世の中には、自分のペニスが性的に機能しなくなるのに焦って、自分で「改造」して何とかしようと考える男もいる。
勃起不全になったら、今ではバイアグラのような薬があるでそれを使えばいいのだが、世の中には「勃起したときにペニスの根本を締めつけて血液が戻らないようにしたら、勃起した状態が保てる」と考える男もいるのだ。
タイ・パタヤに在住の45歳の男はそれを試すために、自らのペニスの根本に直径3センチの鉄製のリングを装着したのだった。装着からわずか2日後、リングが性器を締めつけ、激しい腫れと炎症を引き起こしたため、男はパタヤの私立病院に運ばれた。
病院はリングの除去が困難であると判断し、サワン・ボリボーン・ダマスタン財団の救助隊に協力を依頼した。救助隊は金属切断工具を用い、45分以上の時間をかけてリングを切断した。
この作業中、男は痛みで抵抗し、救助隊と看護師が身体を押さえつける必要があった。大騒ぎになったが、なんとかペニスは無事だったらしい。
同様の事件は過去にも複数報告されている。2023年にも、別のタイ人男性が鋼鉄のリングを使用してペニスを大きくしようとし、病院で外科医によるリング除去がおこなわれたことがあった。
また、バンコクで30歳の男がペニスに11個もの鉄製リングを装着して、意識不明の状態で入院している。この男は、サイズ増大を目的としていたが、結果として健康を大きく損なった。
おそらく、彼らは怪しいネットのサイトでそういうのを見つけて、ペニスが巨大化するとか、勃起状態が保てるとか、そういう宣伝を真に受けて試してみたのだろう。
あと、65歳の男がバイアグラを服用後、効果を確認するためにペットボトルにペニスを挿入し、抜けなくなった事例も発生している。なぜ、勃起効果を確認するためにペットボトルを使ったのかは不明だ。このケースでは、バンコクの救助隊が介入し、ペニスを解放する作業をおこなった。