解体されて核家族が普通となっていっ […]
もはや国に頼れる時代は完全に終わった。そして日本は、本格的に貧困者が増える事態が避けられなくなっている。全体を見れば、社会構造は貧困に向かっている。そうであれば、もう「貧困を抜け出すにはどうすればいいか」という議論は終わったと言っても過言ではない。(鈴木傾城)
60代、70代以上の世代は「山谷・釜ヶ崎」と聞けば、もう反射的に労働者が道ばたに転がる暗黒の地域を思い浮かべるだろうが、今の若い世代は「山谷・釜ヶ崎」と言われても場所も歴史も何も知らない。行政が歴史の暗部を消したのである。日本の行政はホームレスが嫌いなのだ。(鈴木傾城)
「境界知能」というのを聞いたことがあるだろうか? 最近、「境界知能」の人たちの存在がクローズアップされるようになってきている。 知能はIQで計られるのだが、IQ90〜109が平均値で、110以上はIQが高い人であり、IQ130以上の人は天才の領域に入る人でギフテッドと呼ばれている。逆にIQ70未満は知的障害とWHO(世界保健機関)は定めている。 誰でもIQが高ければ良いのにと願うと思うが、ほとんど […]
日本の社会保障が崩壊したら、一気にホームレスの群れが増大する。「ホームレスって?言っちゃ悪いけど、本当に言っちゃ悪いこといいますけど、いない方がよくない?」という男は、ホームレスまみれになった日本で生きていけないに違いない。(鈴木傾城)
シェアは最先端のスタイルのように見えるでの若者がそれに飛びついている。しかし私はシェアが新しいスタイルとはまったく思っていない。まずシェアが「社会のどこで成り立っているのか?」を考えて欲しい。シェアは、常にどん底に生きる人たちの社会で成り立っているのだ。(鈴木傾城)
好きでもないようなものは興味を失うのも早い。趣味であればすぐに見向きもしなくなるし、仕事であれば辞めることばかりを考えるようになる。日本人は合わない仕事でも惰性でだらだらと続ける人が多い。「好きなことで食べていく」という発想を持たない人が多いので、好きなことを仕事にしようとしないのである。(鈴木傾城)
国民からしてみたら、「40年も国民年金をかけ続けたのだから、老後が年金で暮らせないのはおかしいではないか」と思う。しかし、政府は国民年金を次のように考えている。「最低限の生活は国民の自助努力によって達成すべきであり、国民年金はそれを補助するためのものである」(鈴木傾城)
死にもの狂いの労働、身体が壊れるような強度の労働であっても、それが豊かさを約束せず、むしろ人間性を破壊してしまうときもある。どん底で生きていた女性たちがそうだったのだ。「一生懸命に働いたら豊かになれる」は限られた世界の話であって、現実はそうでないこともある。(鈴木傾城)
貧困を余儀なくされている人たちを社会が救済できなければ、彼らの子供たちもまた貧困層から抜け出せなくなる。政府はこうした現状に危機感を覚え、だからこそ「こども庁」の創設に向けて動いている。この問題の対処を失敗すると、子供たちだけでなく日本にも未来はない。(鈴木傾城)
敗者は転落すればするほど誰からも相手にされなくなる。最後には排除されるところにまで追い込まれる。いったん、そこまで落ちていったら手を差し伸べる人はほとんどいなくなる。それよりも排除する人の方が増えていく。ホームレスの襲撃や殺害はそうやって起きている。(鈴木傾城)
生活保護を申請しない人は大勢いる。様々な理由や事情がある。私は明らかに生活保護を受けた方がいいと思う人には大勢会ってきている。しかし、私はアドバイスをする資格すら自分にあるとは思えなかった。当事者の心境は、端から見ている第三者には計り知れないほど深く暗い。(鈴木傾城)
経済的な動きから観ると、もう先進国の人間が一方的に有利だというのはない。現代社会で起きているのは、たとえ先進国で生まれても持たざる者が大多数になって「先進国=豊かという概念が消える」動きでもある。途上国でも豊かになる人は豊かになり、先進国でも貧しくなる人は貧しくなる。(鈴木傾城) コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い Log In. あなたは会員ですか ? 会員について
