スワイパー

◆小説『スワイパー1999』、コミカライズ第2話。そして、カンボジアの想い出

私の小説『スワイパー1999 カンボジアの闇にいた女たち』だが、先月から『まんがグリム童話』という雑誌の中で『アジア売春街の少女たち〜スワイパー1999〜』というタイトルで連載が始まっている。 ●アジア売春街の少女たち〜スワイパー1999〜 もちろん、マンガにはマンガなりの表現があるので、原作とはまた違ったストーリー展開となっている。 この連載は第5話〜第6話あたりまで続くと思うが、完結したら全部 […]

◆プノンペンあやしい掲示板の「井上一世」氏が死んでいた

昨年だったが、風の噂で「盲目の井上さんという人がプノンペンで極貧生活をしている。ご存知ですか?」という話を人づてに聞いたことがあった。 盲目の日本人は知らないし深い関心もなかったので、そのまま記憶の外に消えてしまった。私が関心を持っているのは東南アジアの女性であって日本人の男ではない。 ところが最近になって、「数ヶ月前にこの人が死んだ」ということを今度は別の人に聞かされた。 インターネットを見てみ […]

◆売春地帯としてのスワイパーは、死んでから約10年が経った

『ブラックアジア 売春地帯をさまよい歩いた日々カンボジア編』や『小説 スワイパー1999 カンボジアの闇にいた女たち』で、ひとつの重要なキーワードとなっている売春地帯は、「スワイパー」という場所である。英字で書くと Svaypak となる。 カンボジアは貧しい国だったが、このスワイパーは1990年後期になると、2階建てのしっかりした建物が建ち並び、辺鄙な場所の村にしては金回りの良さが目に付いた。 […]

◆カンボジア・スワイパーに在籍していたベトナム女性の写真

カンボジアのスワイパーはかつてアジアでもっとも堕落した売春地帯だと言われていた地域だった。 ここは2001年頃から監視が厳しくなり、2003年1月23日にカンボジア当局の一斉捜索を受け、翌日24日に完全閉鎖された。 実はそのあとも残党が地下に潜って生き残っているのは2004年に行って確認したが、すでに99%が閉鎖されて売春地帯ではなくなっていた。売春地帯としてのスワイパーは終わったのだ。 このスワ […]