◆1バーツ5円時代。もうパタヤで「沈没」できるハイエナ日本人はいなくなった?

かつてパタヤは、少ない予算でも一晩中うろつける街として知られていた。1バーツ3円台という時代もあった。私などは今でも1バーツ3.5円くらいの価格で固定化されていている。

昔は物価そのものも安かったので、6000バーツもあれば数日は歓楽街に浸れるというのが、真夜中の世界に生きるハイエナたちの共通認識だったはずだ。だが、そんなのは「古き良き昔」の話である。

現在、1バーツは約5円で計算するのが妥当な水準になっている。

両替手数料を含めれば、実質的にはそれ以上のコストがかかる場面もめずらしくない。バーツ高がここまで進んだ背景には、円安という日本側の事情と、タイ国内のインフレという現地側の事情が同時に重なっている点がある。

物価上昇はビール一杯の値段にも表れている。かつて70バーツ前後だった瓶ビールは、ゴーゴーバーではすでに120バーツを超える店が標準になった。1バーツ5円で計算すれば、これだけで600円という金額になる。なかなかの値段である。

「タイなら安い」という前提そのものが崩れ始めている。ソフトドリンクでさえ100バーツを超える店があるようで、酔わないのに500円もかかる計算になる。

コロナ後の観光客回復にともなう需要増、タイ国内の最低賃金上昇、そして馬鹿みたいな円安……。これらがほぼ同時に進行したことで、パタヤの歓楽街全体の実質コストは数年前とはまったく別の水準に達している。

バーツ高が進んだ2022年以降、日本人のあいだではすでに「タイは安くない」という声が出ていたが、今ではその実感がさらに強まっている。もう日本人が経済的な優位性を背景に振る舞えた時代は終わったと言える。

経済成長にともなって現地の所得水準が上がれば、歓楽街で働く女性たちの相場もそれに連動して上がるのは自然な流れだ。かつての感覚のままタイにふらふらしていたら破産まっしぐらだろう。

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コメント

  1. 匿名 より:
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