新型コロナウイルスが蔓延するこの状況で旅行する価値はないと私は思っている

新型コロナウイルスはすでに中国から世界に向けて広く拡散した。こんな状況になっても、海外に旅行に行きたい人は大勢いるはずだ。しかし、もうこうなった以上は海外旅行はしばらく延期した方がいいに決まっている。私もしばらく海外に行かないことに決めたのだが、ブラックアジアの読者にも海外に行くのはオススメしない。(鈴木傾城)

◆イスラム圏の女たちに好かれたくてヒゲを生やして空港でテロリスト扱いの日

新型コロナウイルスの蔓延によって、グローバルな人の流れがじわじわと制限されるようになっている。 日本政府は中国・韓国・イランからの入国拒否を原則として拒否することに決めたのだが、日本人もインドを含めてあちこちの国から入国制限されるようになっている。 新型コロナウイルスを水際対策で阻止するには、人の入出国を管理するしかない。だから、2020年の海外旅行は不便かつ不自由なものになる。 日本からの渡航者 […]

何もない時期でもトラブルが起きるのが旅。新型肺炎で面倒が重なっていく

こういう時期に旅行に行くというのは、確実に面倒に巻き込まれる可能性が増えるということを意味する。状況は刻一刻と変化しているので、場合によっては計画通りに戻れないかもしれない。旅行に行って新型コロナウイルスにかからなくても、まわりが普段とはまったく違っているので、面倒を楽しむのが目的ではないのであれば、この時期の旅行は避けるのが無難だ。(鈴木傾城)

格安航空会社の狭い座席に6時間耐えてタイ行ったが、意外と何とかなった

今回の旅で、タイにはLCC「タイ・ライオンエア」で行き来した。私は海外をLCC(格安航空会社)で行き来するのは初めてだったのだが、行きは2時間30分も遅れて出発するというアクシデントで散々な目に遭った。 座席は狭いと言われていたので覚悟はしていたが、座った時にはそれほど狭いとは感じなかった。隣に座ったのが女性で身体が小さくて圧迫感がなかったからかもしれない。 意外に問題ないと思って喜んでいたのだが […]

スマートフォンだけでよかった。今回はあまりにも余計な荷物を持ちすぎた

旅すればあちこちの写真を撮りたくなるので、多くの人は一眼レフやコンデジを持っていくと思う。私も今回は、カメラとしてのアイフォーン、キヤノンのコンデジ、動画用のゴープロ(GoPro)を準備した。 しかし、あれこれ持ち歩いて、結局ストリートのスナップ写真を撮るだけなのであれば、もうコンデジもゴープロも必要ないということを悟った。シンプルにアイフォーンひとつでよかった。 さらに私はアップル・ウォッチまで […]

  • 2019.04.19
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政府が与えてくれた「10連休」を、旅で消化するのは悪い選択肢ではない

2019年のゴールデンウィークは、新天皇の即位に伴って2019年に限って5月1日を祝日とすることが決まったので、空前絶後の「10連休」となる。長いバケーションを取る欧米人にとって10連休くらい大したことはないはずだが、日本人にとって10連休は相当な期間のように感じているはずだ。 せっかくの10連休だから、旅に出るという人も多いだろう。 全日本人がいきなり10連休を取るのだから、当然のことながら移動 […]

◆増え続ける童貞や処女は、セックスが時代遅れであることを示す兆候?

文明の進化とは「肉体感覚を喪失させる方向」で進んでいることは以前から指摘されている。 肉体感覚の喪失は、都市化された文明の最先端で顕著だ。人々は歩かなくなった。車が普及し、交通が発達し、歩かなくてもよくなったからだ。 エアコンディションもまた肉体感覚を喪失させる。温度を一定化させることによって、肉体感覚を感じないようにしているのだ。 私たちはシャワーを浴びて清潔な状態を保ち、ふかふかのベッドで快適 […]

◆不法滞在していた男を見聞きして、自分だったらと考える日

ドナルド・トランプが大統領に就任してから、メキシコ人の密入国者が次々と摘発されて強制送還されている流れがある。 実はこの「不法滞在者の摘発」はメキシコ人に限って行われているわけではなく、すべての人種が標的だ。 まさか日本人は不法滞在での強制送還は関係ないだろうと思っていると、実は日本人の不法滞在者はアメリカがダントツに多く、約3万人近くの日本人が強制送還されるのではないかと怯えている。 また学生ビ […]

  • 2018.04.03
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◆海外で困窮する日本人はアジア地域で全体の約70%を占める

2017年12月11日、外務省は海外邦人援護統計を公表しているのだが、これによると2016年1月1日から12月31日までの間で起きた邦人援護は、過去10年において最も多かった。その数は2万0437人だった。 邦人援護に関しては、国情悪化・テロ・災害、重大事故から、強盗・窃盗・詐欺などで援護の細目は多岐に渡っている。その中で最近になって目立つのは「所在調査」であると外務省は報告している。 所在調査と […]

