一般

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コロナ禍の時代でも通用する、奇をてらわない史上最強の生き残り方法とは?

すでに実質賃金は9ヶ月連続でマイナスだ。しかし政府は、2019年10月に消費税を10%に引き上げて景気を急激に冷やし、コロナ禍でリーマンショック級の事態が起きているのに消費税を決して引き下げたり撤回しようとしない。やっていることは、とても冷酷だ。そして、経済的困窮でどうしようもなくなった人から借金に落ちている。(鈴木傾城)

「自立しないのはメリット」は間違い。自立しないのは長期的にはデメリットだ

「何が何でも子供を自立させる」という親が減った。「何が何でも親から自立する」という強烈な意思を持った若者も減った。自立心の欠如によって、日本人の心理的な劣化が生まれているように見える。それがいつまでも真の独立国になれない日本とダブって見えることもある。(鈴木傾城)

2020年代の明日はどっちだ? 1970年代に変質した世界は再び変化するか?

1960年代後半から1970年代にかけて広がっていったヒッピー時代を調べていると、道徳破壊の痕跡があちらこちらに残っていて興味深い。ベトナム戦争に反対する若者たちの運動が完全に社会を変えてしまい、その運動の前と後ではまったく違った社会になっていることに今さらながら驚きを隠せない。(鈴木傾城)

人はなぜ、クリスマスや年末に自殺したくなってしまうのか

経済的にも人間関係にも苦境に堕ちた人たちは、楽しそうな人たちの姿や街の光景を見つめて、自分にも救いが来るかも知れないと根拠もなく一縷の望みを託す。しかし、孤独の中でクリスマスを終えて、自分には救いは来なかったことを知る。そして、心が折れる。(鈴木傾城)

あなたは困窮した人を助けたことがないというのは間違い。立派に助けている

ホームレスの人を見かけたからと言って、誰も助けずに通り過ぎるのは、人々は冷たいからではない。人々は他人事のように思っているからではない。ホームレスの人を助けるとしても、ホームレスはひとりではない。助けても助けてもキリがなく、自分の力ではどうしようもない。貧困に苦しむ人たちを見て「何とかしてあげたい」と思っても、自分にできることは限られている。しかし……(鈴木傾城)

コロナ以後は、逆にアレルギー疾患の人が爆発的に増えていくのではないか?

「清潔であればあるほど良い」と私たちは思うが、清潔であるということですらも、行き過ぎると害悪になる。「ほどほどに、いい加減」が生きやすい世の中であると言われているが、なるほど、そうなのかもしれない。そこで、ふと思うのがコロナのことだ。(鈴木傾城)

暴力空間としてのインターネット。ここが平和な空間になることは絶対にない

多くの人は人格を傷つけるような誹謗中傷にさらされると、それを気に病み、恐れ、傷つき、落ち込む。しかし、それは「弱い」のではない。それが普通の人の姿なのだ。そんな中で、特に「繊細な心」を持った感受性の強い人たちは、激しい批判が続くと心が萎縮し、次第に精神のバランスを崩してしまうことになる。(鈴木傾城)

アスペルガー症候群。知能は問題ないのに社会的に不適合な人たちが存在する

アスペルガー症候群の人の特徴は、とにかく「対人関係がうまくいかない」ということに尽きる。もともと「相手の気持ちが分からない」ので人間関係を後天的に学習するのだが、人間というのは型にハマっているわけではないので学習した通りの区分けができない。その上、自分自身の振るまいも分からないのでどうしても対人関係にエラーが発生してしまう。(鈴木傾城)

鈴木傾城の執筆環境。今の環境はクラウド重視、M1チップでまた変化するか?

