心理

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◆虐待がなくならない理由。「血のつながらない子供」は殺意の対象になるのか?

日本で虐待事件が次々と起こっている。5月19日にも静岡県浜松市で小学校の男の子の身体に複数のあざや内出血、目も内出血があることに気づいて児童相談所に連絡し、児童相談所から警察に通報されて、親が逮捕されるという事件があった。 こういう虐待事件があった時、私がいつも気にかけるのは「同居している親は血のつながった親なのか?」という点である。 虐待で逮捕されるケースでは、親のどちらかが「他人」である場合が […]

◆「犯罪を行うための機会」があることによって誰でも犯罪者になるという考え方

私は「誰でも犯罪者になる可能性がある」という説を固く信じているのだが、その理由は個人の持つ善意や道徳など当てにならないし、人間は誰しも弱さを持っていることを理解しているからだ。 たとえば、誰しも人が見ていないところで一万円が落ちているのを見つけて、それを拾った時、この一万円を交番に届けるか自分の財布に入れてしまうのか、心の葛藤が起こるだろう。 何の迷いもなく交番に届ける人もいるかもしれない。しかし […]

◆ジャニー喜多川が少年にやっていたことが表沙汰にならなかった仕組みを知れ

私はテレビも持っていないし、観ないし、まったく芸能界にも関心もなく、彼らの言動にも興味がないのだが、それでも日本で「ジャニーズ」なる会社があって、そこが大量の男性のアイドルを出しているということくらいは知っている。 風俗嬢の中には「ジャニーズの追っかけをしている」という女性も実は珍しくなくて、彼女たちは金に困って風俗で働いているというよりも、ジャニーズの追っかけのために風俗で働いていたりする。 フ […]

◆詐欺やカモにされないためにどうしたらいいのか。最も効果的に訓練する方法

高齢者が増えていくと、高齢者を狙った詐欺が激増する。それは今の日本社会で起こっていることであり、オレオレ詐欺・振り込め詐欺などはもはや日本に定着した「ありふれた詐欺」になってしまった。 問題は、詐欺師が高齢者相手に騙しの手口を磨いていくと、それはやがて全世代が騙しの対象になっていくということだ。詐欺の手口が磨かれると、対象が広がっていくのである。 セミナー詐欺やネットワーク商法詐欺や霊感商法詐欺な […]

◆日本女性の半数以上は「性行為に関心がない、嫌悪している」は正しいのか?

60代を過ぎて、わいせつやレイプなどの性的な事件で逮捕される「男」は珍しくない。最近の例で言うと、兵庫県芦屋市松ノ内町の路上では61歳の男がズボンのファスナーを下ろして自慰行為をして逮捕されているし、熊本市東区保田窪ではやはり61歳の男が10代の女性にわいせつ行為をして逮捕されている。 札幌では62歳の男がTwitterで知り合った15歳の少女に2万5000円を渡してみだらな行為をしたとして逮捕さ […]

◆性的マッサージを受けても物足りなく感じる男は何が足りないと思っているのか?

ここ2年、ほとんどタイ古式(トラディッショナル)マッサージを受ける機会がなかったのだが、街を歩くと至るところにタイ・古式マッサージの看板が目につくので、久しぶりにマッサージを受けてみることにした。 私は運動をほとんどしない上に、ここ10年は座りっぱなしでいることも多くなった。そのせいか、持病と言ってもいいくらいひどい腰痛を抱えている。一年に一度は腰が痛くて歩けなくなるほどだ。「爆弾」を抱えているよ […]

◆屋外で陰部を露出しながらスリルと快楽を味わう男が長生きしないと思う理由

最近、福島県伊達市の19歳の大学生が電車内で陰部を露出したとして逮捕される事件があった。露出で逮捕されるというのは限りなく情けないことではあると思うのだが、こうした事件は実はかなり多い。 宮崎県では商業施設の駐車場に車を止めた男が車の中で下半身を露出して女性に見せびらかして逮捕されているし、大阪でも府職員の27歳の男がやはり電車内で下半身を露出したとしてわいせつ陳列罪で逮捕されている。 下手したら […]

◆売春や風俗をビジネスとして継続するために女性が捨てなければならないもの

新宿・歌舞伎町でストリート売春のために立っている素人の女性たちが目立つようになってきている。 彼女たちが黒いコートにヒールの高いブーツを履いて、ただスマートフォンを凝視しながら男に声をかけられるのを待っている。その女たちを囲むように、男たちが何人もじろじろと品定めをしている。 この寒い中でも彼女たちはストリート売春を続ける。 数がもっと増えれば間違いなく警察の一斉捜索と摘発が行われるのだが、日本社 […]

◆癒やし系の風俗嬢のこと。女神を見つけることができずに死んでいく男もいる

クリスマスになると、数年前にインタビューで知り合った千葉出身の20代半ばの風俗嬢を思い出す。所属するデリヘル店では超絶的なナンバーワンの女性だったが、会うと目をみはるような美人でもなく、派手でもなく、スタイルが抜群に良いわけでもなかった。 確かに清潔感と優しく明るい雰囲気には好感度は高かったが、「ものすごく美人」ではない。しかし、この女性が彼女の所属する店で最も売れている女性だった。 とすれば、性 […]