◆カオサン2005。私はいつも翌朝には「出ていけ」と言われた

ブラックアジアでは『傾城フォト』として、高画質大画面の写真をしばしば載せている。(傾城フォト 一覧(ブラックアジア高解像度ストリート写真)) 大きな写真を見せるシステムは「google photos」を使っていて、これはこれでいいのだが、インターフェイスが画像を一枚一枚淡々と見ていくものになっている。 これはウェブサイトを使っているという感じでもなく、さらにコメントも読んでもらいにくい。 写真をう […]

◆旅慣れた人も事件に巻き込まれるのは、人は見抜けないから

タイのパッポンやスクンビット界隈では、片足がない男が観光地で地面を這って物乞いをしていることがある。服はドロドロになって、顔面も泥にまみれている。 同情した多くの観光客がこの男が片手に持つカップに次々と金を恵んでいく。 しかしこの男は、物乞いの仕事が終わると物陰でズボンを脱ぎ、片足を縛っていた紐をほどいて両足で歩きながら帰路につく。本物もいるのだが、そうでない人間も混じっている。騙される旅人はとて […]

◆飛行機は窓側に座るべきなのか、通路側の方がいいのか?

昔は飛行機のチケットを取っても、座席は当日にカウンターで「窓側に」「通路側に」と頼んで、空いている座席がなければ仕方がなく自分の希望と違うところに座るしかなかった。 しかし、最近はインターネットでチケットを予約すると、航空会社のサイトで座席の予約ができることが多くなった。 すべての航空会社でこのようなサービスをしているのかどうかは分からないのだが、アメリカ系や日系の航空会社はほとんどが座席予約があ […]

◆何もしないでブラブラしているのは楽しいのか。もちろんだ

最近は、貧困と言えば何でもかんでも「社会が悪い、政治が悪い」という話になる。確かに社会環境は悪くなっており、働いても報われない人も多いのでそれは間違いではない。 しかしそんな中で、実は社会のせいでもなく、政治のせいでもなく、どう考えても本人の怠惰や生き方のせいではないか、と思わせる人がいるのも事実だ。 社会活動家やNGO団体は、自分たちの活動が正当なものであるという大義名分も必要なので「経済的に困 […]

◆旅の中で現金をどう隠すか(2)インドではここまでする

旅の中で現金をどう隠すか(1) 真夜中の貧困地区をさまよい歩く旅人にとって、「現金」しか役に立たないのがインド圏である。 貧困地区に銀行など、存在しない。ATMもない。キャッシュカードやクレジットカードなど使えない。仮にどこかに銀行があったとしても、インドの官僚主義と手際の悪い窓口で、何をするにも一日仕事になる。 ごく普通の観光旅行の旅人であれば、観光地でトラベラーズ・チェックを使うこともできるか […]

◆海外での長距離バスは、地獄のような思い出に満ち溢れている

2013年4月13日、タイ北部ピサヌロークの山間部で観光バスが崖から転落して5人が死亡するという事故が起きている。チェンマイに向かう途中だったという。 この事故の少し前、4月8日には、エジプトでバスが横転して日本人女性が重傷を負っている。 こちらは、最初は軽傷だと報道されていたが、実は骨盤を骨折するほどの重傷で全治4〜6週間だという。 旅人が長距離バスや観光バスに乗っていて事故に巻き込まれるケース […]

  • 2012.12.27
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◆信用できない宿に泊まる旅人は、現金をどう隠しているのか?

途上国ばかりをさまよう旅人は、数十万の現金を抱えて旅をしていることが多い。そして、泊まるホテルは信用できるのかできないのか分からない。 普通のバックパッカーでも、あまり信用ができそうにないホテルに泊まり、途方に暮れるときがある。インドに泊まれば、よほどの中級以上のホテルでもない限り、信頼に足るホテルなどない。 トラブルを考えれば最初から中級以上のホテルに泊まるのが一番いい。しかし、途上国では、地方 […]

  • 2012.08.22
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◆終着駅に立ったとき、物悲しい気持ちになることはないだろうか

あなたは終着駅に立ったとき、物悲しい気持ちになることはないだろうか。 私は、新興国や途上国の終着駅にじっとたたずんでいると、とても不安な気持ちになることがある。どこか、自分の「よりどころ」を失った感じだ。 終着駅はとても喧噪に溢れて賑やかな場所なのに、同時に何か追い詰められるように胸が締め付けられる。 大きなドーム型の天井。行き交う人々……。 待合の固いイスに座っていると、やはり大きな荷物を持って […]

  • 2012.06.26
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◆長期の旅をさせるなら「4つのGに近づくな」が鉄則だが

ロンリー・プラネットという欧米の長期旅行者が読む旅のガイドブックがある。 東南アジアでも旅先のゲストハウス(安宿)に残されていたりして、暇つぶしに読むこともあるが、これがまた旅の情報が満載で意外に面白かったりする。 もうずいぶん昔だが、その中のどれかに長期旅行者に対するアドバイスが載っていて、興味深いと思って覚えていたものがあった。 もし、長期旅行で深刻なトラブルに巻き込まれないで旅を成功させるた […]