ポルノ

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◆女性の時代になればなるほど、暴力的になっていくポルノ

世界中で女性の地位が向上している。アラブ圏でさえ、都会では極端な男尊女卑が徐々に敬遠されるようになった。 欧米諸国や、欧米の価値観を受け入れた世界では男女同権が当たり前になり、かつては男だけだった職場にも女性が進出している。アメリカで言えば、女性経営者も女性兵士も、当たり前に存在する。 1970年代のフェミニズム運動は物議を醸したが、少しずつ女性の権利の向上は進んでいて、それ以前とそれ以降の女性の […]

◆リンダ・ラブレイス。映画「ディープ・スロート」で波乱の人生

もうリンダ・ラブレイス(Linda Lovelace)も知らないし、映画「ディープ・スロート」も見たことはおろか、聞いたこともないという人が増えた。 無理もない。リンダ・ラブレイスを一躍有名にした「ディープ・スロート」は1972年の制作映画で、今からもう40年近くも年月が流れてしまった。 しかし、この映画は「社会史」に残る映画だ。要するに、社会を変えた。 同時期に大流行した「エマニエル夫人」は女性 […]

◆シルビア・クリステル死去。エマニエル夫人で一世風靡した女優

シルビア・クリステルが死んだ。2012年10月18日、60歳だった。癌を患い、2012年7月には脳卒中を起こして寝たきりになっていた。 それから3ヶ月で亡くなっているので、最期は意識もなかったのかもしれない。全世界の女性の性意識を転換させた女性の静かな死だった。 シルビア・クリステルという女優は、多くの映画で人々に感銘を与えた女優ではなかった。50本近くの映画に出ていたが、ただひとつ「エマニエル夫 […]

◆ニナ・ハートレー。今もアメリカのポルノ業界に君臨する伝説

レーガン大統領時代のアメリカ司法省はアメリカの反ポルノ団体からの圧力を受けて、アメリカからポルノを一掃させようとしていた。 結局、それは時代の流れに押されて失敗してしまうのだが、このときに司法省は「ポルノは売春と同様に不品行きわまりない。だから取り締まらなければならない」と叫んだ。 当時、ポルノはビデオという記憶媒体を得てアメリカ中に燎原の火の如く広がっており、アメリカ人の堕落を加速させていた。 […]

◆アナベル・チョン。シンガポールを震撼させたポルノ女優

かつて、シンガポールを震撼させたひとりの女性がいたのをご存知だろうか。 アナベル・チョン(Annabel Chong 郭盈恩)。 1995年のある日、アメリカ経由で中国系シンガポール人の女学生アナベル・チョンのニュースが、”The News Paper”紙で一面トップで紹介された。 胸を大きく開いたシャツ。足のつけ根まで見えそうなホットパンツ。 そんな格好で大きなバイクにま […]

◆「思春の森」母親に全裸ヌードを撮られてロリータの象徴に

フランスの女優エヴァ・イオネスコという女性はフランスのアンダーグラウンドでは「女神」として崇められており、知らない者はいない。未だに彼女は女神のままだ。 彼女は何者だったのか。 彼女は1970年代、まだわずか4歳からずっと写真家の母親に「アート」として性的な全裸ヌードを記録され続け、11歳のヌードはプレイボーイ誌等に掲載されて一躍「ロリータの象徴」「女神」として崇められた女性だった。 もちろん、当 […]