◆夜職の女性は家を借りるにも苦労する理由。家賃の滞納だけは絶対に避けること

ホスト、キャバ嬢、風俗嬢などの夜職の住民たちは、表社会の人間には信用されていない。そのため、マンションやアパートなどを借りようとしても、しばしば弾かれてしまう。

そうした夜の住民たちが往々にして利用するのが、アリバイ会社なのだが、2025年2月、このアリバイ会社をやっていた都内の不動産仲介業者関係者が逮捕されるという事件があった。

アリバイ会社とは、賃貸物件の入居審査を不正に通過させることを目的に、身分証明書や在職証明書などを偽造する業者である。

これらの会社はダミー会社を所有し、依頼者がそこに勤務しているように見せかける書類を作成したり、大家や管理会社からの在籍確認電話に口裏を合わせたりする。料金は家賃の30〜50%程度、あるいは業務内容ごとに細かく設定される。

表向きは「書類を作成しただけ」とグレーゾーンで営業してきたが、公文書偽造や詐欺罪に問われるケースが相次いでおり、摘発事例も増えている。

2025年2月に摘発された仲介業者も数百回もアリバイ会社で身分を保証して入居審査を通過させていたということなので、需要は相当あったということになる。これで儲けていたはずだ。

思えば、私が始めてこのアリバイ会社という存在を知ったのは、10年ほど前で風俗嬢を取材していたときだった。アリバイ会社は、不動産の入居審査だけでなく、さまざまなところで使われていた。

たとえば、風俗嬢は誰にも風俗で働いているとは言えない。そのために、風俗店がわざわざ表社会に通用するアリバイ会社を用意して、女性がそこで働いているように見せかけるという手口が使われていた。

やはり、需要が多いから供給されていたのだろう。

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