ロヒンギャ

◆バングラデシュで生まれているロヒンギャ女性の売春地獄

ミャンマーのラカイン州北部で起きたロヒンギャ族に対する対立と暴力と迫害は今年の夏から過激なものになっている。この地区に住むロヒンギャ族は、地理的に北上してバングラデシュに逃げるしかない。 彼らが目指すのが国境を越えたバングラデシュの難民キャンプであるクトゥパロンとバルカリである。 この3ヶ月で約58万人近いロヒンギャ族がジャングルを這い回り、泥水を飲み、小動物や昆虫を食べながらボロボロになってバン […]

◆人類を殺し合いに向かわせる対立がミャンマーを覆い尽くす

ミャンマーで地獄が出現している。イスラム少数民族ロヒンギャ族による衝突と弾圧の話だ。 仏教国ミャンマーで、隣国バングラデシュから流れて定着したロヒンギャ族はイスラム教徒である上に肌の色が黒く明らかに異質な民族であった。 2012年、西部ラカイン州でこのロヒンギャの若者がミャンマー人の女性をレイプしたことから端を発した対立と衝突はどんどんエスカレートして、政府が非常事態宣言を発令する騒ぎとなった。( […]

◆ミャンマーで、虐殺地獄に堕ちていく少数民族ロヒンギャ族

閲覧注意 憎しみが渦巻いているとき、その憎しみは爆発する「きっかけ」を待っている。だから、国内に異民族がいて、相互に憎悪が渦巻いているとき、ほんの些細なことで殺し合いが始まる。 ほんの小さな小競り合い、ほんの小さないさかいが、どんどん拡大して行き、ついに全面衝突になっていく。集団暴行、放火、レイプ、殺人。そして街を挙げての暴動……。 どこの国でも国内に少数民族を抱えている。その少数民族は普段は共存 […]

◆ミャンマーの民主化の前に立ちはだかる危険で熱い宗教対立

2013年6月、アメリカのグローバル主義を裏から強烈に後押ししているタイム誌が7月号の表紙として取り上げたのは、ミャンマーで反イスラムの活動をしているウィラトゥ師だった。 ウィラトゥ師の顔と共に、大文字で書かれていた言葉は、 “THE FACE OF BUDDHIST TERROR”(仏教徒テロの顔) というものだった。要するに、タイム誌が言いたいのはこういうことだ。「ミャ […]

◆ミャンマー非常事態宣言。宗教対立、レイプ報復、虐殺、放火

閲覧注意2012年6月10日。ミャンマーのテイン・セイン大統領は、西部ラカイン州で仏教徒とイスラム系少数民族の「ロヒンギャ」の間で深刻な対立と衝突が起きているとして、非常事態宣言を発令した。 この対立がミャンマー全土に拡大していく懸念があるということから発令されたものだった。 ミャンマーはアウンサン・スーチー氏が民主化運動を開始したばかりである。 いよいよ、民主化に向けて国が変わっていこうとする矢 […]