◆アメリカの底辺でストリート売春に生きる黒人女性の人生とはどういうものか?

◆アメリカの底辺でストリート売春に生きる黒人女性の人生とはどういうものか?

アメリカで長らく売春で生きてきた女性がインタビューに答えたりしているのだが、そうした女性たちの話を見聞きするのはとても興味深い。アメリカの黒人女性で、12歳からストリート売春をしていたという女性はどういう人生だったのだろうか。

ある女性がロングインタビューに答えている。

彼女はロニーという名前だった。カリフォルニア州ロングビーチの北側で生まれた彼女は「5人兄弟の末っ子として育った」と述べる。一見、健全な家庭環境だった。しかし、貧困で両親が家を失い、イーストエリアに引っ越したことで、ロニーの人生は大きく変わることになる。

12歳で彼女は家を出た。これは両親が面倒を見なかったからではなく、学校での仲間からのいじめが原因だった。

「同級生たちが私の靴やジャケットを取っていったんです。母と父は私にたくさんの物質的なものを与えてくれました。でも、それが大きなプレッシャーになりました」

路上に出たロニーは、30代や40代の年上のセックスワーカーたちと知り合う。「12歳で、はじめての売春の罪で捕まった。私は一番若かったのですが、若い頃からお金の感触を知っていました。お金を早く手に入れようとしていたわ。家での状況を知っていたから」

父親は警察からの報告を聞いてテーブルをひっくり返し、母親は「あの生意気な子を刑務所に置いておけばいい。私は迎えにいかない」といった。しかし、父親は彼女を家に連れ帰った。

15歳のとき、ロニーは25歳のキューバ人の男と出会い、彼とのあいだに子供をもうけることになる。この男は、ロニーが12歳のときから彼女を抱いていた。

ロニーの人生は、早期の家出、そして若くして売春の世界に足を踏み入れたこと、逮捕、15歳での妊娠と、しょっぱなから波瀾万丈だ。しかし、アメリカの底辺社会の女の子たちは彼女のような転落の経験が珍しくない。アメリカの底辺は知れば知るほど荒廃が深いのがわかる。

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