鈴木傾城

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アメリカの大統領選の幕が切って落とされた。バイデン大統領は再選できるのか?

リベラル派の民主党員たちはバイデン大統領を支持するのだろうが、問題はバイデン大統領自身が想定以上に不人気で現職なのに負ける可能性もあることだ。バイデン大統領の不人気な理由は1つ2つではない。大統領選挙の結果次第で世界は転換するし、驚くべきことにもなり得る。(鈴木傾城)

◆生理の貧困。女性教師から「汚い」と罵倒されて自殺した少女から見える社会

2019年9月。ケニアの首都ナイロビ西部にある学校で、チェプンゲノという名前の14歳の女の子が生理で制服のズボンを汚してしまい、女性教師から「汚い」と罵倒されて教室を去るように命じられた。 彼女はそれを強く恥じて家に帰り、母親に何が起きたのかを話したあと、水を汲みに行ったときに自殺してしまった。首吊りだった。彼女はナプキンとして使うものは何も持っていなかった。 ケニアでは彼女のように生理用品を買う […]

明日は自分が住んでいる場所が大地震に見舞われて住処も地域をも失うかもしれない

すべての日本人が能登半島地震に心を痛め、心配するのは、日本に住む日本人なら誰でも「明日は我が身」かもしれないからだ。今回はたまたま能登半島が被災したが、明日は自分が住んでいる場所が大地震に見舞われるかもしれない。すべての日本人はそのような意識がある。(鈴木傾城)

◆東南アジアの歓楽街に沈んできた鈴木傾城の経済観念は果たしてどうだったのか?

アメリカ人の最近の若者の意識を調査したところ、パートナーは「回答者の3分の1以上が身体的な相性や知的な相性よりも、経済的な相性の方が重要だ」と答えているのだと言う。 とくに、1990年代半ばから2010年代序盤に生まれた世代では顕著で、49%が「身体的な相性よりも、精神的な相性よりも、経済的な相性が大事だ」と答えているようだ。 要するに、ほぼ半数が「経済的な相性」が合わないとパートナーにはなれない […]

◆タイ政府はマリファナを規制するが、その裏側でタイ政府は大きな野望がある?

観光立国タイはコロナ禍でインバウンド事業が窮地に陥ってから、起死回生の一手として一気にマリファナ解禁に舵を切った。(ブラックアジア:マリファナでのインバウンド。タイ政府ががむしゃらにマリファナ解禁に走る理由) もともとタイはその数年も前から欧米のマリファナ合法化の動きを睨んでタイミングを計っていたこともあって、コロナ禍で減った観光客を取り戻すためには、「まさにこのタイミング」であったのだと思う。 […]

◆弱者男性の増加が、どのような未来を生み出すが気づいている日本人はまだ少数

夜中にバンコクの歓楽街を歩き回って、熱い身体の女たちに声をかけていくハイエナと化した男たちを、中国人のインフルエンサーは「ここにいる99%の男はふしだら」と軽蔑して吊し上げた。(ブラックアジア:中国人女性がバンコク歓楽街に立って「ここにいる99%の男はふしだら」と述べる) タイ政府は、これを「彼女の認識は間違っている」として摘発したのだが、私に言わせると、実は彼女の認識は全然間違っていない。 私も […]

◆エプスタインの犯罪と、ビル・ゲイツの窮地と、チャーリー・マンガーの言葉

「貧しい少女を集めて、酒池肉林のハーレムを作り上げる」という邪悪な夢を実現し、さらには政財界の大物たちに相手をさせて弱みを握って裏ビジネスを拡大していったのが、ジェフリー・エプスタインだった。 ニューヨークやフロリダで集めた少女たち数十名に児童売春させていたのだが、やがてカリブ海のリトル・セント・ジェームス島に「セレブ専用の秘密のセックス島」を構築して、そこに多くの著名人を呼ぶようになった。 「大 […]

正月早々、インフルエンザの洗礼。これからは「注意深く生きる」しかなくなった

2024年の日本は1月1日から波乱の幕開けだった。能登半島地震に羽田の飛行機事故。この大変な最中、なぜか私の体調までおかしくなってしまった。インフルエンザにかかった。今も本調子ではない。しかし、本当にどうなるのかは「一寸先は闇」と言ったところだろうか。(鈴木傾城)

今年はこうなるという予測は無意味。不意打ちの出来事がいつでもやってくるから

2024年がどういう年になるのかはわからないが、現代の弱肉強食の資本主義を見ていると、ますます暮らしにくい社会になりつつあるというのが理解できるはずだ。2024年も「予測不能な出来事」が突発的に日本や世界を激震させる可能性も十分にある。予測は無意味だ。(鈴木傾城)

