一般

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社会は「自分で自分の人生を切り拓くことができない人」をも必要としている

好きでもないようなものは興味を失うのも早い。趣味であればすぐに見向きもしなくなるし、仕事であれば辞めることばかりを考えるようになる。日本人は合わない仕事でも惰性でだらだらと続ける人が多い。「好きなことで食べていく」という発想を持たない人が多いので、好きなことを仕事にしようとしないのである。(鈴木傾城)

自分を追い詰めるのは外部環境ではなく、しばしば自分が下した自分の判断から

振り返れば誰でも「あの時こうしていれば良かったのに」「あんなことをしなければ良かったのに」と思うことはいくつもあるはずだ。それは1つや2つどころではないはずだ。きちんと生きている人ほど多くの判断をしているわけで、そうした判断ミスの記憶も多い。しかし、そうした判断ミスがあっても人生が破綻しなかったということは、それは幸運なことであったはずだ。(鈴木傾城)

『ブラックアジア外伝2 売春地帯をさまよい歩いた日々』電子書籍化(完結)

本日は、『ブラックアジア外伝2 売春地帯をさまよい歩いた日々』電子書籍化しております。『売春地帯をさまよい歩いた日々』は、これでほぼすべてコンテンツ化が終わり、これにてシリーズが完結したと考えて頂いて構いません。たくさんの書籍化に付き合って頂き感謝致します。

コロナウイルスがインドで凶暴に変異したことで、インドの女神を思い出した

インドの女神はどんどん凶暴な方に変異する。これが、インド国内に潜り込んだコロナウイルスが凶暴な方に変異する姿にダブった。「コロナウイルスもまたインドに入ったら、インドの女神のように振る舞うのか」と私は思ったのだった。「デルタ」はインド文化を学んだと肩をすくめた。(鈴木傾城)

他人の批判をモノともせずに突っ走っている人は、SNS時代に適応しているのだ

生きているだけで疎んじられ批判され、それがSNSで「見える化」される。そんな時、自分を理解してくれない人がいることに思い悩む人も多い。結論から言うと、最も合理的かつ効率的なのは、反対者や批判者はあっさりと「切り捨てる」ことなのである。(鈴木傾城)

『ブラックアジア外伝1 売春地帯をさまよい歩いた日々』電子書籍化

本日は、『ブラックアジア外伝1 売春地帯をさまよい歩いた日々』電子書籍化しております。『売春地帯をさまよい歩いた日々』は、タイ編〜カンボジア編〜インドネシア編〜インド・バングラデシュ編〜フィリピン編と刊行してきましたが、諸般の事情でこれに漏れたコンテンツを「ブラックアジア外伝」としてまとめました。

「排除アート」とは、アートのように見せかけたホームレス排除の芸術作品である

人々はホームレスを排除したい。できれば永遠に居つかないように何とかしたい。しかし、あからさまに追い出したり、看板を立てたりすると人権団体が怖い。だから、アートのように見せかけて、実は「ホームレス排除」が第一目的のオブジェクトやデザインが都市に増えるようになっていった。(鈴木傾城)

『ブラックアジア:フィリピン編 売春地帯をさまよい歩いた日々』電子書籍化

本日は『ブラックアジア:フィリピン編 売春地帯をさまよい歩いた日々』を電子書籍しております。インド圏の売春地帯から再び東南アジアの売春地帯に戻り、私が目指したのは今までまったく関わりのなかったフィリピンでした。多くの男たちを売春地帯に引きずり込んだコンテンツの数々です。どうぞ、お読み下さい。

誰であっても誹謗中傷とは無縁でいられない「全方位の中傷時代」になったのだ

誰であっても、誹謗中傷とは無縁でいられない壮絶なまでの「全方位の中傷時代」になった。私は10年以上も前から「SNSは人をつなげるのではなく、人を攻撃する暴力の場になる」と言い続けてきた。実際にそうなった。インターネットは人々の悪意が渦巻く最前線と化したのである。(鈴木傾城)

『ブラックアジア:インド・バングラデシュ編 売春地帯をさまよい歩いた日々』電子書籍化

本日は『ブラックアジア:インド・バングラデシュ編 売春地帯をさまよい歩いた日々』を電子書籍しております。インド編は一部が『絶対貧困の光景 夢見ることを許されない女たち』に掲載されておりますが、インド編の全体は、この『インド・バングラデシュ編』で読むことができます。(鈴木傾城)

自殺、心の破壊。日本は精神的に深刻な状態にある人がケアされない社会である

日本人はギリギリまで精神的なストレスに耐えて、耐えて、極限まで耐えて壊れていく。日本の自殺率が先進国で問題視されるほど高いのは、精神的に深刻な状態にある人がケアされないで放置されていることを意味している。だから、日本人の私たちは自分で自分の心を注意深く観察する必要がある。(鈴木傾城)

『ブラックアジア・インドネシア編 売春地帯をさまよい歩いた日々』電子書籍化

本日は『ブラックアジア・インドネシア編』を電子書籍しております。これはラピュタ出版から出ていた『ブラックアジア 堕ちた女が棲む孤島』に未掲載だった5編を加えて電子書籍化したものです。ご関心のある方はどうぞお読み下さい。(鈴木傾城) 『ブラックアジア・インドネシ編』を電子書籍化 本日は『ブラックアジア・インドネシア編』を電子書籍しております。これはラピュタ出版から出ていた『ブラックアジア 堕ちた女が […]

これから外国で暮らすことを考えている人は、住む国をよくよく精査して選べ

香港に住んでいるブラックアジアの読者がいるのであれば、私は「手遅れになる前に、早く家族を連れて日本に戻れ」と言いたい。もしかしたら、何も起こらないかもしれない。しかし、中国共産党という信用できない政権に監視されながら生きるのは人間らしい生き方ではない。(鈴木傾城)

