名誉殺人

◆髪が見えたら殺される国。父親に逆らったら殺される国。なぜそうなったのか?

イランではイスラムの戒律が非常に厳しくなっていて、ヒジャブ(女性の髪を覆う布)の着用も厳しく指導されていて、これを取り締まる「道徳警察」も存在する国である。このイランで、最近ひとつの事件が社会問題となっている。 2022年9月13日、22歳のイラン女性マフサ・アミニは「ヒジャブをきちんとかぶっていない」「髪が見えている」という理由で道徳警察に逮捕されて警察署に移された後、「何らかの理由」で意識を失 […]

映画『チェチェンへようこそーゲイの粛清ー』拉致・拷問・処刑される同性愛者たち

プーチン大統領が率いるロシアが異様な国家であることは、有無を言わせぬウクライナ侵攻と容赦ない軍事行動によって全世界が知ることになった。 もともとプーチン大統領はKGB出身で策略や暗殺にはまったく躊躇がない人物で、これまでも自身を批判するジャーナリストや政敵を暗殺や謀略で葬ってきた。 アレクサンドル・リトビネンコはポロニウム210を盛られて殺され、プーチンの闇を告発していたジャーナリストのアンナ・ポ […]

◆流出被害に遭ったパキスタンの娘。ヌードも性器も何もかも漏れてしまった

恋人のスマートフォンやPCを勝手にのぞく行為はどう思うだろうか。かつては恋人の家のポストの中の手紙を勝手に持っていって封を開けるようなストーキング行為があったのだが、最近のプライバシーはすべてスマートフォンの中にある。 そのため、恋人が勝手にスマートフォンの中を見たり、メッセージや通知を秘かにチェックしたり、勝手に位置監視ソフトやキーロガーをインストールしたりするような行為が全世界で起きるようにな […]

◆美人インスタグラマーの死。女性が活躍すると殺される国は存在する

閲覧注意 残虐過激武装組織ISIS(イスラム国)が壊滅状態と化して、イラクは復旧にはまだほと遠いものの、治安は以前に比べるとゆっくりと回復している途上である。 首都バグダッド(バグダード)も地方都市もインフラは破壊されたままの場所が多く、「早く何とかしてくれ」というデモもしばしば起きている。 バスラでも「停電と水不足の改善を!」というデモが起きているのだが、このデモの主催者は、実はスアド・アル・ア […]

◆パキスタンで、ひとりの女性が焼き殺される動画が表に出てきた

閲覧注意 拒絶されてプライドを傷つけられる。そんな経験をしたことがあるだろうか。長く生きていると、とても大切な局面で拒絶に遭ったことが一度や二度はあるはずだ。 いや、アクティブに何かを求めている人は一度や二度どころか100回も200回も拒絶を経験しているはずだ。自分の想いがまったく通じず、どんなに情熱的に説明しても空回りして何の成果も得られなかった経験をしている。 拒絶されるというのは誰しもショッ […]

◆下手に恋愛したら死ぬことになる? インド社会を縛る4つのもの

閲覧注意 かつては世界中どこでも、結婚というのは「親が決める」のが普通だった。 娘を持った親は、結婚相手の家の財産を見て、家柄を見て、それから職業を見て、自分たちの家に釣り合う男性を娘に引き合わせて結婚させていた。 娘が勝手に惚れて連れてきたどこの馬の骨とも分からない男は、そもそも自分たちの家柄に相応しいかどうかも分からない。金を持っているのかどうかも分からないし、ましてや何の仕事をしているのかも […]

◆日本人が誰も知らない中東圏の売春ビジネスの光景とは?

以前、ある日本の女性作家が「イランやアフガニスタンでは女性が婚前交渉したり、不倫したりすると死刑になるんですね。だから、こういった国では売春がないと思います」と、その著書に書いているのを読んだことがある。 イランやアフガニスタンで売春がないという誤認は、女性の不貞が死刑になる国だから、存在できないという推測から来るのだろうが、それは間違っている。 「売春はないと思います」どころではない。売春ビジネ […]

◆パキスタンの保守的風土を限界まで挑発して殺された女性

パキスタンは凄まじく保守的な国で、今もなお名誉殺人が横行していて、家族の名誉を穢したとされる女性は家族によって殺される。1年間に800人以上の女性、事故として処理された疑惑の事件も含めると数千件以上もの女性が、家族によって殺されるのである。 家族の名誉を穢したというのは、「妻が不倫した」とか「娘が結婚もしていないのに男と付き合っていた」とか「親が認めない相手と駆け落ちした」というものが多い。 しか […]

◆パキスタンという女の地獄。この国で男に逆らったら命はない

閲覧注意 パキスタンで、ソニア・ビビという20歳の女性が病院で死亡している。彼女は24歳の交際相手がいたのだが、最終的に彼の求婚を断ったところ、この男にガソリンをかけられて火をつけられたのだった。 彼女の身体は50パーセント近くが焼けて瀕死の重傷を負ったのだが何とか生き延びた。しかしその後、病院で感染症にかかって回復できず、そのまま亡くなった。 パキスタンでは、男の言いなりにならない女性は殺される […]

◆浮気を疑われ、鼻と耳と舌を削がれ、眼球を潰された女性

閲覧注意 パキスタンの「名誉殺人」が近年になってさらに増えていることをHRCP(ヒューマンライツ・コミッション・オブ・パキスタン)が報告している。 2013年は869例、2014年はとうとう桁がひとつ上がって1005名となったという。2014年は前年よりも15%近くも「名誉殺人」が増えていたのだ。 問題なのはこの数字が実態を示しておらず、「確認されたもの」だけで計算されていることだ。 パキスタンの […]

◆17歳の少女が、顔面を破壊されなければならない理由とは

閲覧注意 パキスタンのイスラム教徒である17歳の少女ギュル・ミーナが、自分の兄に顔面を斧で何度も叩き付けられた。 彼女の顔面は斧で裂け、頭蓋骨が割れ、現場は血の海となった。脳が見えていた。 頭部を破壊されてピクリとも動かない凄惨な姿の少女を見て、誰もが彼女は死んだと思った。ギュル・ミーナは病院に運ばれたが、医師ですら手術台の上の少女が助かる見込みはないと思ったという。 ところが、信じられない奇跡が […]

◆駆け落ちした女性を殺す風土の中で、性が氾濫するインド

インドは非常に保守的な国で、カップル同士が手をつないで歩いていても、「はしたない」と激怒する人がいる。最近では、インドのゴアで「公共の場でキスするな」という法律すらもできた。 そのような法律ができるということは、逆に言えば公共の場でキスするカップルが出てきているということであり、インドの保守的な風土がもう壊れる寸前まで来ているということを示している。 コルカタではあまりアベックは見なかったが、これ […]

◆名誉殺人。自分の父親に殺された20歳女性の切断された頭部

閲覧注意 中東やインド圏ではしばしば”honour killing”(名誉殺人)が起きて、若い女性が家族の手で殺されている。あるいは、殺される一歩手前にまで追い詰められている。 アフガニスタンで鼻を削がれたビビ・アイシャも夫から逃げようとして鼻と耳を削がれた。彼女は殺されなかったが、容姿は傷つけられた。 同じくアフガニスタンでは浮気を疑われた女性が、夫に公開処刑で銃撃される […]