◆初めて副乳を見た夜。大きな乳房の女と、3つの乳房の女

◆初めて副乳を見た夜。大きな乳房の女と、3つの乳房の女

タイ編
長らく売春地帯をほっつき歩いていると、ときに特異で忘れられない思い出を持つこともある。なりゆきでそうなったのだが、あとで考えると明らかに異様な夜だったということがあるのだ。

たとえば、巨乳の女と3つの乳房を持った女がベッドの中で両隣にいるというのは普通にはないシチュエーションだと思う。気がつけば、そんなことになっているのが売春地帯という場所の深いところだ。

テンモー

そのとき、タイ・パタヤのビーチロード側からゆっくり歩いてセカンドロードを抜けようとしていた。すると、左側からひとりの呼び込みの若い女が飛び出してきて抱きついてきた。

“Hey! Where are you go’in?”(ねぇ、どこ行くの?)
“Go back to my hotel.”(ホテルに帰るんだよ)
“You, alone? No Lady?”(ひとりで? 女の子はいないの?)

売春地帯ではひとりでホテルで帰ると言うと、カモもいいところである。彼女は必死になってバーに引きずり込もうとする。

“One Drink! Come on!”(一杯だけ。ねぇ!)

入るつもりはなかったが、ふとそのバーには前にも入ったことがあったことを思い出して気持ちが揺らいだ。

Black & White と名乗るそのバーは、かつてビーチという変わった名前を持った女が在籍していたところだった。

そういったのを思い出していると、こちらの抵抗よりも彼女の強引さのほうが勝っていく。結局、そのバーに引きずり込まれた。

バーの場末のレベルは深かった。客はふたりほどしかおらず、ドリンク代をけちっているのか両脇には誰も女がついていない。

数人の女たちがやってきて、無理やりソファに座らされた。そして、お決まりのように、何を飲むのか、どこから来たのか、タイは長いのかとあれこれ聞き始める。

適当に答えていると、ふと通路をはさんだ向う側で、タイ女性にしては珍しい巨大な胸を持った女がこちらを見ていることに気がついた。

もう若い女ではなかった。それは年齢を消し去るはずのレッドライトの中でも分かった。そして、美しくもなくプロポーションも優れているわけでもなかった。

しかし、その胸の大きさだけは突出していた。

やがて彼女はやってきて「ハロー」と言いながら前かがみになって握手を求めてきた。前かがみになると彼女の胸が目の前で大きな谷間を見せた。

彼女は自分を「テンモー」だと紹介して隣に座ってきた。運ばれてきた飲み物を彼女は手に取って飲ませてくれるのだが、そのとき大きな胸を押しつけてくる。

彼女は無意識を装っていた。しかし、それが無意識のわけがなかった。わざとそうやっているのは分かっていた。彼女はその大きな胸で男を落とそうとしているのだった。

大きなおっぱいは好き?

テンモーの胸は間近で見るとさらに迫力があったと思う。全体的にふくよかさを感じさせる女だったが、決して太っているわけではなかった。

プンプイ(ぽっちゃり)になるギリギリのきわどいところで抑えられており、そのかわり胸だけは膨らむに任せたという感じだった。

やはりもう若くない。30代の半ばくらいだろうかと推測した。

顔もどこか垢抜けない感じがした。美しくなく、醜くもなく、もし彼女がその巨大な胸を持っていなければ、きっと誰も振り返らないと思う。

“Nom yai”(大きな胸だね)
“Kop Khun kha.”(ありがとう)

彼女は男が巨乳になびくのか、そうでないのかを確かめているようにも見えた。しばらく雑談を交わしていたが、話が途切れると、彼女は突然こんなことを聞いてきた。

“Do you like big tits?”(大きなおっぱいは好き?)
“Yes.”(うん)

即座にそう言ったが、実を言うとそれほど胸の大小にはこだわっていなかった。もし大きな胸が好きなのかと大きな胸の女性に言われて「好きでない」と言ったら彼女を否定することになる。

好きでも嫌いでもないのであれば、好きだと言っておくに越したことはない。

“Do you want see?”(見たい?)
“Yes”(うん)

そういうと、テンモーは何のためらいもなく胸を包んでいたビキニを外した。目の前で彼女の大きな胸が弾けるように現れ、剥き出しの乳房が揺れた。

“Do you want touch?”(触りたい?)
“Yes”(うん)

それに触れると、テンモーはもっと強く触るように促したのでそうした。彼女の円錐形の乳房は思ったよりも弾力があり、それを触りながらこの乳房の感覚を知っていると思った。

これはまさにインドの女たちと同じ乳房だった。

多くのインド女性の乳房は円錐形か釣鐘型だ。そして、若い間は脂肪ではなく肉が詰まっているのではないかと思うほど弾力がある。それとまったく同じ乳房がここにあった。

“Paybar, na? Go with you”(ペイバーして。一緒に行くわ)