執筆に使っているアプリは、最近はMacのOSに無料で付いてくる「Pages」を使っている。しかし、それは今年に入ってからで、それまではずっと「mi」というエディターか、「Atom」というエディターのどちらかを使っていた。使っていた期間が最も長いのは「mi」だ。どれくらい使っただろう。少なくとも10年は使ったのは間違いない。(鈴木傾城)

日本は自由な社会だから、何でも好きな仕事ができると思ったら大間違いだ

日本でも「学歴」がないと、それだけで職業選択の自由は大幅に制限される。「日本は自由な社会だから何でも好きな仕事ができる」と思ったら大間違いで、学歴で職業は区分けされている。場合によっては正社員にもなれない。職業選択の自由があるというのは幻想で、そんな自由はない。(鈴木傾城)

トランプの敗北。グローバル化と反グローバル化の戦いは、これから始まる

ドナルド・トランプは公然と移民の排斥を訴え、グローバル化よりもアメリカの労働者の権利を守ろうとし、アメリカに製造業を戻そうとし、アメリカ人の国益を最優先に考えた。普通のアメリカ人にとってそれは良かったかもしれないが、エスタブリッシュメントにとっては明らかに邪魔な存在だった。(鈴木傾城)

◆パタヤの堕落。コロナ禍でもハイエナと売春する女たちの姿は消えなかった

中国発コロナウイルスは人から人にうつる伝染性の感染病だ。濃厚接触することによって感染する。セックスは「超」濃厚接触なので、いくら以前に手洗いしようとイソジンでうがいしようと意味がない。 セックスは粘膜の接触であり、体液の交換である。相手がコロナウイルスを持っていたら、もう観念するしかない。 そんなこともあって全世界で売春地帯が閉鎖され、再開しても場は極度に縮小されていて、セックスワーカーも減ってハ […]

コロナ禍で社会が激変し安倍首相も辞任した2020年。鈴木傾城の偽らざる気持ち

コロナ禍はまだ続いていて景気も悪い。私もいろんな人に会っているのだが、どん底(ボトム)に生きている人の厳しさは尋常ではないのも感じる。本当にみんなギリギリのところで何とかやりくりしている。2019年とはまったく環境が違う。「傾城さん、今年は世の中変わってしまったよね」と、私にしみじみ言った人もいた。「本当にそうだね」と私も答えた。(鈴木傾城)

絶対貧困が増え、膨大なストリート・チルドレンが街を覆い尽くす国も出てくる

日本人のほとんどは、ストリート・チルドレンに揉まれた経験がない。そのため、彼らを無視できない心境になる。無視したくても、それを上回る執拗さと粘り強さであなたの施しを求めてくる。あなたが誰かひとりに施すと、それ以上の子供たちがあなたを取り囲む……。(鈴木傾城)

辞める決断。人間と植物が違うのは、人間には足があって移動できることである

耐えられないような重度なストレスで自分が潰れる結末が見えているのであれば、それは自分の世界ではない。自分の居場所ではない。そうだと悟ったのであれば、そこから抜け出るのが最適の選択となる。環境のほうを変えるように努力するという生き方もあるが、その世界に人生を捧げるつもりがないのであれば、それ自体が苦痛の人生になってしまう。(鈴木傾城)

アメリカ次期大統領は、湧き上がる社会不安の中でうまく舵取りができるか?

アメリカはどちらが大統領になっても国民が割れ、世論が割れ、対立が激化する。すでに格差と貧困はアメリカでも隠し切れないほどの社会問題と化している。政治の混乱や対立が起きており、やりたい放題のリベラルに対して右派もまた先鋭化している。予期せぬことも起こり得る。(鈴木傾城)

コロナで経済苦、政権と王室は堕落し、抗議活動で政治的混乱に陥っているタイ

プラユット政権と王室はタイ民衆の「敵」となった。もしプラユット首相が今のような強硬なやり方を改めないのであれば、タイの抗議デモはいよいよ「暴徒化」していくことになる。タイの抗議デモはいったん起これば非常に長く続く。そして、タイの混乱を鎮めるプミポン国王はもういない。(鈴木傾城)

