◆契約結婚。中東の男たちがインドネシアの若い女性と短期結婚するシステムの裏側

◆契約結婚。中東の男たちがインドネシアの若い女性と短期結婚するシステムの裏側

あまり知られていないのだが、インドネシアの首都ジャカルタから60キロ離れた「ある山岳地帯」では、観光シーズンになると数多くの中東の男たちが集まる。豊かな自然や涼しい気候で知られており、日本でいえば軽井沢のような扱いかもしれない。

しかし、中東の男たちの目的は避暑ではない。

彼らの真の目的は、現地のインドネシア女性との「契約結婚」である。この結婚は本来の結婚とは異なり、男性側が一時的に支払う持参金と引き換えに、女性は数日から数週間という期限つきの婚姻関係を結ぶものだ。

旅を終えた男が「タラク(離縁)」と述べるだけで関係は終了し、最終的に女性のもとには現金が残る。タイの歓楽地パタヤでは、年金生活者の高齢の白人(ファラン)がタイ女性を「レンタル・ワイフ」にしているのだが、インドネシアでおこなわれている契約結婚は、それの中東版であるともいえる。

この契約結婚は、中東の男たちも現地で大っぴらに公言しない。裏側でひっそりとおこなわれている。だが、貧しいインドネシアの女性たちのあいだでは、口伝えで広がっており、その存在を知らない人は誰もいない。

やはり、若い女性が好まれるので、17歳だとか18歳の女性が選ばれることが多い。

男はカネを持った50代のサウジアラビア人がメインである。この知られていない山岳地帯の村にやってきたサウジアラビア人は、現地のブローカーに契約結婚を望んでいる女性を紹介してもらう。

現地のブローカーは何人かの若い女性を連れてくるので、サウジアラビア人はその中のひとりを選び、司祭と代理人を通してホテルの部屋で「結婚」する。持参金は女性の年齢や容姿や処女か非処女かでまちまちだが、相場は850ドルから1,000ドルくらいだ。若ければ高く、処女であればもっと高い。

そのあと、サウジアラビア人の男は女性をジャカルタに連れていき、5日から10日ほど思う存分セックスをする。インドネシアの「旅行」が終わって男は国に帰る日に「離婚する」と女性に告げれば、それで離婚になる。

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