タイ編
パタヤのあるゴーゴー・バーにふらりと入った。
カウンターには、生活に疲れたような顔をした白人の客がひとりいた。壁際のソファーには白人がふたりバー・ガールに囲まれて静かに飲んでいる。客はこれだけだった。
それなのに女性たちは15人以上はいる。それほど儲かってはいないのはバーに入っただけで分かった。
パタヤでは、経営状況が決してよさそうではないバーが、何年も根づいて続いていることが多い。 店じまいするほど景気が悪くないが、大儲けしているほど儲かってもいない。
豚肉、という名前の清楚な女性
経営者が大金を儲ける野心を放棄していると、こうなってしまう。
場末が嫌いな観光客にはいたたまれない場所だろうが、場末で時間をつぶしながら生きているような人間には居心地がいい。こういう場所の方が逆に落ち着くのである。
バーに入ると、すぐに入り口近くの席に案内された。同時に、容姿はそれほどでもないが人なつっこいビキニの女たちがまとわりついてきた。
ほとんど半裸に近い肌をすり寄せてきて、お馴染みの質問をする。「どこから来たの?」「ひとりなの?」「タイは何回目なの?」
自己紹介で、女たちは自分たちの名前(チューレン)を「ペン(鉛筆)よ」「アイス(氷)よ」と言うのがおかしかった。
やがて、落ち着いた感じのウエイトレスが注文を取りにやって来たが、彼女の名前は「ムー(豚肉)」だった。
ムー(豚肉)というのはまたひどい愛称だが、彼女は気にしているふうでもない。
もっとも、見た目は名前ほど奇抜な女性ではなかった。むしろ、常識的な感覚を持った常識的な女という印象だ。目が合ったときから、彼女に対して気がざわめくのを感じた。
お互いに相手が気になったときの視線は敏感に察知するものだ。ムーの立ち振る舞いが気に入ったし、ムーもこちらに興味を持ったようだった。
年齢は三十路(みそじ)に入ったか、入らないかくらいに見えた。決して若くはないが、上手に歳を取っており、ほのかに感じさせる上品さに好感が持てた。
見るからに不良の娘がやってきた
ムーは黒がよく似合った。端正な顔つきをしており、大人びた落ち着きがあった。黒髪をぴっちりと撫でつけて、うしろで団子にしている。
もし、このバーでペイ・バーをするのなら、ムーを選ぼうと自然に決めた。ムーもまた、ペイ・バーの予感を感じたのだろうか。話をしながら、だんだんすりよってきて、そっと手に触れてきた。
ところがそのとき、ひとりの「不良」を絵に描いたようないでたちの女がふらふらとやってきたところから、状況がおかしくなった。
この娘は白人を送り出したあと、何気なくこっちに目を向け、狙いを定めるかのように立ちどまった。彼女は映画から抜け出して来たような、人工的な感じが漂ってきた。
人工的というのは、整形手術をして人工的になったという意味ではなく、容姿が近未来を思わせる雰囲気を漂わせていたという意味だ。
バーのライトは白い衣服をギラギラと光らせるが、彼女の髪はライトに照らされて、真っ白に輝いていた。それが、彼女を人工的に見せていたのかもしれない。
身体は締まって筋肉質であり、上腕にはスカル・アンド・ボーンの入れ墨が彫ってある。ヘソにはピアス、そしてボンデージ・スタイルのブーツといういでたちだった。
手足は長く、バランスが取れており、まるで存在そのものが作りもののようだ。挑むような目つきはひどく小生意気で、タイにもこんな女がいるのかと、まじまじと見つめずにおられなかった。
彼女がやって来ると、ムーが「彼女はビーチよ」と紹介してくれた。またもや奇妙なニックネームだった。このバーは、奇妙なニックネームをつけるのが流行っているようだ。
ムーとビーチ
そんな奇妙なニックネームに笑いながらムーのほうに振り返ると、彼女は緊張したような、取り澄ました冷静さを顔に浮かべていた。
突然、彼女はぎゅっと手を握って何かを訴えかけた。
怪訝に思ったが、それを深く考える間もなく、ビーチに目をやった。「ビーチ」と呼ばれている娘は覆いかぶさるようにテーブルをつかみ、ニヤニヤと笑いながら、至近距離で目をじっとのぞきこんできた。
“Give me Cola”(コーラ、おごってよ)
それが、ビーチの第一声だった。 性格の悪い皮肉屋は、よく唇の端をゆがめて笑うしぐさをする。ビーチの笑みも、ちょうどそんな感じだった。
彼女の歯がキラリと光ったのでよく見ると、歯にダイヤモンドを埋め込んでいた。本物かどうかは知らないが、彼女のひとつひとつが強烈なインパクトを残す。
“Cola. O.K.?”(コーラ。オーケー?)
