イギリスの『ザ・ガーディアン紙』のソニア・ソーダという女性コラムニストが8月25日に、イギリスではセックスワークという「性的搾取」が蔓延していると述べ、G7では「今後10年で女性と少女に対する男性の暴力を半減させることを宣言すべきではないか」と述べている。
そして、ソニア・ソーダはこのように書く。
「セックスワーカーは、他の女性よりも何倍も殺される可能性が高い」「セックスワーカーは他の女性よりも価値が低いと思われている」「国家は男を取り締まらず、この性的搾取には目をつぶるべきという考えかたを持っている」
そして、セックスワーカーとかかわる男ついては、このように糾弾している。
「セックスを買う男は、暴力犯罪を犯す可能性が高くなる」「一部の男にとって、セックスに金を払うことは、あきらかに暴力や性的暴行へつながるベルトコンベアーとして機能している」
「セックスワークは平等な力関係に支えられた取引であると装うことや、多くの女性が現金でセックスを提供するのが大好きという〝幸せなセックスワーカー〟の神話を鵜呑みにするのは、特権的な世間知らずだ」
彼女は「セックスを買う男は、暴力犯罪を犯す可能性が高くなる」証拠として、”Arrest Histories of Men Who Buy Sex” という2019年に発表された論文にリンクを貼っていた。
この論文は、セックスバイヤー(セックスワーカーとかかわる男)と、そうではない男の犯罪行為への関与を比較するものだった。これを読むと、興味深いことにセックスバイヤーについてはこのように描写されている……。