東南アジア

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消えていくスラムと、消えていく想い出と、先進国のこと

東南アジアの貧困地帯は最初は怖かった。最初にスラムに立ち入ったのはクロントイ・スラムだった。私はクロントイが巨大スラム地帯であると知っていたわけではない。 私は当初、ヤワラーの旅社(ゲストハウス)に泊まっていたのだが、次第にパッポンが私の主戦場になってくるに従って、拠点をマレーシアホテル界隈の格安ゲストハウスに置くようになっていた。 パッポンは真夜中の街だ。昼間に起き出して食事をしたいのと冒険をし […]

カンボジアで今後もフン・セン首相の独裁が続く理由とは?

フン・セン首相は軍事や武力に対してまったく抵抗がなく、自分の政敵を葬るのにしばしば過激な手段を使う。自分が追い詰められれば追い詰められるほど、手段が過激になるのだ。今もそうした姿勢はまったく変わっていない。これからも独裁を続けていくだろう。(鈴木傾城)

◆スモーキー・マウンテン。ゴミまみれで絶望的な、貧困の象徴

いくつかの国で、いくつかのスモーキー・マウンテンを見たことがある。 ひとつは、カンボジアのスタンメンチャイ、ひとつはインド・ムンバイのダラビ内、そして、もうひとつは中米ホンジュラスのテグシガルパ近郊だ。 この中で、カンボジアのスモーキー・マウンテンは3度ほど訪れているが、その衝撃はとても大きなものがあった。(スタンメンチャイ。プノンペン最大の「ゴミ集積場」で思う) スモーキー・マウンテンは都市のゴ […]

◆大流行しているベッドバグ(トコジラミ)。ホテルに入ったら、まずはここを見よ

インバウンドが再開しているが、これによって再び日本でもベッドバグ(トコジラミ)が問題になりつつある。ベッドバグはかつて「南京虫」と呼ばれたものなのだが、今や全世界のホテルで問題になっているのだ。日本でも止めることができない時がやってくるだろう。(鈴木傾城)

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