ここまできて拒絶する権利は男にない。男が女を選んだというよりも女が男を選んだ。

女装した女

これは世界共通なのかもしれないが、タイの男たちもまた大きな胸(ノム・ヤーイ)を持った女が好きだ。

タイは観光都市で世界中からの観光客が歩いている。白人女性の中には、PLAYBOYか何かの雑誌から抜け出てきたようなスレンダー巨乳がたまにいる。

すると、タイの男たちは、みんな一様にその胸を凝視して切ない顔をしているのである。なるほど、男はみんな大きな胸の女が好きなんだな、と他人事のように思う。

なぜ他人事なのかというと、テンモーをペイバーしてこんなことを言うのも何だが、胸の大小にまったく興味がなかったからだ。

どうして大きな胸がそれほど性的なものを喚起するのか直感でよく分からない。

それを重要視する男がいるのはもちろん知っている。そういう趣味なのだろうが、女はみんな男がそうだと勘違いしているように見えるのは不思議だ。

少なくとも、みんなそうではない。

女性を連れ出すときも、胸の大小を見ていないので知り合った女性たちの胸がどうだったのか個人的にあまり覚えていない。

もちろん、均整のとれた女性の胸は美しくセクシーだとは思う。しかし大きさは関係ない。ほどほどであればそれ以上何も言うことなどない。

それに売春地帯では大きな胸にはだいたいシリコンで造った胸でもある。シリコンの入った胸は触れば間違いなくその違いを区別できる。

しかし、それを指摘して女性に喜ばれることもないし、たいていの女性は指摘されても否定する。

売春地帯でシリコンはもう女たちのファッションですらある。

このシリコンだが、それは胸を大きくしたいという女性だけがするものだと長いこと思い込んでいた。しかし、実はそうではないというのはあとから聞いた。

小さくてもお椀型の乳房はそれなりに美しい。しかし、円錐形や釣鐘型で小さな胸の女性の場合は違う。

若い女性でもまるで老婆のような形に垂れてしまったり、あまりに普通とかけ離れた形になることもあるようだ。そういった女性が豊胸して形を整えるのだという。

胸を大きくしたかったというよりも、胸の形を整えざるを得なかったということだ。最終的にはどちらも豊胸だが、男を喜ばせる目的の豊胸と、形を整えるための豊胸では意味が違う。

売春地帯で女たちは消せる欠点をひとつひとつ消していく。化粧、髪の色、セクシーな服、整形手術、豊胸手術。男たちが見ているのは女ではなく、「女装した女」である。

シリコンじゃないわ

では、テンモーはどうだったのだろう。彼女の乳房をベッドで改めて確認してみたが、それはシリコンではなくナチュラルであると確信した。

触らなくてもシリコンを入れた巨乳と自然の巨乳を見分ける一番の方法がある。それは、乳輪や乳首の大きさを見ることだ。

シリコンを入れた女性の乳輪はそれほど大きくなっていない。しかし、自然に巨乳になってしまった女性のものは、乳輪も乳首も同時に発達している。

もちろんそれがすべてに当てはまるものではないと思うが、ひとつの目安にはなると思う。テンモーの乳房がシリコンでないと最初から確信していたのは、彼女は乳房と共に乳輪も乳首もまた発達していたからだ。

