貧困

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◆知能指数がいくら高くても、社会的に成功するわけではない

マルコム・グラッドウェルの著書『天才!』によると、いくら知能指数が良くても、社会的に成功できなかった天才は山ほどいるという。 730人のIQ(知能指数)の高い天才の記録を調べた結果、天才であってもその後の人生は3つのグループに分かれた。 (A)社会的に成功しているグループ。 (B)まずまずうまくやっているグループ。 (C)社会的に成功できていないグループ。 私たちはIQの高い人間は全員がその知能ゆ […]

◆実の母と娘がアダルトビデオで共演するという日本の裏側

国に格差が広がって、貧困層が結婚もできないような状態になったとき、多くの国は治安が悪化し、売春ビジネスが盛んになっていくという傾向がある。 日本も2000年以降は格差社会になったのだから、レイプと売春ビジネスがどんどん増えていくと私は予測していた。 ところが、日本だけは他の国とはまったく違った動きになって私を戸惑わせた。待てど暮らせど、日本では売春地帯が生まれなかった。(他国は貧困が売春を生み出す […]

◆貯金ゼロ、家賃滞納、光熱費も失って餓死した31歳女性

「絶望的に生活能力がない」という女性が世の中にいる。自分が生きるか死ぬかの瀬戸際にあっても、どのように生き残ればいいのか、まったく思いつかない女性だ。 現代の日本で、ごく普通の健常者が何をどうして生きていけばいいのか分からず、誰にも相談できず、そのまま餓死してしまうということがあるだろうか。 実は、そういったケースがあった。昔の話ではない。ごく最近の話だ。しかも、この女性は世の中を知らないと思われ […]

◆「私の子供、買ってくれない?」と私に言った母親たち

人身売買というと、日本では非常に希有で異様な犯罪に見えるかもしれないが、途上国に行くとそれが希有でも異様でもなく、ごくありふれた日常であることに驚く。 私はかつては旅人であり、東南アジアで流れるようにして生きていたが、その「流れ者」の私も取引を持ちかけられたことがある。信じられないかもしれないが、一度や二度ではない。 ひとつはタイのヤワラーの安宿にいたとき、廊下をはさんだ向かいに泊まっていた無職の […]

◆暴力国家の人間はなぜ誰もが享楽的で早熟で魅力的なのか

閲覧注意 日本は世界でも稀に見る治安の良い国で、コンビニに強盗が入っただけで新聞のニュースになる。あるいは、ヤジが飛んだかどうかくらいで、いい年をした大人が今後の対応をどうするのか協議する。 これは平和な国である証拠でもある。 世界を見回すと、国民のためにならない馬鹿な政治家が暗殺されたり、銃撃されるのが普通で、アメリカでも国会議員が何人も銃撃されている。 ケネディ元大統領も脳漿を吹き飛ばして死ん […]

◆スキッド・ロウ。格差社会アメリカで貧困層が集住する場所

アメリカは世界最大の先進国であり自由の国でもあるが、激しい競争社会でもあり格差の国でもある。国民のほとんどは、協調よりも競争をモットーにしている。だから、その結果もまた甘んじて受け入れる。 野心と運と向上心に溢れている人には、アメリカ以上にエキサイティングな国はないのだろう。 才能があれば、どこまでも上り詰めることができる。そして、他の国では考えられないような報酬を受け取ることもできる。 たとえば […]

◆先進都市「香港」で暮らす貧困層の、劣悪で問題のある住環境

香港は中国であって中国ではない。香港は金融都市であり、観光都市であり、自由貿易都市である。そして、非常に裕福な国、裕福な人たちが住む地域というイメージがある。 しかし、香港は狭い地域だ。日本で言えば、札幌市と同じくらいの広さしかない。 あまりにも狭い地域なのだが、そこに大量の人々がなだれ込んでくる。現在、700万人が住むと言われているが、それは公称であり、実際には約800万人と見るのが実態に近いの […]

◆「お金がない」ということ自体が、知能を低下させる理由

知能とは、何か。 知能とは、認知や、記憶や、判断や、予測や、思想や、仮説を組み立てるような能力、さらには人生設計の計画や、準備等を含めた、知的活動をする上での土台となるものだ。 もちろん、知能は低いよりも高い方が良いに決まっている。だから、知能を伸ばすための教育は子供に欠かせない。 しかし、知能を伸ばすための環境は、全員がきちんと整っているわけではない。本来はもっと知能を伸ばせる人であっても、環境 […]

◆ハイチの女性。追い詰められている「褐色の肌」の女性たち

ハイチで巨大地震が起きて国そのものが壊滅したのは2010年1月13日だった。倒壊した建物の下敷きになったり、その混乱の中で死んでいった人たちは約31万人にもなった。 地震直後からハイチは略奪都市となった。(略奪の都市となったハイチ。無法地帯に略奪者が闊歩する) さらに、その地震のあとにはコレラが蔓延して、せっかく地震を生き延びた人々も次々と死んでいった。そのとき、街で裸の女性が放置されたまま誰も助 […]

◆乞食の子。「乞食の子」として生まれるとはどういうことか

先日、ふと埋もれた本棚の奥の奥にあった一冊の本をまた手にした。『乞食の子』という書籍だ。 この本は、以前、ブラックアジアに紹介したことがあったが、調べてみると、ちょうど10年前に紹介したものだった。改めて紹介したい。 この本はすでに絶版になっているので中古書籍を買うしかないが、壮絶な貧困の暮らしを知りたい人は、読んでみても無駄ではないと思う。

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