年金で生活できないというのは、すべての日本人が現実として受け入れるべき

国民からしてみたら、「40年も国民年金をかけ続けたのだから、老後が年金で暮らせないのはおかしいではないか」と思う。しかし、政府は国民年金を次のように考えている。「最低限の生活は国民の自助努力によって達成すべきであり、国民年金はそれを補助するためのものである」(鈴木傾城)

『ブラックアジア・タイ編 売春地帯をさまよい歩いた日々』電子書籍化

本日は『タイ編』の方を電子書籍しております。これによってラピュタ出版から出ていた『ブラックアジア第一部タイ・カンボジア編』に含まれていた内容は、すべて電子書籍として復刻したことになります。ご関心のある方はどうぞお読み下さい。(鈴木傾城)

同朋や組織に忠実であるという掟は凶悪な組織になればなるほど重視される理由

中米でのギャング闘争や警察との衝突は日常茶飯事で銃火器が使われるので仲間の裏切りでアジトが襲撃されると間違いなく死ぬ。ひとりの裏切りで皆殺しにされる危険がある。だから、アンダーグラウンドの方が表社会よりも、より誠実さを求めているとも言える。(鈴木傾城)

極度の偏食とスラム飯。鈴木傾城は金持ちの女性とは到底付き合えそうにない

ほとんどの人は自国の料理には強い執着があるので、他国の料理は最初から受け付けないか、もしくは途中で嫌になって自国の料理を食べたくなってしまうようだ。だから、他国に行っても自国の料理店を探したり、自国の料理を作るための素材や調味料を探したりする。(鈴木傾城)

インドで広がるコロナ変異種による地獄は今年中に何とか収束させられるか?

ワクチンが開発され、接種も急激に進んでおり、コロナ禍は収束するメドが立っている。しかし、世界人口は74億人もいるわけで、今年中に世界がワクチンを収束させることはできそうにない。私たちが昔のように自由に好きな国を訪れる社会はまだ先の話のようだ。(鈴木傾城)

『ブラックアジア・カンボジア編 売春地帯をさまよい歩いた日々』電子書籍化

2021年5月28日、『ブラックアジア・カンボジア編 売春地帯をさまよい歩いた日々』をアマゾン・Kindle にて電子書籍化しました。これは、ラピュータ出版の『ブラックアジア 売春地帯をさまよい歩いた日々 タイ・カンボジア編』のうち、カンボジアのコンテンツを抽出したものです。ご関心のある方、アマゾンにて購読して頂ければ幸いです。(鈴木傾城)

どん底では、労働が必ずしも実りをもたらさないケースも往々にしてある

死にもの狂いの労働、身体が壊れるような強度の労働であっても、それが豊かさを約束せず、むしろ人間性を破壊してしまうときもある。どん底で生きていた女性たちがそうだったのだ。「一生懸命に働いたら豊かになれる」は限られた世界の話であって、現実はそうでないこともある。(鈴木傾城)

認知症が爆発的に増えて日本の日常になる。やがて自分も認知症になっていく

認知症になりやすい人となりにくい人がいて、責任感と勤勉さと自制心がある人は認知症になりにくいと言われている。しかし、それは比較の問題であって、そうであれば絶対に認知症にならないというわけではない。誰でも認知症になり得る。それは、もう始まっているのかもしれない……。(鈴木傾城)

貧困家庭の子供たちの絶望。政府はやっと「こども庁」を創設するが手遅れか?

貧困を余儀なくされている人たちを社会が救済できなければ、彼らの子供たちもまた貧困層から抜け出せなくなる。政府はこうした現状に危機感を覚え、だからこそ「こども庁」の創設に向けて動いている。この問題の対処を失敗すると、子供たちだけでなく日本にも未来はない。(鈴木傾城)

大きな言葉(標準語・国語・公用語)が、まわりの言葉を乗っ取っていくのだ

標準語が地方の言葉をどんどん乗っ取って消している。言葉も影響力のある「大きな言葉(標準語・国語・公用語)」が、まわりの言葉を乗っ取っていく。方言は標準語に駆逐されている。そして、それは悪いことであるとは思われていない。これは誰かが意図的に行っていることではなくて、自然に起きている現象だ。(鈴木傾城)

「核兵器は実戦では使えない」は過去の常識。核兵器は実戦で使えるようになった

核戦争は起こり得るだろうか? 私たちの常識は「核兵器は実戦では使えない」で止まっているのだが、もう2020年2月4日から軍事の常識は変わったのだ。すでにアメリカは実戦で使える核兵器を開発し、「限定核戦争」を行える体勢をさっさと整えていたのだ。(鈴木傾城)

引きこもりも日本人である以上、私たちは誰でも彼らとは無縁ではないのだ

少子高齢化、引きこもり、8050問題……。「したたかに生きる力」がなぜ日本から欠如してしまったのか。それを考え、答えを導き出し、そして社会を改善していくのは、私たちにとっても役に立つ。なぜなら、そうした改善はめぐり巡って自分をもしたたかにしてくれるからである。(鈴木傾城)

ピークを過ぎた人は、弱くなっていく中でいかに生きるのかという発想が必要

自分の能力がどこまでも向上すると思うのは幻想だ。それは危険だし現実的ではない。肉体的な能力のすべては10代から20代の前半がピークであり、それ以後はどんどん衰えていくだけだ。肉体的な能力はピークを過ぎれば、その後は何をどうやっても若い頃のパフォーマンスを取り戻せない。(鈴木傾城)

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