◆彼女はレイプされたのかワナを仕掛けたのか?評価の割れる事件の真相は闇の中

2024年1月31日、ロンドン出身の25歳の女性イザベル・ローズは、香港に降り立った。招待したのは、タイで知り合った英国人銀行家だった。彼は彼女の航空券を手配し、滞在先を用意した。異国での再会のはずだった。

ローズの主張によれば、到着からわずか12時間後、彼女は男のアパートでレイプされた。翌日、男は「補償」を申し出た。彼女はいったん断ったのだが、あとになってそれを受け取った。そして2月3日、彼女は香港警察に強姦を届け出た。

ところが、その後は奇怪な展開となった。

警察は男をいったん逮捕したのだが、数時間後に釈放したのだ。そして、今度はローズを逮捕し、脅迫罪と司法妨害罪で起訴することになった。彼女の強姦の訴えは「証拠不十分」として退けられた。

「警察に強姦を届け出た。その30時間後には、6〜7人の警官が私のドアを叩いていた」とローズは語っている。保釈はされたものの、2年間、香港を出ることも働くこともできなかった。

2025年3月、裁判官は300ページにわたる判決文でローズに有罪を言い渡した。

裁判所は、ローズが男との「ロマンティックな関係」を利用して金銭を要求し、脅迫的な要求を繰り返した末に、虚偽の強姦申告をおこなったというものだった。裁判官はローズの証言に「一貫性がない」と指摘し、彼女の行動は「通常の強姦被害者のものとは完全に矛盾する」と断じた。

有罪判決は2026年3月3日に言い渡され、量刑期日は2026年7月22日と定められている。場合によっては、最大7年の禁固刑が科される。現在ローズは、香港最古の女性向け最高警備刑務所「タイ・ラム矯正施設」で収監されている。

表層的に見ると、彼女は「レイプされて金銭を受け取ったが、金銭を受け取ったことで脅迫と思われて逮捕された被害者」に見えなくもない。だが、内情をよく見ると、どちらが加害者で、どちらが被害者なのか、今もなお見えてこない複雑な事態がそこのあった。

どういうことだったのか……。

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コメント

  1. oyr7290 より:
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