パラフィリア

◆ゆがんだ性的嗜好は、いったい何が生み出すのか不思議に思ったことはないだろうか?

デリヘル嬢の話を聞いていると、彼女たちはしばしば「奇妙な客」に遭遇した時の話をしてくれる。女装しながら性サービスを受ける男の話を新神戸に住むデリヘル嬢に聞いて、「そんな男もいるのか」と驚いたこともあった。 『その女装がすごいんですよ。アルプスの少女ハイジに出てくるクララって知ってます? あの格好。金髪のカツラをかぶって、ブラジャーとビキニをつけて、ブラジャーの中にはニセモノのシリコンおっぱいが入っ […]

◆私たちが異常に感じる過激な変質行為でも本人たちが異常と思わない理由とは?

性的快楽は本能がもらたしている。性的な刺激は非常に強い快楽なので、当然のことながらそれに没頭し、深くのめり込む人が必ず出てくる。 それこそ、朝から晩までセックスに溺れ、相手を求めて世界中の売春地帯をさまよい歩くハイエナのようになった男たちもいる。そのために人生を捧げ、全財産を投げ打つ人すらもいる。 最近ではコロナ禍のステイホームの結果、インターネットでポルノ中毒になってしまった男女も珍しくなくなっ […]

◆「首絞め」で窒息、苦悶の果てに待っているのは臨死体験から生まれる心地さ

イギリスにアンナ・フィアロンというフェミニスト作家がいる。性暴力からの生き残り《サバイバー》を公言して、多くの女性暴力に警鐘を鳴らす女性作家でもある。 最近、彼女が憂慮しているのは「女性に対する暴力を助長する記事、映画、文学が世界的に当たり前になった」ということなのだが、特にショックを受けたのが、アメリカのある男性雑誌に『セックス中に首絞めで遊ぶ最も安全な方法』というものが掲載されたことだったと述 […]

◆この快楽を知りたいだろうか? 知らない方が良いものも世の中にある

彼は、タイに足を踏み入れるまで「歓楽街」には行ったことがなかった。 それまで彼は酒も飲んだこともなかったし、マリファナを吸ったこともなかった。夜の女たちにも興味がなかった。アンダーグラウンドにも興味がなかったし、そういった世界の人間との接点もなかった。 タイに行くまでは……。 彼が初めてタイを旅したのは二十歳の時だった。旅は楽しかった。しかし、ほんの小さな「旅の武勇伝」のために、「パッポン」なる場 […]

◆セックス・ドールの女性器は驚愕するほど本物そっくりに

すでに「セックスをするための凄まじくリアルな人形」は出回っている。 こうしたものは、最初は人型の浮き輪のようなものや、ぬいぐるみのようなものから生まれた。今でも昔の「原始的」なものは残っているようで、中国ではたまに草むらに捨てられたりして普通の人を不気味がらせている。 こうしたものの何が不気味なのかというと、あまりにもチャチな外観だけでなく、口と性器にあたる部分に穴が開いていて、その様態が「人であ […]

◆死にそうになるときに感じる極限の多幸感を手に入れる方法

閲覧注意 人は意識していなくても、暑ければ汗をかき、寒ければ震える。エネルギーが足りなくなれば空腹を感じ、食べ物を食べたら消化する。 それと同じく、極度のストレスが昂じれば気絶に至り、大量出血が起きれば心臓の鼓動がゆっくりになる。自分がそうしたいと身体に命令するのではなく、身体が生命を守るために生物として自律的にそう反応する。 では、生命の危機を感じたとき、人間は何を感じるのだろうか。溺死する寸前 […]

◆私を驚かせた性的倒錯で受容できたものと無理だったもの

売春地帯にいれば様々な女性と関係するわけで、そうすると考え方の違いや趣向の違いや文化の違いで、とても奇妙な経験をしたり、提案をされたりする。 私自身はフェティストでもないし、性的倒錯(パラフィリア)と呼ばれるような性的倒錯を持っていないので、女性たちは私に性的倒錯を無理強いすることはなかった。 倒錯した性癖を見せてくれても私が深追いしないので、私の前では倒錯を押さえていた女性もいた。 私は女性がど […]