◆ヒモが女性の警戒心をすり抜けてすべてを奪う手口。その対処法は1つしかない

世の中には女性に寄生することしか考えていない男が腐るように存在している。彼らはヒモと呼ばれているのだが、水商売や風俗に勤める女性たちだけでなく、ごく普通の女性でもヒモに多額の金を使われてしまって、どうにもならなくなってしまっているケースも多い。 ホストもヒモの一種だが、ホストだけではない。無職で何もしない男もいれば、チンピラもいれば、夢を語るだけで努力をしない男もいれば、最初から女性を騙すことを目 […]

◆大久保公園のストリート売春の終焉。アンダーグラウンドで起きていた5つの摘発

大久保公園周辺は2019年までは中国人女性のストリート売春が散見するほどで、日本人の若い女性が立っているというのはほとんどなかった。ただ、当時からネットカフェ難民の女性がたまにストリート売春する姿があったのでゼロではなかった。 2020年のコロナ禍になると、大久保公園どころか歌舞伎町からも人が消えてしまって、いつ行ってもゴーストタウンのようになっていた。2021年になったら、人通りは若干戻ったが、 […]

いつの時代でも不確実性は高く、今後も不確実性が増す環境でどう生き残るか?

いつの時代でも不確実性は高く、世の中が安定的に見通せる時代など一瞬足りとも来ることはない。今後も不確実性が増すのは確実だ。社会環境が自分の有利なほうに変化してくれればいいのだが、世の中で起こり得る「予期せぬ出来事」はだいたい自分に不利になる。(鈴木傾城)

◆いずれ日本人も間違いなくレディーボーイたちを受け入れることになる理由とは?

歌舞伎町の大久保公園の一番通り側には夜になると外国人のレディーボーイ(トランスジェンダー)たちが立つようになっているのだが、10月に日本人女性が一斉摘発されたあと、12月は外国人レディーボーイたちが一斉摘発されている。 逮捕されたレディーボーイたちの国籍はタイとフィリピンであった。トランスジェンダーについては、タイでは「レディーボーイ」だが、フィリピンでは「バクラ」と呼ぶ。タイとフィリピンのレディ […]

◆中国人女性がバンコク歓楽街に立って「ここにいる99%の男はふしだら」と述べる

2023年11月2日、28歳の「77Seven」と名乗る中国人のインフルエンサーが夜の11時半頃に挑発的な格好でバンコクの歓楽街ナナ地区に立ち、「私は今日、ここで女の子に何が起こりうるかを伝えるために命をかけている」「ここは女の子には安全な場所ではなく、誘拐される可能性がある」と大げさなことを言い出した。 「ナナ・ストリートにはひとりでは行かないこと」「誰に会うかわからないし、ここにいる99%の人 […]

◆地方公務員として地味に働いていた女性はなぜ風俗嬢であることがバレたのか?

地方公務員は副業できないことになっているのだが、三重県の四日市市で市上下水道局に勤務する30代の女性職員が、名古屋の風俗店で働いていることが発覚して懲戒処分されるという事件があった。2023年12月15日に懲戒処分があって、女性は同日付で依願退職している。 この女性は2021年9月から2023年10月まで名古屋市内の性風俗店2店舗に勤務して、この間に約600万円もの収入を得ていた。彼女は「昼職」と […]

「寝ないことが素晴らしい」というゆがんだ価値観の中で勝ち組になる簡単な方法

相手を睡眠不足にさせるのは、相手の判断能力を奪うための「手法」である。睡眠不足の人は判断能力が低下している。とすれば、「寝ないことが素晴らしい」というゆがんだ価値観の中で勝ち組になる簡単な方法があることに気づくはずだ。それを説明したい。(鈴木傾城)

◆貧しさから抜けられない貧困層は、いずれ「2つの悪」によって下剋上しようとする

日本人は貧困に落ちると、その多くは「一生懸命に働く」ことで何とか生活苦から脱することができると思う。今のところ、日本では一生懸命に働くことで報われることが多い。だから「一生懸命に働く」は、まだ正解と言える。 ところが、途上国ではうまくいかない。 すでに人々は一生懸命に働いてきた。自分の置かれた環境の中で、私たちの思う以上に途上国の人々は働いている。信じられないほどの安い給料に、信じられないほど劣悪 […]

◆安い通貨の国で生きる女性は高い通貨の国のハイエナに買われるのが資本主義

2023年に入って、インバウンドが完全に復活している。日本政府観光局が発表した2023年10月の訪日外客数は251万6500人で、これはコロナ禍前の2019年10月の水準をも超えているので、いよいよインバウンドが定着したとみることができる。 そして、外国人一人あたりの消費額も爆増している。なぜなら、2023年から円安の影響もあって、日本は「物価が安すぎる国」になったからである。そして、日本の裏側で […]