最初にどん底(ボトム)に落とされるのも、最後まで取り残されるのも貧困層だ

どん底(ボトム)に落ちれば落ちるほど、その克服は思った以上に困難となる。絶対貧困にまで落ちると、這い上がることもできないほど悲惨な状況になってしまうのだ。この現象はインドだけではない。すべての国でそうなのだ。(鈴木傾城)

プラス思考と成功はリンクしていない。つらい現実を忘れさせるための現実逃避

プラス思考は得体の知れないカルト宗教のように広がっていき、それを信じる人間がカルト教団の信者のようにそれを礼賛するようになった。プラス思考を持つのは心地良い。夢に浸れる。しかし、プラス思考は成功を約束するものではない。しばしば現実に粉砕される。(鈴木傾城)

人類の歴史は虐殺の歴史。歴史はいかに残虐なのかを日本人はよく学ぶべきだ

人類の歴史を長いスパンで見ると、淘汰された民族は夥しいリストになる。言葉も消され、伝統も、文化も、すべて根絶やしにされる。衰退した民族が、そのまま「保存」されるのはあり得ない。衰退した国家には強大な国家が入り込み、強大な国家が衰退した民族を駆逐していく。非常に荒々しい手段で、強制的に歴史から消していく。(鈴木傾城)

タイ・チェンマイでマリファナを大量栽培して逮捕された日本人

この男は有機栽培のマリファナ栽培事業に200万バーツ(約680万円)を費やし、月40万バーツ(約136万円)の売り上げを上げることも目標としていたと語っている。証拠として押収されたのは、407本のマリファナ。数百本のマリファナエキス、乾燥したガンジャ(乾燥大麻)、そしてマリファナの種子、抽出器具だった。(鈴木傾城)

労働は外国人にやらせ、戦争はアメリカにやらせ、生活はベーシックインカムで

帝国の国民は衆愚主義に染まって堕落する。衆愚の「愚」は、もちろん「愚か」であることを意味している。「パンとサーカス」を与えるのが衆愚政策であり、それで皮肉にも政治が安定し、文化は爛熟して芸術も花開く。しかし、その爛熟は崩壊の兆しでもある。では、現代人はローマ帝国やら大英帝国の教訓から学んで「パンとサーカス」にうつつを抜かさない人生を送っているのだろうか。(鈴木傾城)

ジュリエット・グレコ。私が愛していたフランスのシャンソン歌手が亡くなった

私はフランスの売春宿で育って路上から成り上がっていったシャンソン歌手エディット・ピアフにとても恋い焦がれていた時期があった。「愛の讃歌」は美しい歌だ。今でも聞くと身震いする。 彼女の人生を描いた映画もあったのだが、それほどいろんな映画を観たいとは思わなくなった私もこの映画だけは必ず観ると決めたほどエディット・ピアフに惚れていた。(ブラックアジア:エディット・ピアフ。幼少時、娼婦たちと暮らした国民的 […]

民族浄化の嵐が吹きすさぶ。習近平のチャイナ・ドリームは実現するだろうか?

「習近平は皇帝になろうとしている」「それも世界を支配する皇帝になろうと本気で動いている」と推測する分析者は多い。習近平は用意周到に自分に敵対する人間を葬り去って来たし、しきりに個人崇拝路線を仕掛けている。習近平は毛沢東を模倣しながら、毛沢東以上の存在になろうとしている。(鈴木傾城)

「日本のここがおかしい」「欧米はこうだ」「日本も見習え」というワナ

マスコミは「日本のここがおかしい」「欧米はこうだ」「日本も見習え」と、しばしば主張する。政権攻撃と日本人の自虐に「どこそこの国を見習え」論法は効くのだ。「外国はこうなのに日本は違う。外国を見習え」とマスコミが言うのは、日本人が「他人の顔色を読んで評判を異常に気にする民族」ということを知っているからこそ、仕掛けてきているワナである。(鈴木傾城)

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