“Yes.”(いいよ)
了承してムーに振り返ると、彼女は肩をすくめて、コーラを取りに行く。それまで寄り添っていたムーの表情がよそよそしくなったのは、すぐに分かった。
彼女はビーチの要求を断って欲しかったのだと思う。たが、面と向かってそんなことを言うわけにいかないので、何食わぬ顔をして立ち去ったのだろう。
一方のビーチは何も気がついておらず、射すくめるようにこちらを見つめ、挑戦的に笑みを浮かべ続けていた。
“Hey, Pay-bar me.”(ねえ、ペイ・バーしてよ)
ビーチは単刀直入だった。否定を許さない強さがそこにあった。
世間に対する反逆を感じさせる彼女の不良じみた格好やファッション志向、そして唇の片方だけをゆがめて笑う表情には性格のふてぶてしさを感じさせるには充分だ。
ビーチはどちらのタイプなのだろう
ビーチがそれを装っているのか、それとも本当にふてぶてしいのかは、この時点ではよく分からなかった。
もし、本当に傲慢な性格を持っているのであれば、彼女をペイ・バーすると災難が襲ってくるだろう。
鼻っ柱が強く、世間にも客にもおもねることができない性格の女は夜の街では珍しくない。嫌われ者なのに、本人はまったく意に介しておらず、短絡的な行動がいつも問題になるタイプである。
この種の女は個性は抜群にあるが、長期的には誰ともうまくいかない。あちこちと摩擦を引き起こして、一ヶ所にとどまることが難しく、どん底からどん底へと転がり落ちていく。
麻薬に染まっていったり、男の金を盗んだりするのもこのようなタイプの女だ。
気に入らない男にペイ・バーされると、ホテルでふて腐れて悪態をつき、ペイ・バーした男を怒らせたり、失望させたりする。
悪評が立つし、そこから追い出されることにもなる。つまり、反社会的な人は、自らの行いについて責任を取らされて、社会そのものから報復されるということだ。
悪評が巡り巡って自分自身に跳ね返ったと考えていい。破滅を招き、生活はじり貧になり、どうしょうもないところまで落ちぶれて行く。
一方、傲慢さやふてぶてしさを「装っている」だけの女は、その見かけとは裏腹に、なかなかしたたかに生き残っていくものだ。果たして、ビーチはどちらのタイプなのだろう。
好奇心は間違いなくビーチの方に
冒険したくないのであれば、彼女に関わらない方がいいことは承知していた。しかし、そういうタイプの女に強く惹かれた。厄介な質(たち)だ。
反社会的な女も、それを装う女も嫌いではなかった。むしろ、世間から反発されているような女の方に関心が向いた。
よく考えてみれば、夜のビジネスそのものがすでに反社会的だと思われているのだから、そのような反社会的な女を嫌ったら、ハイエナとして生きていけなかっただろう。
そういう性格柄、ビーチに対して反感はなかったし、拒否感もなかった。逆にその個性や異質さに強く刺激された。
ただ、ムーのこともあって心が迷った。最初にムーをペイ・バーしようと心に思ったはずだった。今まで、ペイ・バーをすると決めた女をあとで覆すことはほとんどなかった。
このときはビーチのあまりの突出ぶりに、ムーの存在がすっかり霞んで、決意が覆りそうだった。
ムーと一緒にいれば、きっと落ち着いた夜を過ごすことができる。ムーは大人の女であり、立ち振る舞いは優雅だ。
誰にも気がつかずにそっと手を握ってくるところから察するに、控えめで優しい性格なのが分かる。
一方、ビーチは反抗的で一筋縄ではいかない。彼女の格好を見ていても一目瞭然だし、彼女をペイバーしてどういう夜になるのかは予測できなかった。
心情的にはムーに強く惹かれたが、好奇心は間違いなくビーチの方に向かっている。
やれやれと自分自身を自嘲するしかなかった。
他人と違う女に惹かれる
「他人と違う女」を見ると、彼女の容姿や性格をまったく度外視して、非常な関心を抱いてしまい、そんな心の動きを、自分でも制御できずに困ってしまう。
いい意味でも悪い意味でも、個性のある女、異様な女、どこか他人とは違うものを持っている女は、いろんなことを考えさせてくれる。
なぜ彼女がそうなのかを推測したり、その秘密のベールを剥いで行くのはセックスよりも関心があった。
女の内面を知ることは、彼女の不幸を知ることにつながったりするのだが、それでもやめることができない。もっと彼女のことを知りたくて知りたくてしかたがなくなってしまう。
二十代の頃は、相手を選ぶのに、女性の顔が美しいか、スタイルはいいかというのは、本当に重要な要素だった。
そのうちに美しさの基準がどんどん広がっていき、曖昧になった。次第に感覚のズレを起こして、どういう女性が美しいと判断するのか、今ではそれもよく分からない。