◆メディカルダイエット。アンダーグラウンドの住民は努力が嫌いだが効く薬は好きだ

あなたは努力しないで痩せたいだろうか? 抑えても抑えても止まらない食欲を抑えたいだろうか? 苦しい運動もせず、自然に痩せることを望まないだろうか? そういう薬がすでにできている。 イーライリリーが発売する「トルリシティ」「マンジャロ」「ゼップバウンド」、あるいはノボノルディスクが発売する「オゼンピック」「ウゴービ」「リベルサス」である。 これらの薬はGLP-1受容体作動薬と呼ばれているのだが、継続 […]

◆風俗嬢はかくしてホストに付け込まれる。ホストに付け込まれる女性に足りないもの

ホストにハマった風俗嬢には何人か会ったことがある。こういう女性は「ホス狂」とも呼ばれているのだが、普通はどの女性がホス狂であるのかは本人が言わない限りはわからない。 しかし、取材で会った風俗嬢の女性が一瞬で「ホス狂」であると分かった瞬間もある。彼女のスマートフォンの待ち受け画面が担当ホストの写真だったのだ。金髪で、化粧したかのような顔に黒服。誰が見てもホストの格好である。 彼女はその写真の男が歌舞 […]

◆性的同意サービス。性的同意書の項目にチェックを入れてから性行為する時代?

2023年7月に「不同意性交等罪」が新設されている。これまでの「強制性交罪」や「準強制成功罪」が「不同意性交等罪」に統一された。この「不同意」という言い方が一部で物議を醸している。 言うまでもないが、性行為での同意は、ほとんどは口頭での同意である。 本当に同意したのかどうかをはっきりさせるために「性的同意書」を取り出して、合意事項を互いに確認して記名・捺印するような人はほとんどいない。 しかし、そ […]

◆バングラデシュの首都ダッカには5000のスラムがあって420万人がそこに住む

2023年3月、バングラデシュのダッカ南部のテジガオン工業地帯にある巨大スラムが火事になって次々と延焼して大規模火災になるという出来事があった。 このスラムには衣料品労働者、人力車の引き手、建設労働者など、多くの低所得者が住んでいる場所で、建物は鉄くず、プラスチック、段ボールで作られており、内部は複雑に入り組んでいた場所だった。 このスラムはバングラデシュでも最大級のスラムだと言われている場所なの […]

◆「普通の男は風俗嬢と付き合おうとは思うな」というのは覚えておくべき教訓

以前、五反田で取材したことのある30代のデリヘル嬢の女性から2年ぶりに連絡がきたので歌舞伎町の喫茶店『集』で会ってきたのだが、久しぶりに会うと一見してまったく分からないほど風貌が変わっていた。 かつては茶髪でカールした髪型だったのだが、それがボーイッシュなショートの金髪になっていて、ファッションセンスがやや派手気味に変わっていた。化粧も変わっていて、以前よりも派手な感じになっている。 私が「全然前 […]

エドガー・ポーを破壊したアルコールが薄暗く恐怖にまみれた作品を生み出した?

ポーは、もともと人間関係がうまくいかない性格な上に、身近な人が次々と亡くなっていき、自身もアルコール依存となり、経済苦に陥り、健康を害していた。しかし、傑出した才能を持つ男がアルコール依存になったので、薄暗く恐怖にまみれた作品が後世に残った。(鈴木傾城)

◆トランスジェンダーに関する何かを否定することはリスクになる社会が到来した?

最近、角川書店がアビゲイル・シュライアー著の『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』という書籍を刊行しようと準備していたら、X(旧Twitter)で「ヘイト本を販売するな」と激しい批判が巻き上がって刊行が中止になるという騒ぎがあった。 「タイトルやキャッチコピーの内容により結果的に当事者の方を傷つけることとなり、誠に申し訳ございません」と角川書店は謝罪文を出してい […]

◆説明できない感情。私はそのとき本能レベルか動物的直感で何かを感じていた?

白人《ファラン》たちは、すでに何年も前からヒゲを伸ばすのが流行っていて、中には中東のイスラム教徒のような長いヒゲをたくわえているアメリカ人も珍しくなくなった。 最近のパタヤなどの動画を見ても、ヒゲを伸ばした白人《ファラン》がかなり多くなっているのが見て取れる。 一方で、中国・韓国・日本などは顎髭を生やす男たちは見かけるようになったものの、全体としてそれほどヒゲを生やした男たちはあまり見かけないのが […]

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