アルゼンチンが生んだ「官能の申し子」が、ソアナ・ゴンサレスだ。アルゼンチンでは、彼女の名を知らない男はいないかもしれない。
OnlyFansというアンダーグラウンドの世界で、もっとも稼いでいるモデルのひとりとして知られているのが彼女である。
すでに30代を過ぎているのだが、その魅惑的な肢体は衰えを知らない。むしろ、「年を重ねるごとに磨きがかかっている」とファンは絶賛する。彼女自身も、このように豪語している。
「私のコンテンツは、ほかの誰とも比べものにならない」
彼女のコンテンツはポルノである。しかし、彼女自身はポルノを製作していることに関して、完全に吹っ切れて後ろめたさがない。むしろ、彼女自身、自分の仕事について性的な表現をあけすけに語ることで次元を超越してしまったところがある。
彼女にとってポルノは隠すものではないし、セックスを見せることについても躊躇はまったくない。彼女は自身の欲望と表現を存分に解き放って異彩を放つ。これについて彼女は「OnlyFansという舞台で、自分は自由を手に入れた」と語っている。
彼女は若い頃はモデルだったのだが、従来のモデル業界の束縛には閉塞感を感じていたようだ。もともと、自分の肉体を見せることに積極的であり、彼女はモデルよりもさらに突きつめた自分を見せたかった。
それが彼女にとってポルノだった。
OnlyFansの頂点に君臨し続けるのは容易なことではないのだが、鋭いビジネス感覚と、尽きることのない創造性と、自身の魅力を最大限に引き出す才能で、彼女はそれを成功させた。
表社会ではYouTubeが多くのクリエイターを輩出するプラットフォームだが、アンダーグラウンドではOnlyFansがその役割を担っている。私が興味深いと思っているのはそこだ。OnlyFansは、アンダーグラウンドのYouTubeのポジションを獲得したのかもしれない。