東南アジア

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◆現代プノンペンの姿を大量の写真で一挙に見る(昼間編)

カンボジアが成長期に入っているというのは、ストリートをうろつき回れば本当によく実感できる。 古い建物がどんどん取り壊され、新しい建物がどんどん建つ。そればかりか、今まで沼地や畑だったところが埋め立てられ、新しい土地、新しい道が生み出されて、高速道路も建設途中にある。プノンペンが「拡大」しているのが見て取れる。 街がぐんぐんと成長し、活気に溢れ、躍動している。これは1980年代後半に私がタイで見たの […]

◆プノンペンのかつての売春地帯はもう行っても仕方がない

そこには行きたい気持ちがあったが、行きたくない気持ちも同時にあった。 70ストリート……。 私にとってプノンペンの70ストリートはとても特別な場所であり、特別な想い出に満ちている。 かつてこの場所は舗装されていない道と、沼地とスラムとバラック小屋が林立する凄まじいまでの売春ストリートが続いていて、東南アジアのダークサイドとはどんなところなのかを具現化したような場所だったのだ。 しかし、2004年に […]

◆アウンサンスーチーはミャンマーの救世主か、それとも……

ミャンマーは1990年の選挙でアウンサンスーチーが率いる国民民主連盟(NLD)が勝利したが、軍がそれを抑えこんで政権移譲を拒否、それから20年に渡ってアウンサンスーチーを自宅軟禁に追いやってきた。 選挙の結果を拒否して民主化への道を閉ざした結果、ミャンマーは東南アジアではもっとも未発展で貧しい国へと転がり落ちてしまった。 こうした軍の鎖国政策によって時代に遅れていくことを危惧したミャンマーの人々の […]

◆アウンサンスーチーの時代とミャンマー利権を狙う欧米諸国

2015年11月8日、ミャンマーで実施された総選挙で、アウンサンスーチー氏が率いるNLD(国民民主連盟)が圧倒的な勝利を手にした。これにより事実上のアウンサンスーチー政権が成立した。 今後、アウンサンスーチーによって、この国はグローバル社会に飛び込んでいく。いよいよミャンマーの歴史が大きく動き出すことになる。 ミャンマーは、かつてイギリスとの戦争に敗れて100年近くイギリスの植民地にあった。 この […]

◆カンボジアの虐殺の洞窟(キリングケイブ)を訪ねたときの話

カンボジアは1975年から1979年まで、民族大虐殺が引き起こされた国だ。この間、カンボジアの経済は崩壊するに任せられて、国土は死体の山になっていた。 その後も、ポルポト派は西部パイリン省のジャングルに拠点を構えて1985年あたりまでずっと武装闘争を行っていた。 やっとポルポト派との停戦が行われてからも、フン・セン派やラナリット派の闘争などが行われて政情不安は続いたままだった。 何とか国家運営がま […]

◆大混乱と殺戮に見舞われる。民主化してミャンマーが大混乱に

ミャンマーが民主化の動きを加速している。しかし、それと同時に国内で民族対立・宗教対立が激化し、ミャンマーの将来に暗雲を投げかけている。 ミャンマーの民族問題と言えば、地方や山岳地帯に私兵を構えて中央政府と対立する少数民族問題もあれば、ロヒンギャ族の問題もある。 そして、宗教問題と言えば、大多数の仏教徒に混じった少数派のイスラム教徒の問題もある。 2013年3月20日、ミャンマーでは中部・南部で仏教 […]

  • 2012.06.26
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◆長期の旅をさせるなら「4つのGに近づくな」が鉄則だが

ロンリー・プラネットという欧米の長期旅行者が読む旅のガイドブックがある。 東南アジアでも旅先のゲストハウス(安宿)に残されていたりして、暇つぶしに読むこともあるが、これがまた旅の情報が満載で意外に面白かったりする。 もうずいぶん昔だが、その中のどれかに長期旅行者に対するアドバイスが載っていて、興味深いと思って覚えていたものがあった。 もし、長期旅行で深刻なトラブルに巻き込まれないで旅を成功させるた […]

◆インドネシアがインドネシア人の国というのは大きな誤解だ

インドネシア編 インドネシアはインドネシア人の国だと思っている人がいる。実はとても大きな間違いだ。 インドネシアはインドネシア人のための国ではない。 たとえば、スハルト時代、スハルト一族は稀に見る資本独占に成功して「スハルトは金に狂った男だった」とワヒド元大統領に言わしめた。 一時、インドネシアは「スハルト一族の持ち物」だった。しかし、スハルトが去って、時代は変わった。インドネシアはインドネシア人 […]

バイオレンス。カンボジアに渦巻く暴力の裏に何があるのか

閲覧注意夜の売春地帯に行けば、カンボジアには暴力が剥き出しのまま転がっていることがよく分かる。 たとえば、70ストリートで、銃を持った兵士複数が酔っ払って若いベトナム女性を取り囲み、小突いているのを見たことがある。 誰が彼女を助けられるというのだろう。仲裁に入ろうと思っても、酔っ払った兵士たちは銃を持っている。その銃はこけおどしではなく、本物だ。兵士は気が向くままそれを連射することができる。 コン […]

◆ミャンマーで一人旅をしていた邦人女性が首を締められ死亡

2011年9月28日、ミャンマーの中部バガンでバイクタクシーに乗っていた白松千晴さん(30歳)が首を締められて殺されたのがニュースになっていた。 宿に戻る途中で、バイクタクシーの男にレイプされそうになり、抵抗しているところを殺されてしまったのだろう。 農婦がたまたま目撃して警察を呼んだという状況が書かれているが、農婦しか目撃していないので逆に言えば人里離れたところに連れて行かれて襲われたと推測でき […]

◆質素で素朴な北ベトナム・ミャンマーの少数民族を写した光景

私は都会でも田舎でもどちらでも暮らしていけるタイプで、頻繁にその両方を行き来している。ところが、最近は健康を害した上に、インターネットの依存度が日増しに高まっているので、田舎に引きこもるというのができなくなった。 しかし、インターネットがなければ困るのかと言われれば、実はそれほど困ることもない。そういえば、今年も数ヶ月の「音信不通」の間はインターネットには縁がなかった。(それで問題がなかった) コ […]