一般

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ストーキングされ続け、最後に酸を投げつけられたインド女性

閲覧注意 インド圏では自分の言うがままにならない女性をアシッド・アタック(酸攻撃)するという卑劣な犯罪が、何十年も前から延々と続いている。 バングラデシュでも、パキスタンでも、アフガンでも、イランでも、そしてインドでも、莫大な女性が酸を浴びせられ、顔面を破壊されているのである。 卑劣で、卑怯で、残虐で、おおよそ人間が考える犯罪ではない。 女性の容姿を完全に破壊し、その後の人生に激しい苦痛と恐怖を与 […]

金がすべてだと言わんばかりの態度を剥き出しにした女性

フィリピンのマニラの売春バーに、一人の女性がいた。ひっきりなしにタバコを吸い、いつもイライラしていて、落ち着きのない女性だった。 彼女は若い女性を何人も束ねていて、彼女たちを男に斡旋してはリベートを取るビジネスをしている。 こういったビジネスをする女性の元締めのような姉御が、東南アジアの歓楽街にはどこにでもいる。彼女もその一人で、男がやって来ると、飛んで行って若い女性を紹介するのだ。 強引で、短気 […]

◆人間の排泄物を両手で集めることを強いられた人たちがいる

想像してみて欲しい。あなたの両親は掃除や死体処理の仕事をしていて、あなたもその仕事しか就けない。あなたは教育を受けられなかった。あなたは字も読めないし計算もできない。 あなたはいつも殴られ、いじめに遭って逃れられない。警察もあなたの敵で助けてくれない。あなたが女性なら、知らない男にレイプされても泣き寝入りするしかない。 反抗すると虐待される。たとえば、人糞を食べさせられるかもしれない。灯油をかけら […]

◆インド売春地帯を徘徊する暴力団を、身を縮めてやり過ごす

インド・コルカタの売春地帯ムンシガンジ・スラムの一室で窓の外を眺めていると、ギャングの一団が見えた。女性を威圧するような目つきで歩く男たちの姿は、遠くから見ていてもどこか背中が冷たくなるような緊張を覚える。 「ほら、ギャングがいる」 一緒にいた女性に言うと、彼女は恐る恐る窓の外を眺めたが、やがて静かに窓を閉めた。彼女の大きな目はどこか不安げだった。ギャングたちを怖がっているのがその挙動で分かった。 […]

◆大流行しているベッドバグ(トコジラミ)。ホテルに入ったら、まずはここを見よ

インバウンドが再開しているが、これによって再び日本でもベッドバグ(トコジラミ)が問題になりつつある。ベッドバグはかつて「南京虫」と呼ばれたものなのだが、今や全世界のホテルで問題になっているのだ。日本でも止めることができない時がやってくるだろう。(鈴木傾城)

◆アドレナリン・セックス。ラクミが暴力で教えてくれたもの

インドの売春地帯に放り込まれた女性は、文字が読めないどころか、まったく教育を受けたこともないことが珍しくない。そんな中で、激しい自己主張を繰り広げ、生きるために信じられないほど荒々しく、粗野になった女性も多い。 売春地帯では年中、どこかから女性の罵声や悲鳴が聞こえてきたり、女性同士が殴り合って喧嘩している姿を見る。欧米や東南アジアの売春地帯では、男というのは「誘う」ものだが、インドの売春地帯では鷲 […]

◆ミミンの匂い。「結婚して、私とあなたの子供を作りましょう」と彼女は言った

人は誰でも自分の人生で、どうしても忘れられない人と出会うことがある。自分の心をときめかせてくれる人がいる。 優しくて、一緒にいると安心できて、触れ合うことに喜びを感じることができる人。出会った瞬間に、本当に何の違和感もなく受け入れられて、自分の探し求めていた何かにぴったりと当てはまる人。 振り返って見ると、インドネシアで出会ったミミンはそんな女性だったのかもしれない。出会ったときから彼女は華奢で、 […]

◆インドの売春地帯で、男が試されるのは「水を飲むとき」だ

売春宿で水を飲むというのはよくあることだ。少なくとも女性は親切で水を差し出してくれる。それは拒絶できない。インドでは相手の差し出す水を飲むことによって、相手のカーストや人を受け入れたという意味がある。 もし女性を受け入れたと示したいなら、コップに差し出された水はどんな水であれ、受け入れなければならない。だから、彼女たちが見るその前で水を飲み干す。しかし、もし女性が邪心を抱いて睡眠薬を混ぜていたとし […]

◆ガート・コパール。部屋にベッドすらもないスラム売春地帯

インドの売春地帯は本当に荒んでいて、どこを訪ねても晴々とした気持ちになることなどまったくない。それはニューデリーだろうが、コルカタだろうが、ムンバイだろうが、同じだ。荒廃の状況はそれぞれ違うのだが、どうであっても荒廃しているのは間違いない。 ムンバイ郊外にあるガート・コパールも同様だ。 この売春地帯はインドの列車が通る線路脇に作られたスラムから派生した売春地帯である。建物は強い豪雨でも来れば吹き飛 […]

