それにしても、信じられない事件が日本で起きている。現役の小学校教師たちが女子児童を盗撮し、SNSの秘密グループで画像や動画を共有していた事件だ。名古屋市の小学校教師2名、横浜市の小学校教師を中心とする約10人が、子供たちを盗撮した画像・動画を共有して批評し合っていた。
これは、教育現場の信頼を根底から揺さぶる重大な性犯罪である。
ひとりは学校行事や「学校だより」の撮影を担当し、子供たちの日常を撮影する立場を悪用していた。約70点の盗撮画像や動画がグループ内で共有され、児童の下着を撮影したものも含まれていた。
警察の調べによると、名古屋市の小学校教師がこのグループを管理し、秘匿性の高いアプリを使用して匿名でやりとりしていた。
このグループのひとりの教師は、2023年と2024年に、11歳の女子児童2人のリコーダーの吹き口に自身の精液を付着させていた。
さらに2025年1月には、名古屋市内の駅のホームで15歳の少女のリュックサックに体液をかけたとして逮捕され、器物損壊の罪で起訴されている。同じ時期、教室内で女子児童の給食のスープに精液を混入させる行為もおこなっていた。
これらの行為は、性的姿態撮影等処罰法および児童ポルノ禁止法に違反する重大な犯罪である。このクズ教師のスマートフォン解析から盗撮グループの存在が発覚し、それぞれの逮捕につながった。
自分の精液を子供たちに舐めさせていた教師の父親は、愛知県内で中学校の校長や教育委員会の学校教育課長を務めた教育者であり、退職後は公益財団法人の理事としてデジタル教育について語っていた。
他にも、広島の小学校教師、福岡の高校教師、高知の小学校教師も、同様のわいせつ事件や盗撮事件を起こしており、これらの事件が教育の裏側で広がっているのが見て取れる。