コロナ禍で多くの非正規雇用者が給料減・雇い止め・リストラに遭って苦しんでいるのだが、その中でも非正規雇用者の多くを占める女性が最も追い詰められている。 ワクチン接種は世界中で始まっているのだが、2021年はまだまだコロナ禍が社会を覆い尽くしたままなので、女性の苦境は止まらない。コロナは人と人の接触を避けなければならないので、水商売でも風俗でも稼げない。 生活も、コミュニケーションも、夜の世界も、す […]
ホームレスの人を見かけたからと言って、誰も助けずに通り過ぎるのは、人々は冷たいからではない。人々は他人事のように思っているからではない。ホームレスの人を助けるとしても、ホームレスはひとりではない。助けても助けてもキリがなく、自分の力ではどうしようもない。貧困に苦しむ人たちを見て「何とかしてあげたい」と思っても、自分にできることは限られている。しかし……(鈴木傾城)
貧困の奥底にあるものとは何か。それは、もがいてももがいても這い上がることのできない絶望と、あきらめと、もう何をしても無駄だという苦しみだ。そんな状況に追い込まれたら、もはや笑みすらも忘れてしまうかもしれない。 しかし、追い詰められた人たちの中には、何か突き抜けたような明るさを持っている人がいる。自暴自棄に陥った人の中には、奇妙なまでに明るくなることがあるのだ。 これで思い出すのがフィリピンの女性た […]
日本でも「学歴」がないと、それだけで職業選択の自由は大幅に制限される。「日本は自由な社会だから何でも好きな仕事ができる」と思ったら大間違いで、学歴で職業は区分けされている。場合によっては正社員にもなれない。職業選択の自由があるというのは幻想で、そんな自由はない。(鈴木傾城)
日本人のほとんどは、ストリート・チルドレンに揉まれた経験がない。そのため、彼らを無視できない心境になる。無視したくても、それを上回る執拗さと粘り強さであなたの施しを求めてくる。あなたが誰かひとりに施すと、それ以上の子供たちがあなたを取り囲む……。(鈴木傾城)
どん底(ボトム)に落ちれば落ちるほど、その克服は思った以上に困難となる。絶対貧困にまで落ちると、這い上がることもできないほど悲惨な状況になってしまうのだ。この現象はインドだけではない。すべての国でそうなのだ。(鈴木傾城)
風俗産業はコロナによって壊滅的ダメージを受けている。これは風俗業界のメインストリートと化しているデリヘルも例外ではない。デリヘルは3月に入ってから客が激減し、デリヘル嬢も食べていけなくなった。 一部はそれでも鬼出勤してデリヘルにしがみついて生きている。そして、一部は昼職のパートやアルバイトのような職を探して生活レベルを落として生きている。 そして、さらに一部は違う分野にも参加している。(ブラックア […]
日本人は「日本で極度の貧困は発生しない」と考える。しかし、政治的混乱、経済悪化、社会保障費の大削減、福祉劣化、インフレ、暴動、預金封鎖、戦争、超巨大地震など「絶対に起こらないだろう」と思われていることが起きたら、想像を絶する貧困が広がるかもしれない……。(鈴木傾城)
貧困と格差が渦巻く社会のどん底(ボトム)には、そこから何とか這い上がりたいと必死で努力しても力が及ばなかったり、様々な不運が襲いかかってやむなく転がり落ちてしまったり、病気だったり、心身に障害を持っていたり、子供の頃から見捨てられていたりして苦しんでいる人たちがいる。しかし、ただ「面倒くさいので自分から何かしたくない。何もしたくない。だから、誰か俺を何とかしろ」と思って何もしない人もいる。(鈴木傾 […]
日本はこれからも豊かさを維持できるのだろうか……。少子高齢化の弊害によって社会が硬直化し、イノベーションが消え、人々は社会変革を拒み、若者は結婚できず、実質賃金は30年ほとんど上昇せず、国力が目に見えて低下してく中で、日本は今まで通りの経済力と国際的影響力を保持できるだろうか。(鈴木傾城)
日本のどん底(ボトム・オブ・ジャパン)は広がっている。中国発コロナウイルスによって、こうした「どん底」はさらに広がっていく。近日中に、『ボトム・オブ・ジャパン(日本のどん底)』という書籍を出します。発売されたら改めて周知します。是非、手に取って下さい。(鈴木傾城)
日本も相対的貧困の層が全世帯の16%を超えるようになっているのだが、日本経済が縮小していけば、相対的貧困の貧困のレベルがどんどん落ちていくのは避けられない。たとえば、生活保護制度や年金制度が、受給者の増加を嫌って大幅に額を減らされたら、どうなるのか……。(鈴木傾城)