◆「よくなかったら、おカネはいらないわ」と言ったリンダ

売春する女性が男を誘う言葉は「彼女は淫乱だ」と世間を錯覚させるに充分なほど直接的かつ刺激的だ。 「ボンボン・グッド。ニャムニャム・グッド」「チキチキ・グッド。サービス・グッド」 タイ・カンボジア・ベトナムではセックスのことを「ボンボン」と言うと通じる。マレーシア・インドネシアでは「チキチキ」という。 いずれにしても「わたしのセックスはいいわよ」というフレーズだ。一種の常套句と化しており、直接的なわ […]

◆白人が好きだと言って、やがてドイツ人と結婚したディラン

断片的にしか思い出せない女性がいる。覚えていることのひとつひとつは鮮明なのだが、虫食いのように途中の記憶が消えていて、全体像がつかめない。 しかし、忘れがたい。 ディランという男性名を持つパッポンで知り合った「女性」は、まさにそんな想い出のひとつだった。断片しか覚えていないが、その断片が強烈なので、その部分だけで永遠に忘れない。 人間の記憶とは本当に不思議なものだ。 何が記憶に残り、何が記憶に残ら […]

アンナは、なぜ「コンドームを使わないで」と言ったのか?

シーリング・ファンをじっと見つめる癖のある、静かな女性と知り合った。彼女の名前はアンナと言った。サバン・ビーチで出会った女性だった。 サバン・ビーチには五つほどゴーゴーバーがある。回遊するサメのように毎日バーを巡り歩いていると、そのうちにどこに行っても知り合いだらけになる。バーのいくつかは外国人オーナーが経営している。 しかし、だからと言って特に何か違うわけでもなく、どこにでもあるごく一般的なゴー […]

  • 2012.08.13

ジーンズの女性には硫酸テロをすると宣言するインド民族主義者

インド圏では女性に硫酸をかけるという事件が多発する場所であることはもうよく知られるようになってきているが、信じがたいニュースを”The times of India”紙が伝えている。 それは、「ジーンズをはいた女性には硫酸を浴びせるテロを行う」というものだ。 他国では単なるいたずらや脅迫で終わるかもしれないが、インドでは女性に硫酸を浴びせるアシッド・アタックが各所で起きて女 […]

ミンドロ島プエルトガレラには、「裏の顔」が存在している

ある年の五月二十三日、乗客七十名を乗せたフェリーが転覆して十二人の乗客が死亡したが、その中には五十七歳の日本人も含まれていた。 彼らはバタンガスを出発して、ミンドロ島のプエルトガレラに向かっていた。 フィリピンのミンドロ島は小さくて美しい島だ。マニラからも近く、半日もあればそこに辿《たど》り着くことができるので、アジアの都会に倦《う》んだらそこでじっと時間をつぶすことができる。 海はそれなりに美し […]

◆まぶたに描いた目。卑猥な踊り。奇妙で予測不能のインド女性

インドをさまようようになると、さまざまな人間に会い、さまざまな光景に遭遇する。ストリート・ピンプ。道に立つ原色の売春女性。彼女たちの子供。彼女たちの客。屋台で働く男。身体の一部が変形した奇形者。麻薬中毒患者。そして性的な倒錯者ヒジュラ……。 その誰もが良くも悪くも非現実的で、滑稽で、圧倒的な存在感がある。 インドではどんな存在があってもおかしくない。だから、とても不思議な化粧をして、まったく予期し […]

ファミリーを持ちたいと願って叶わなかったサバン・ビーチのサリー

サバン・ビーチはとても美しいところで、小高い山に登って遠景を見ると紺碧《こんぺき》の海が広がっていて思わず息を飲む。 私はこの光景が好きで、プエルトガレラにいるときは、たまに山に登ってはひとりで海を見つめていた。心地良い風の中で、ミネラルウォーターをあおって自然を満喫する。 山に飽きるとビーチ沿いを歩く。 サバン・ビーチは野良犬と子供たちが大勢いて、子供たちは船が本土からやってくると泳いで船まで辿 […]

◆彼らに付きまとわれたら最後、地獄の底まで追いかけられる

食うに食えない、命がけの男たちの切羽詰まった血走った目。必死の表情。そして逃げても逃げても追いかけてくるゾンビのような執念深さ。それはストリート・ピンプの姿だ。 ストーカーに追い詰められている女性が世の中にはいる。彼女は、監視され、どこまでも執拗に後を付けられ、プライバシーにまでのぞき込まれる。 そんな女性の精神状態を男も体験したければ、インド・ムンバイのカマティプラに行けばいい。きっと同じ恐怖を […]

