◆池袋にいた野良犬の女。私には彼女の下半身が昆虫にしか見えなかった(2)

◆池袋にいた野良犬の女。私には彼女の下半身が昆虫にしか見えなかった(2)

最初から彼女は物怖じしない性格で、いったん私に取り付くとまるで旧知の知り合いのように、馴れ馴れしく話してくるのだった。

その恬淡(てんたん)とした話しぶりは、さっきまで薄暗い夜の闇にひっそりと立っていた女性とは思えないほどだった。もともと、このあっけらかんとした屈託のない性格が彼女の性格なのだろう。

「ここは詳しいの?」と彼女が訪ねてきたので、「いや、池袋はたまにしか来ないよ」と私は答えた。たまにしか来ないが、ラブホテル街はよく知っているとは言わなかった。

「いつもどこにいるの?」
「歌舞伎町の方だよ」
「へぇ、お兄さん新宿の人なんだ。私は新宿はめったに行かない」
「池袋ばかり?」
「まぁね」

彼女はそのように答えて、それから慌てて「でも毎日立ってるわけじゃないよ。まぁ、今日はちょっとおカネないしさ」と付け加えて笑った。「けっこう、ピンチなのよ。稼いで帰らなきゃね」

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