「月」は女性の象徴である理由は、生理と天体の月の密接な関係にあった?

「月」は女性の象徴である理由は、生理と天体の月の密接な関係にあった?

女性の生理を「月経」と言ったりするのだが、なぜ生理が「月経」という言葉になったのか。経(けい)というのは物の道筋を指すのだが、生理は約一ヶ月のの周期でやってくるから「月の経」であり「月経」だった。

女性の中には生理のことを「月のもの」と呼ぶこともあるのだが、「毎月来るもの」なのでそのような呼び方が自然に為されている。

そこで、再び疑問がよぎる。

いったい、なぜ生理は「毎月来るのか?」ということだ。毎月と言っても女性の身体はカレンダーにリンクして30日ごとになっているのではない。個人差はあるのだが、だいたい28日から30日の周期のどこかで平均は「29.5日」である。

ほとんどの男が知らなくて、多くの女性が知っていることがある。この「29.5日」という数字は実は深遠な数字でもある。これは天体の「月の周期」と同じだったのである。

生理の周期 29.5日
月の周期 29.5日

毎月来るものだから「月経」というだけでなく、まさに月の周期と連動しているから「月経」であった。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。

天体の月が女性の身体に何らかの影響を及ぼす?

生理の周期と月の周期が同じだったというのは、単なる自然界の偶然なのか、それとも深い意味があったのか。

これは、科学的な裏付けがあるのかどうかは定かではないのだが、この「29.5日」の偶然にはひとつの仮説が信じられている。

海辺に暮らしている人はよく知っているのだが、海水には干満(かんまん)がある。すなわち「引き潮」と「満ち潮」がある。この海水の満ち引きは月の引力が影響している。これは科学的に証明されているものだ。

「水分が月の引力の影響を受けるのであれば、女性の身体もまた月の引力の影響を受けているのではないか」というのが「29.5日の一致」の仮説である。

何しろ、人間の身体の7割は水分なのである。何らかの影響があったとしても不思議ではない。実際のところ、本当にそうなのかどうかは分からないのだが、天体の月が女性の身体に何らかの影響を及ぼしている可能性は「なきしもあらず」だ。

これだけでは「確かにそうかもしれないが、それは単なる偶然であっても不思議ではない」と思う。

しかし興味深いのは、女性と月の関連性はこれだけではなかったことだ。

人間の女性の平均妊娠期間は「十月十日」と言われているが、個人差もあるので「280日±15の範囲」、つまり265日から295日の間となっている。この範囲は実は月齢の9ヶ月にあたる265.8日の範囲に当てはまっている。

さらに統計的には「満月の日に出産する女性が多い」とされている。

女性の生殖に関わるものは、あたかも「月」に支配されていたのである。だから、古代から「男は太陽、女は月」だとか「ブラザー・サン、シスター・ムーン」と言われて女性のシンボルは「月」になっているのだった。

 

フランコ・ゼフィレッリ監督の聖フランチェスコの半生を描いた異色の映画『ブラザー・サン&シスター・ムーン』。そして、その同名の名曲。

Brother Sun and Sister Moon
I seldom see you seldom hear your tune
Preoccupied with selfish misery

舞台は18世紀。ここでも、女性は「月」に例えられているのが分かる。かつてより、女性は「月」の象徴だった。

ブラックアジアでは有料会員を募集しています。よりディープな世界へお越し下さい。

それは、いろんな意味で普段と違っている時期

ちなみに、女性の性欲は生理前が最も高まる。生理前が最も妊娠しやすい身体になるので、生理前に性欲が高まるのは本能であると女性も理解しているのだが、これは科学的に正しい。

性欲を起こさせるのは男性ホルモンの「テストステロン」なのだが、このテストステロンが分泌されるピークが排卵(はいらん)時期と完全に一致しているからだ。

これを偶然と考える人は誰もいない。生理とは妊娠するための身体の変化である。排卵(はいらん)された時には、性欲が高まっていないと妊娠できない。だから排卵時期とテストステロンが分泌される時期が重なっている。

月が女性の身体に生理を促し、生理は性欲を促す。女性は自らの身体を「この日を生理にしよう」と決めているわけではない。身体が勝手にそうなっている。そして、その周期を「月」が司っている。

生理と天体の月の関わりはあくまでも仮説なのだが、そうだとはしてもなかなか不思議なことではないか。

それだけではない。

女性の死亡する確率も「月」に関わっているのではないかとも言われている。女性の自殺者、事故死亡者は生理中の女性、もっと具体的に言えば生理後半の女性に多いとの指摘もある。

これについても科学的な論証は為されていないが、生理中にホルモン・バランスが崩れたことによって精神的にも肉体的にも変調をきたして、死につながる女性もいるのではないかと考えられている。

生理中の女性というのは、いろんな意味で普段と違っている。そして、女性は「月」に密接に関係している。女性の神秘が好きだ。(written by 鈴木傾城)

生理中の女性というのは、いろんな意味で普段と違っている。そして、女性は「月」に密接に関係している。女性の神秘が好きだ。

ブラックアジア会員登録はこちら

CTA-IMAGE ブラックアジアでは有料会員を募集しています。表記事を読んで関心を持たれた方は、よりディープな世界へお越し下さい。膨大な過去記事、新着記事がすべて読めます。売春、暴力、殺人、狂気。決して表に出てこない社会の強烈なアンダーグラウンドがあります。

一般カテゴリの最新記事