
今、私はパタヤで起きた事件のひとつに注目している。パタヤの売春の世界がまた変わっていくのかもしれない。その「萌芽」を感じさせる事件だった。
2026年2月9日、3人のインド人女性がタイ・パタヤに降り立っていた。彼女たちはInstagramで知り合ったパタヤ在住のインド人男性から「レストランで働ける、給料も高い、交通費も出す」と誘われてパタヤに来ていた。
だが「例のごとく」、空港を出た瞬間から話はまったく違う方向へ転がり始めた。
彼女たちはホテルに連れ込まれた直後、パスポートを取り上げられた。外部への連絡手段も遮断された。そして翌日から、パタヤ・サウスビーチに立たされた。拒めば食事を抜かれた。
さらに彼女たちは露骨なヌードも撮られ、撮影された写真を「家族に送る」と脅されていたのだった。この状態が約10日間続いた。
2月18日、1人がようやく「客の部屋を取るのにパスポートが要る」と口実をつくり、男たちから証明書を取り返すことに成功した。地元のインド料理店に飛び込み、タイ人の助けを借りて警察に駆け込んだ。
その後、パタヤ市警察署が容疑者2名をパタヤ・セカンドロードのソイ18のアパートで逮捕した。罪状は人身売買、不法監禁、強要、売春斡旋、コンピュータ犯罪法違反など多数の罪状だ。
この事件が注目されるのは、手口そのものより「当事者がすべてインド人だった」という点だ。
外国人によるパタヤのストリート売春といえば、アフリカ系、とりわけウガンダ人女性が異様に増えていることが知られている。この理由については、こちらで書いた通りだ。(ブラックアジア:なぜアフリカでもウガンダ女性だけがこれほど人身売買されるのか、その衝撃の理由)
だが今回の事件は、いよいよインド圏の女性も登場する可能性を示唆するものだった。
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