美しいだけの女よりも、ダークサイドを持った深い女の方が好きだ

美しいだけの女よりも、ダークサイドを持った深い女の方が好きだ

東南アジアで、多くの女性と真夜中に関わってきた。夜の女たちは20代にしてすでに荒廃してしまった身体が多いのは事実だと思った。

多くの女たちは、身体から瑞々しさが消え、肌が荒れ、時には傷ついていた。

身体を売って生きる女たちは、確かに荒廃しやすい傾向にある。なぜ、そうなってしまうのだろう。過度なセックスが荒廃をもたらすのか。

彼女たちは仕事でそれをやっている。毎日どころか、一日4度も5度も見知らぬ男とセックスを交わすことも多い。

それは激しい肉体の酷使である。肉体は酷使することで壊れる。だから過度なセックスが女性の身体の荒廃をもたらすという説は一理ある。

しかしそれだけでなく、「環境」も大きな要因となっているはずだ。たとえば、夜の女たちは常に性病の危機に晒されている。すべての性病は、女性の身体を荒廃させる。

それだけではない。夜の「環境」は人間の身体に悪い。昼夜逆転による体内環境の変調、アルコールやドラッグの摂取、暴飲暴食。東南アジアの夜の女たちは、このすべてを生活に取り込んでいた。荒廃して当然だ。(鈴木傾城)

プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。

ハイエナの多くは妊娠線を持った女性を好まない

ところで多くの女性の身体を見ていると、やがて気づくことがある。女性には、ある大きなイベントがあって、そのイベントを経た女性は身体が完全に違ったものになるということだ。

そのイベントとは、言うまでもなく「妊娠・出産」である。妊娠・出産はすべての女性にとって、人生を一変させる大きなイベントである。人生も変わるが、身体も変わる。

女性の身体は妊娠を機に、子供を迎えるために乳房も張り、乳首も成長し、臀部も広がり、お腹も大きくなる。子供のために女性の身体は変わる。

私はあらゆる国の真夜中の世界で、妊娠した女性たちの身体を何人も見てきた。

日本でも臨月でデリヘルで働いている女性たちがいる。そうした女性たちの話は以前に触れた。(電子書籍『デリヘル嬢と会う』 – 臨月の風俗嬢

臨月の女性のお腹は、本当に触るのも恐ろしいほど大きく膨らんでいる。皮膚が裂ける。それが妊娠線となって残る。

日本では妊娠線ができないように専用のクリームがあるのだが、アジアの貧困女性がそんなものを使えるわけがなく、妊娠線がひどい女性が多い。

最も顕著なのはインド女性である。褐色の肌を持った彼女たちの妊娠線は、まるで干からびた川底の土のように複雑で微細な妊娠線となって刻まれている。

彼女たちは戦ってきたのだ。子供を生むために我が身が傷つくことも厭わず、妊娠と出産の危険な時期を過ごし、そして子供を世に送り出してきた。

だから、彼女たちのこの妊娠の痕は立派な勲章である。

しかし、売春地帯に巣食うハイエナのほとんどは妊娠線を身体に持った女性を好まない。子供を産んでいない40代の女性の身体と、子供を産んだ20代の女性の身体とでは、場合によっては40代の女性の身体の方が美しいことさえもある。

黒ずんだ乳首や妊娠線といった「痕」を見つけると、彼女が母親であることを思い起こし、それが子供のための身体であることを感じて、男たちは何となく萎縮してしまう。

男たちは真夜中の世界で、妊娠・出産という大きなイベントを経た女性を避ける。身体が荒廃したと彼らは考える。

黒ずんだ乳首や妊娠線といった「痕」を見つけると、彼女が母親であることを思い起こし、それが子供のための身体であることを感じて、男たちは何となく萎縮してしまう。

なぜ彼女は格安風俗店にいなければならないのか?