彼女が子供を産んだことのある身体であることも乳輪と乳首の発達をさらに促していた。

わざわざ彼女には聞かなかったが、子供については彼女の腹部にはストレッチ・マーク(妊娠線)が残っていたので分かる。

何度も子供を産んだ女は妊娠線はより多く、乳輪はより濃くなることが多いがテンモーはまだそれほどでもなかった。

子供はひとり、そして腹の皮がもうすっかり戻っており弾力もあったので、彼女の見た目の歳で考えると子供は10歳くらいではないかとも考えた。

「大きな胸はほとんどがシリコンだけど、テンモーの胸はシリコンじゃないね」

そう言うと、彼女はそれを待っていたかのように自信を持ってこう答えるのだった。

「これはシリコンじゃないわ。ホンモノよ! だってわたしは手術するお金なんか持っていない」

そして、彼女は自分の携帯電話を取り出すと、「ねえ、見て」といくつか携帯電話で保存されている写真を見せてくれた。

「これは、お母さんよ。こっちは妹よ。どう思う?」

彼女が指をさす必要もなかった。母親も妹も彼女には似ていなかったが、すぐに血がつながっているのであろうと示すものがあった。

それは彼女たちの胸だ。みんなテンモーと同じだった。このとき、初めて巨乳というのが遺伝するものだと知った。

彼女、おっぱいが3つあるのよ

彼女の携帯には家族だけではなくいろんな人が写っていたのだが、いくつかバーの仲間だと思われる写真が出てきたのでそれを見ていると、テンモーは意外なことを言い始めた。

「彼女、おっぱいが3つあるのよ」

聞き違いかと思って聞き返すと、彼女は三本指を立てて改めて言った。「おっぱいが3つあるの。ここと、ここと、ここに」

テンモーは右乳房の下に掌を置いた。それを聞いて驚いたが、同時に何が何でもその女性に会いたいと思った。

携帯電話の写真を見ると特に美しいわけでもなく、やはり平凡な顔をしている女性だったが、そんなことはどうでもよかった。

これは面白い経験になると思った。今まで3つの乳房を持つ女には会ったことがなかったし、そういった身体を見ることができるのであれば、ぜひ見ておきたかった。

パタヤにいるのかと尋ねると「いる」と彼女は答えた。会えるのかと尋ねると、「もちろん会える」とテンモーは言う。テンモーはゴーゴー・バーにいたが、3つの乳房の彼女はセントラル・パタヤのオープン・バーにいるのだという。

「3つのおっぱいを見たい」と言うと、テンモーは「今?」と驚いたようだったが、「じゃ、バーにいるかどうか聞いてみる」と電話してくれた。

電話はつながり、ふたりはタイ語で談笑していたが、テンモーはやがて振り返って携帯電話を差し出した。

電話口の向こうから柔らかに話す女性の声が聞こえてきた。ソンというのが彼女の名前だった。しばらく名前を交換したりホテルの場所を話したりしていたが、やがてソンのほうから切り出した。

「あなたのホテルまで行くけどそれでいい? ペイバーしてくれる? ショートタイム2,000バーツでどう?」
「高いね」
「あなたがイエスなら行くわ。あなたがノーなら行けない。あなた次第よ」

苦笑した。売春地帯では何かが欲しいと執着を見せたら、その瞬間に値段は2倍にも3倍にも跳ね上がる。このあたりのビジネスセンスは容赦なくしたたかだ。

それでも彼女に会いたかったので、オーケーしてテンモーと電話を変わった。ふたりはしばらく電話で話していたが、やがて電話を切ってテンモーはこちらを見た。

「わたしは帰ったほうがいいの?」

朝までいてくれと答えると、テンモーは深く考えるまでもなくうなずいた。

ふと、他の女を途中で呼んだことにテンモーが怒っているのかと思ったが、彼女からはそういう素振りは見えなかった。

副乳(アクセサリー・ブレスト)

やがてソンがやってきたのでテンモーが服を着てエントランスまで迎えに行ってふたりで戻ってきた。ふたりは仲が良いらしく、部屋は一気に賑やかになった。

しばらく談笑していたが、それを短めに終わらせたソンはやがて立ち上がって「シャワーを浴びてくるわ」と言った。

ソンがシャワー室に消えていくと、テンモーに「彼女はセックスするつもりなのか?」と尋ねた。

テンモーは驚いて「そのためにあなたは彼女を呼んだんでしょ」と言った。「君は怒らないのかい?」と尋ねると「なぜ?」とテンモーは目をのぞき込んでくる。

彼女がいる最中に別の女を呼び寄せたことを気にしていた。しかし、テンモーはまったくそのことを気にしていないようだった。少なくともそう見えた。

彼女はベッドの上で立ち上がって服を脱ぎ、裸になってシーツの中に入った。彼女はその大きな乳房をまた押しつけてくる。

やがてソンがバスタオルを巻いて出てきてベッドに腰掛けた。

副乳を見たいと言うと、ソンはテンモーとタイ語で何かをささやきながら笑って、バスタオルをゆっくりと取り払った。

ほどほどの乳房が普通に二つあり、そして生まれて初めて副乳(アクセサリー・ブレスト)と言われるものを見た。

テンモーが言ったとおり、それはソンの右側の乳房の下にあった。小さく膨らみ、米粒のような乳首もあった。乳輪はなかった。

触ると非常に柔らかく乳房の感覚とはまた違う。それは3つ目の乳房というよりも乳房の下にある小さな腫瘍のように見えた。

その感覚が「 three titis (3つのおっぱい)」という表現には当てはまらない気がした。もっと劇的なものを想像していたので、何となくこんなものなのかと拍子抜けしてしまった。

しかし、副乳というのは本来そういったもので、ほとんど膨らみがなく乳首の退化したものがポツンとあったり、腋に不自然な膨らみがある副乳だったりするものが多いのだという。

だから、こうやって目に見えて分かる副乳はそれはそれで珍しいものなのかもしれない。

両側の同じ位置にあればもっといいのだが、ソンの場合は右下だけだった。

やがてソンも裸でベッドに潜り込んでくる。

左には巨乳の女がいて、右には副乳の女がいる。この夜のシチュエーションは、かなり特異で忘れられないものとなった。

パタヤの夜。パタヤにはいろんな女たちがいる。

 

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