もはや、美しいからというだけでペイ・バーの対象になることはまったくない。
それよりも「変わっているか」「異様か」「何かを隠しているか」「挙動不審か」「理解できないか」等で判断するようになっている。
普通、挙動不審な女と関わりを持とうとする男はいない。しかし、あまりに多くの女たちを想い出を築いていると、もはやそのような女でないと自分の中に印象が残らないのである。
ビーチは返事を待っていた。「ペイ・バーするかどうか考えてみる」と答えたものの、ビーチは手応えを感じているらしく、そのままその場所に居座ってしまった。
やがてムーがビーチのコーラを持って戻ってきたが、飲み物を置くとすぐに去った。
ウエイトレスは常にビキニの女たちに男を譲る暗黙のしきたりがあるが、ムーが飲み物を置いて立ち去ったのは、どうもビーチが好きではないからのようだった。
気をつけてね。彼女は良くないわ
しばらくビーチの執拗なペイ・バーの誘いを交わしていたが、やがてどうしてもこの不良娘に対する関心を抑えられなくなって、オーケーしてしまった。
ビーチは勝ち誇った顔つきを隠そうともせず、着替えるために、そのまま奥へ消えて行った。
勘定を取るためにムーがやって来たが、彼女は目を奥の方に向けながら、耳元に口を近づけてこう言った。
“Take care. She is No good.”
(気をつけてね。彼女は良くないわ)
ムーが言っている” No good”というのは、ビーチの性格を指しているのだろう。忠告が必要なほど、ビーチは性格が悪いということなのだろうか。
「分かった」と短く答えると、ムーはトレイに載せられた金を持ってカウンターに消えて行った。
しばらくするとおつりを持って戻ってきたが、彼女はそっと手に紙切れを忍ばせてきた。
ちらりと見ると、そこには電話番号だと思われる数字が書かれていた。それをすぐにポケットにしまった。
ムーは立ち去って、もう見向きもしなかった。わざとこちらを見ないようにしているのは分かっていた。
控え目で周囲と摩擦は起こさないが、裏では自分の欲しいものを手に入れるために着実に布石を打つことのできる頭の良さがムーにはある。
恐らくビーチはそんな面倒なことはしないし、できないだろう。そういう意味で、ムーとビーチは180度対照的な性格だった。
ペイ・バーした女のバイクで自分のホテルに
ヒョウ柄のブラウスを着たビーチはひどく派手だったが、驚きはしなかった。むしろそれは彼女らしい選択だったと思う。
一緒に外に出ると、バーのライト下では真っ白だった彼女の髪が、自然光で見ると実はオレンジ色だったことが分かった。
「君の髪はオレンジ色だったんだね。真っ白と思ったよ」
「バーのライトで白く見えるの」
ビーチはタバコをくわえてそっけなく答えた。
「ところで、どこのホテル?」
「セントラルパタヤにあるホテルさ」
ビーチはうなずいて、火を点けたばかりのタバコを惜しげもなく捨てて踏みにじる。
「これで行くわ。運転するからうしろに乗って」
彼女が指さしたのは、バーの前に停められていた数台のバイクのうちの1台だった。ペイ・バーした女のバイクで自分のホテルに向かうのは初めてだった。やはり、ビーチらしかった。
ホテルにはすぐに着いた。ふたりで部屋に入る。
気をつけて、というムーの言葉を思い出していた。もしかしたら、部屋に入った瞬間、ビーチは失望させるような行動を取るのかと覚悟した。
しかし、意に反して、ビーチは悪態をつくこともなければ、敵対することもなかった。
「あのバイクは君が買ったのかい?」
「前に一緒にいたドイツ人の男が買ったの。彼はドイツに帰るとき、バイクをわたしにくれたのよ」
そのドイツ人と一緒に暮らしていたのかと訊ねると、ビーチは毅然とした顔で、挑むような目付きをした。
「これがわたしのビジネスだから」
わざと悪ぶって自分のイメージを下げる
彼女は自嘲してそう言ったのではなかった。当然やるべきことをやっているのだという自分の哲学を語っていた。
他の女のように「貧しいから」だとか「しかたなく」ではなく、むしろ、それが自分のビジネスだという積極的な哲学がビーチにあった。
見かけとは裏腹に、ビーチは真にプロフェッショナルな女だった。ビーチの傲慢に見える態度や、どう転んでも「普通の女」に戻れない格好に、急に好感を覚え、彼女が好きになった。
彼女のビジネスを終えたとき、もはや彼女に対する警戒心はすべて捨てた。彼女は人に好かれるタイプではないが、毛嫌いして遠ざける必要もなかったのだ。