日本の風俗は、「女性の質と価格が比例している」という分かりやすい図式がある。

美しい女性と過ごしたければ、相場よりも高い店を選べばほとんど外れることはない。相場よりも高いと言っても、それほど極端に高いわけではない。1万円でも余分に出せるだけでずいぶん違ってくる。

逆に相場も出せないで値段を落とすのであれば、場末の女性たちを受け入れる必要がある。エキセントリックな女たちも、大抵は「格安・激安」の店に所属している。

妊娠・出産を経験して、なおかつ風俗に堕ちてくる女たちが高級店よりも場末の店の方に集まってくるというのは誰でも理解できるはずだ。

男たちは妊娠線のある女たちを避けるので、彼女たちは次第に場末の方に追いやられてしまうのだ。

ある時、池袋の格安店で会った女性を思い出す。彼女は店年齢では23歳ということになっていたのだが、格安店で23歳の女性というのはよほど問題がある女性であることが多い。

男たちは基本的に若い女性を好むので、23歳は需要がある。よほど太ってしまっているとか、よほど容姿が悪いというわけでもない限り、格安店にいなくても売れる。

この23歳の女性はとびきり美人ではなかったが、格安店にいるほど問題があるようには見えなかった。若いのに物腰も話し方も非常にていねいで落ち着いた女性だった。

なぜ彼女が格安店にいなければならないのか。彼女の全裸がそれを物語っていた。

彼女は乳房が急激に膨れ、そして萎んだ状態になっていた。腹部も日本女性に珍しく強めの妊娠線が無数に走ってそれが目立った。腹部だけでなく、大腿部にも妊娠線があった。

それだけではなかった。下腹部には帝王切開の痕まで残っていたのだった。

「子供を産んだんだね」

私が言うと、彼女は「そうなんです」と答えた。とても子供がお腹で大きく育って、結果的に帝王切開になったと彼女は説明した。彼女が格安店にいるのは、それが原因だったのだ。

好きになった女たちは、みんな底なしの闇を抱えていた

タイの売春地帯パタヤは、白人(ファラン)がメインの売春地帯だったのだが、最近はタイを代表するとても巨大な観光地となって世界中から多くの男たちを呼び寄せている。

売春地帯パタヤについては、ブラックアジアでもしばしば取り上げている。堕落と退廃が許されるパタヤは私にとっても地上の楽園でもあった。(書籍『ブラックアジア第二部〈パタヤ〉編』

このパタヤは現地の女性たちが売春ビジネスに沈没しているのではなく、タイの地方の女性が出稼ぎで集まってきている。主にタイ東北部(イサーン)の女たちが主となっている。

若くて野心のある女性はバンコクに向かう。不思議なことではない。どこの国でも首都はエネルギッシュでスリルとチャンスがたくさんある。

自分がチャンスをつかめるかどうかは別にして、チャンスがたくさん転がっているところに若い女性が集まるのは当然のことだ。一方でパタヤはバンコクで弾き飛ばされた女性か、最初からバンコクで生き残る自信がない女性が集まることが多い。

最近は観光客が増えたので、夜の女たちからするとむしろパタヤの方がチャンスがある。そのため、野心のある女たちが直接パタヤに向かうことも多くなった。

しかし一昔前は、「パタヤの女性はバンコクよりも質が落ちる」とあからさまに言われていた。あくまでも一般論であり、個別に見るとパタヤにも美しい女性は大勢いる。

しかし、パタヤは若さを失った女性たちや経産婦が大勢いるのも事実で、そうした女性を受け入れられる男たちがそこにいたのだ。昔のパタヤは、そうした場所だった。

私がパタヤにいて何の問題も感じなかったのは、出産後の身体のケアがうまくできずに荒廃してしまった女たちの身体をたくさん見てきたし、慣れていたし、そんな女たちに束の間の愛をたくさん与えてもらったからでもある。

真夜中の女たちは、虚飾にまみれている。その虚飾の裏側を見ると激しく荒廃していることも多い。

妊娠・出産の後だけでなく、ボロボロになった肌、失敗したタトゥー、リストカット、経年劣化、ケガのひどい痕などを抱えながら生きている。

それはほとんどの男にとっては欠点かもしれない。しかし、荒廃が生み出す美というのもある。アンダーグラウンドの屈折した暗い美だ。

私はいつしか、そのような「荒廃の美」に惹かれるようになっていったのかもしれない。

私はダークサイドを抱えながら生きている女性がたまらなく好きだ。ただ美しいだけの女たちよりも、ダークサイドを持った深い女たちの方に魅力を感じる。堕落し、荒廃した女たちに憧れる。

私が好きになった女たちは、みんな底なしの闇を抱えていて素敵だった。

売春地帯パタヤに夜がやってくる。堕落と退廃の時間。アルコールと、セックスの時間。多くの女たちを荒廃させる時間。私が好きな女たちが輝く時間。

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