レイテ島から来たマイカの寝顔を見つめながら思ったこと

売春地帯『サバン・ビーチ』では何人もの女性と知り合った。 すべてゴーゴーバーの女たちだが、彼女たちはフィリピンのありとあらゆる場所からやってきていて、中には「レイテ島から来た」という女性もいた。 レイテ島と言えば日本では太平洋戦争で日本軍とアメリカ軍が激戦を繰り広げて多くの日本兵が餓死したという「歴史の島」であるが、レイテから来た女性は過去よりも今を生きるのに必死で、過去の戦争についてはほとんど何 […]

◆未成熟な性器が壊されないよう、神に祈るしかないアンジェラ

インド・コルカタの売春窟ソナガシはコルカタ最大の売春地帯であり、エイズや性病の蔓延する汚染地帯でもある。アンジェラという女性が、このソナガシの中ほどの建物の三階に、息を殺すようにひっそりと生きていた。 彼女のいたこの売春窟は、異様な雰囲気が漂っている場所だった。部屋には窓が一切なく、完全に密閉されていた。階段のわきでガスコンロから大量の火を放出させながらひとりの男が何か食べ物を作っている。 薄暗闇 […]

ウィナ。大人の顔に子供の身体がついているように見えた

もし彼女と同じ境遇だったとき、耐えられるだろうか、と考えることがよくある。 ウィナのときもそうだった。来る日も来る日も、夜になると、熱帯のどんよりと湿った空気の中で立ち続け、道ゆく男たちの好奇の目にさらされ続けなければならない。 体調が悪くても関係ない。休ませてくれない。飼い殺しだ。 自分が肉体を張って稼いだ金なのに、オーナーに大半を搾取される。オーナーは全身入れ墨のヤクザで、管理するのは人を人と […]

◆なぜハビーは性行為の進行はこうだと頑なに思い込んだか?

性行為の「一連の動き」を厳格に決めている女性がいたとしたら、あなたはどう思うだろうか。 最初は、騎乗位、次は正常位、動きのスピードはこれくらい、と決められていて、それから外れると殴られる。まるで流れ作業のように進行させられ、それから外れることは絶対に許されない。 それが「唯一絶対の性行為」だと思い込んだ女性がこの世にいる。しかも彼女の中ではそれが「常識」で、とにかくそれ以外の進行は許されないと頑な […]

エドサの出来事。事件を引き起こしそうな男は、確かにいる

フィリピンでは、一年間に必ず五人から六人ほどの日本人が殺される。殺される日本人というのはだいたい傾向がある。 真っ先に上げられる特徴は「日本人の中年男性が被害者」であることだろう。 そして、この被害者というのが普通の日本人ではないことが多い。だいたい三つに分類される。暴力団関係者、ドラッグ関係者、フィリピン女性と関わる者だ。 要するに、夜の世界をうろうろするような男が、フィリピンで殺されたり、事件 […]

ダイアナ。「わたし、とてもいやらしいのよ」と言う女性

久しぶりにアンヘレスの退廃に満ちたバー『トレジャー・アイランド』に行った。中に入ると何人かの顔見知りがいたが、誰にも声をかけず、奥に入ったところの空いている席に適当に座った。 相変わらずこのバーの中は大混雑している。その中にまぎれていると、妙な居心地の良さを感じた。ここはアンヘレスでもっとも堕落した人間が集まる場所であり、だからこそ堕ちてしまった人間には自然と足が向く場所でもある。 ママサンをして […]

◆フォークランド通り。現地の男も恐れる荒くれの女たちの巣

世の中には行ってもいい売春地帯と行ってはいけない売春地帯がある。インド圏の売春地帯は行ってはいけない売春地帯の筆頭である。インドは、どこも地獄だ。 女性の50%はエイズ。場所によっては80%がエイズ。淋病、梅毒、尖圭コンジローマ、パピローマ・ウイルスは蔓延し、人身売買で無理やり連れてこられた女たちがたくさんいる。 部屋にはシャワーもない。プライパシーもない。建物の中にひったくりがいる。そして、ボス […]

黒い肌のルビー。一目惚れ、意気投合、一気呵成に結婚話

まずいことになったとルビーを見てつくづく思った。一番まずいのは、彼女に一目惚れしてしまって、怒濤《どとう》のようなスピードで結婚の話まで進んでしまったことだった。 一目惚れ、意気投合、相思相愛、一気呵成《いっきかせい》の結婚話。おおよそ、あってはならない展開が目の前で進んでいた。 本当は、ここで優柔不断であることが一番問題をこじらすのは分かっている。ルビーから、離れて、二度と会わない選択をしなけれ […]

◆道徳心のない人間ですら怖じ気づく。カリグハット売春地帯

インドはとてもハードできつい国だ。それは貧困のレベルが想像を超えているからだ。他の国で隠されていたものは、インドでは何もかも剥き出しである。 そして、そこで生きる人たちの荒廃は、先進国から来た人間の常識すら破壊してしまう。最初から常識は通用しないし、夢にも思わないような不条理な展開がいきなりやって、絶句したまま口もきけなくなる。 インド・コルカタのカリグハットは、本当にひどかった。広大に広がるスラ […]

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