◆すでに完全なる除毛をするような男まで出現しているというのは不意打ちだった

コロナ禍が広がっていく2020年あたりから、売春する女たちとも風俗の女たちともほとんど会わなくなってしまった。そして新しい情報もあまり入ってきていないのだが、先日、風俗嬢を追いかけている雑誌記者と雑談していたら実に奇妙な話を聞いた。 彼がインタビューした女性たちの間で最近よく話題になってる「男たち」がいると言うのだ。「風俗嬢の間で話題になっている男? どんな男なの?」と私が聞くと、彼はこのように言 […]

◆風俗や売春に生きる孤独な女性が、性サービスという自傷をしているということ

素晴らしい家庭で育った女性や、満ち足りた人生を送っている女性や、自分を理解してくれたり支援してくれる友人がまわりにいたり、コミュニケーション能力が高かったり、経済的に問題のない女性は、真夜中の世界に降りてこない。 ましてや風俗嬢になったり、売春に関わったりすることもない。 これを逆に言えば、育った家庭に問題があったり、失意と失望と挫折にまみれた人生を送っていたり、助けてくれる友人などひとりもいなか […]

◆自分に合うパートナーを捜すには「たった1つだけ」の注意点を守ればいい?

相変わらず有名人・芸能人の離婚が話題になっている。おしどり夫婦、仲の良い友だち夫婦だとか言われていたカップルでも、家庭内では何が起こっているのかは当人しか分からないわけで、気がついたらあっさりと別れていたりする。 離婚に際しては誰も彼もが「これからも互いに尊敬を持って」だとか「これからも人生のパートナーとして」だとか、対外的にはキレイ事で取り繕っているのには苦笑せざるを得ない。 そもそも、何もなけ […]

◆ゆがんだ性的嗜好は、いったい何が生み出すのか不思議に思ったことはないだろうか?

デリヘル嬢の話を聞いていると、彼女たちはしばしば「奇妙な客」に遭遇した時の話をしてくれる。女装しながら性サービスを受ける男の話を新神戸に住むデリヘル嬢に聞いて、「そんな男もいるのか」と驚いたこともあった。 『その女装がすごいんですよ。アルプスの少女ハイジに出てくるクララって知ってます? あの格好。金髪のカツラをかぶって、ブラジャーとビキニをつけて、ブラジャーの中にはニセモノのシリコンおっぱいが入っ […]

◆なぜアンダーグラウンドの男たちは、美人をそこらへんの石ころ扱いするのか?

若く美しい女性は、自分の意志に関係なく世間から注目を浴びる。だから、美しい女性は自分の容姿が金になるというのを若いうちに知る。 実のところ、美しい女性はそうでない女性に比べて人生で約3億円分の得をするという試算もある。この3億円という数字にどれくらいの正確性があるのかは分からないのだが、「美人は得する」というのは間違いない。 彼女たちは子供の頃から美しいことが武器になることを学習し、自然と自分の持 […]

◆結婚相手や歓楽街の相手を決めるのに、2つの後悔しない数学的な戦略がある?

私たちは、日常の中で常に「選択と決断」を迫られるのだが、この「選択と決断」は、ほとんどが経験とカンによって成し遂げられている。経験が長くなればなるほど、正しい選択になるし、カンが良くなればなるほど決断が正しくなる。 しかし、経験やカンに頼るのではなく、これを機械的かつ合理的に行う方法はないのかと思うこともあるはずだ。 たとえば、人は一生のうちで何人もの異性と付き合って、結婚に至るのだが、結婚相手と […]

◆これまで一度もデートしたことがない若者を苦しめている問題ある考え方

2022年6月14日、日本政府は「男女共同参画白書」を出しているのだが、この中で20代の男性のおよそ7割、20代の女性およそ5割が「配偶者、恋人はいない」と答えているのだと言う。そして、SNSでも注目されたのが以下の報告だった。 20代の独身男性の4割が、これまで一度もデートしたことがない……。 別にデートをしたことがあるから偉いというわけではないのだが、恋愛に結びつく最初の一歩すらも踏み出してい […]

◆ルッキズム論争? 「外見こそすべて」の社会を簡単に終わらせる方法とは?

