絶対貧困

国民の48.2%が絶対貧困。ミャンマーは近いうちに「飢餓国家」になっていく

ミャンマーは当初から東南アジアで最も貧しい極貧国家だったのだが、事態は良くなるどころか、より悪化した。国民の約半分が一日約120円未満で生活しなければならない「絶対貧困」となる。絶対貧困のミャンマーの子供たちは今、雑草を食べて飢えをしのいでいる。(鈴木傾城)

◆他人の「施し」に頼って生きるのが恐ろしい結果を招く理由

インドはバクシーシという文化があるのだが、このバクシーシというのは、金を持った人間が、金を持たない人間に「施し」を与えるものである。 インドはカーストという身分制度が薄れてきたとは言えども未だに続いている国だ。今も貧困層の多くは低カーストか、もしくはカーストにも入れない不可触民(ダリット)である。 こういった貧困層はその身分制度があるが故に、その一生を貧困の中で暮らすことが多い。だから、彼らは金持 […]