今、「ルッキズム」という言葉が広がっている。ルッキズムというのは「外見至上主義」を指すのだが、もっと分かりやすい表現をすると「外見が良い人をチヤホヤして、外見が悪い人は見くだす」という考え方・行動様式を指す。 世の中は昔から「美男美女」が得するようにできていて、SNS全盛期の今はますます美男美女の社会的優位性が高まっていると言える。逆に言うと、容姿がそれほどでもない人は男でも女でも見下されたり、雑 […]

◆男をハメて大金を貢がせる危険な女性は、過去に女に騙された男をまた騙すのだ

男をハメて大金を貢がせる危険な女性は、同じことをやっている他の女性から「詐欺に引っかかった男」を教えてもらって、騙された経験のある人にアプローチをかける。「あの男は騙せたわよ」というのを聞くと、その男のところに行って同じような手口を仕掛けるのだ。 普通に考えると「女に騙されて大金を持っていかれた男というのは、用心深くなって次は騙されないように気をつけるはずだ」と思う。それなのに、なぜ「騙された男を […]

◆勃起不全について多くの人が誤解していること。そして価値観の問題について

新型コロナウイルスのワクチンで一躍名を馳せたファイザーだが、この企業はコロナワクチンの前にも凄まじいブロックバスター(超特大成功薬)を世界に送り出している企業である。そのブロックバスターは今も知らない人がいない。 薬の名前は「バイアグラ」と言う。 カリフォルニア大学では、このバイアグラの特許が切れてスウェーデン国内で非常に安価な薬になった結果、50歳~59歳の男性の自殺率が低下したという分析データ […]

◆シリコンを入れたが、肉芽腫になって乳房に膿が溜まってしまった風俗嬢のこと

日経新聞に、胸の大きな女子高生の絵が広告として載ってフェミニストが「女子高生を性的に扱っており、新聞の広告として不適切」と大騒ぎをする事件があった。 大きな胸の女性の絵や写真にフェミニストが噛みついて炎上するというパターンは何度も繰り返されている。 不必要なまでに胸を強調した絵というのはあからさまに性的なものであり、これを広告などに使うのは「環境セクハラ」というのがフェミニストの主張である。(ブラ […]

◆太った若い風俗嬢。恒常的な過食を引き起こしてしまう「ある幼児体験」とは?

夜中にフラフラと歓楽街を歩いたりしていると、若いけれどもかなり太った身体の女性がミニスカートとヒールの高いブーツを履いて、スマートフォンを眺めながら歩いているのを目にしたりする。 新宿歌舞伎町二丁目でも、池袋北口でも、場所柄こうした女性が歩いていると、すぐに彼女がデリヘル嬢であって客のホテルに向かっているところであることが分かる。 太った女性がデリヘル嬢であってもまったく不思議ではない。 まだ20 […]

◆現実を見て、少子化を解消するために「危険な答え」を思いつく人もいるはずだ

日本は子供たちの数よりも高齢者の方が圧倒的に多い国で、今後もどんどん高齢者が増えるので「超」少子高齢化によって国家崩壊に至る可能性がある。 高齢者ばかりの国ではイノベーションが生まれるどころか現状維持ですらも難しい。仕事は減り、消費も減退し、活気も停滞し、若者は高齢者を支えるための酷税に苦しみ、成長産業は介護業界や葬式業界になる。そんな国に次世代なんかない。 もう10年前から日本は少子高齢化を解決 […]

◆セックス産業の中で自分を安売りする女たちは、なぜ自分の価値を間違うのか?

どこの国でも真夜中の世界では高級店に美しい女性がいて、激安店や格安店にそうでない女性がいるというのは冷徹な事実である。 高級店の女性はほとんどが非常に美しい女性たちである。逆に激安店には通常の店では雇われないような女性が大勢集まって性サービスを行っている。日本には「地雷専門店」を謳う店もあって、そうした女性も一定の需要があったりするので店の経営は成り立っている。 こうした店は「罰ゲームで使われるこ […]

◆「痩せれば痩せるほど美しい」という思い込みに支配されて壊れていく女性たち

2020年と2021年のコロナ禍で、「コロナ太り」が増えたという事実がある。ステイホームで運動しなくなった結果、人々はどんどん体重を増やした。私も体重が増えた。(ブラックアジア:腰痛なのでダイエットしたいが、糖質制限ダイエットだけは私には無理そうだ) ところで、一方で若い女性の間でまったく逆の現象も起きていることが分かった。国立成育医療研究センターは、『2020年度に摂食障害の代表的な症状の一つで […]

◆好みの変遷。「好きになればそれが好きなタイプ」にすれば好みが自由に変わる

先日、久しぶりに私は自分の小説である『カリマンタン島のデズリー』を必要があって読み返していたのだが、その時にふと気づいたことがある。 この小説も例によって登場人物はすべて実在の女性をモデルにしているのだが、この中には執拗に私を誘う40代の女性が出てきて、主人公が頑なに彼女の誘いを断る場面が出てくる。サンティという女性だ。 サンティはすでに40代にある女性だったのだが、主人公は彼女が歳を取り過ぎてい […]

◆「私の身体、あなたに与えることができるわ」という言い回しの裏側にあるもの

今までセックス産業で働く多くの女性を見てきた。そして、この世界にどっぷりと関わってきた。どこの国でも、どんな社会でも、彼女たちの姿は必ずある。おおよそ、売春ビジネスをする女性がいない社会はない。 セックスワーカーには大きな需要がある。だから、そこに飛び込む女性が出てくるのは当然の話である。これを「需要と供給」と呼ぶ。 売春ビジネスに関わっている女性や、風俗で働いている女性たちは、別にセックスがした […]