ビーチはその反抗的な態度をやめれば、もっと客がつくに違いない。しかし、きっと彼女はそれをやめることはない。ビーチは自分のイメージをわざとダーディーに映るように願っているのだ。
タバコの扱いを見てもそうだ。火を点けてすぐに捨てた。タバコはダーティーさを演出する小道具として扱っている証拠だった。
男も女も、わざと悪ぶって自分のイメージを下げ、相手に嫌悪を抱かせるのはよくあることだ。
反抗期と言われるその種の時期は、特に男は自分を不良に見られるように努力する。
自分の自己顕示欲を満たし、それによって異性の注目を浴びたいと思っている。異性の注目を浴びたいと思う男は誰でも、そうやって涙ぐましい努力をしてきた過去を持っている。
礼儀正しい男よりも、悪ぶった男の方が印象は強い。
悪ぶった男は暴力的な匂いも感じさせ、肉体的に強いというイメージも抱かせる。そしてそれは、そのままセックスを連想させるので性的魅力は増す。
自分を不良に見せようとする男や、わざと悪い行いをする男は、そうすることによって異性の注目を惹きたいという屈折した気持ちを裏に持っている。決して心底からの悪人ではないのだ。
ムーのことを考えてみた
女性もそうだ。悪女に見られることは、性的にルーズだという印象を相手に与え、それによって逆に性的な魅力を増すのである。
タイトな服、露出の多い服、ミニスカート、派手な色の服はすべて、異性の注目を浴びたいという強烈な本能がそうさせている。
結局のところ、悪ぶった印象を与えて、それによって逆に異性を引き寄せたいと思っているのであり、屈折はしているが、異常なことではない。
ビーチも心底からの悪女ではない。そういった無意識で、自然と自分が悪い女に見られて、そこで注目されるようにしているのだ。
ムーのことを考えてみた。
彼女はそういうところはない。派手な格好をして注目を浴びるよりも、誰にも気づかないところでそっと手を握りしめてくる。
あるいは、何食わぬ顔をして、自分の電話番号を教えたりすることで、まわりが気がつかないまま穏便に話をまとめることを好むタイプだ。
ムーがビーチのことを気をつけろというのは、ビーチの派手さや傲慢さが彼女にとっては危ういものを感じさせるからなのだろう。そして、それがビーチに対する嫌悪となって出ている。
対照的だった。
虚勢を張って生きる
やがて、ビーチは帰ると言ったので、彼女にここまで来てくれたことや、一緒の時間を持ってくれたことに感謝の言葉を述べて、ホテルのエントランスまで見送った。
戻って、ムーがくれた電話番号の紙を見つめる。ムーはきっと、ビーチがうまくいかなかいことを願っているはずだ。
そして、うまくいかなかったとき、ムーは「だから言った通りでしょう」と言って、自分はビーチとはまったく違うタイプの女であることを売り込むに違いなかった。
一枚の走り書きされた電話番号に、バーの中で繰り広げられている競争原理のようなものを感じた。
女たちの力関係や派閥や仲の善し悪しは、ときどき露骨に感じるときがある。
女同士が男を取り合って殴り合いをしてみたり、口論をしてみたり、あるいは視線や表情で牽制しあったりするのはよく見る光景だ。
ある女と話し込んだあと、別の女と話したりすると、「あの女と話さない方がいいわよ。彼女は男を騙すから」と言われることがようある。
「彼女、金に汚い女なのよ」だとか、「彼女は性格が悪くて、みんなに嫌われている」だとか、あらゆる陰口を聞かされる。
一見、華やかで和気藹々と踊っているように見えるゴーゴー・バーの内部だが、女たちとのつき合いが深くなればなるほど、険悪な裏事情が分かってくる。
どこの世界でも人間関係は難しい。セックスと金が絡むと、なおさらだ。
ゴーゴー・バーはセックスと金が剥き出しになって渦巻いている場所だった。
女たちの間に力関係が生まれ、上下関係が構築され、強い者と弱い者が明確になっていく。
弱い者は人知れず消えていくが、強い者も長続きしない。それがバーの世界である。
ビーチもきっと長続きしない。
虚勢を張って生きるビーチは、いつか足元をすくわれるに違いなかった。しかし、夜のビジネスから離れられないだろうから、店から店へ、転々と渡り歩くような生活をするようになるはずだ。
ビーチの足元をすくうのがムーのような気がした。ムーは頭がいい。冷静に自分の周囲を感化させる頭脳がある。
よく考えた末、ムーの電話番号の書かれた紙切れを捨てた。ひとつのバーで、互いに相手を嫌っている女性を交互にペイ・バーをするのはトラブルを背負い込むようなものだった。
このとき、ムーの取り澄ました冷静さに、かすかな恐怖心を抱いていたかもしれない。
ビーチは一筋縄ではいかない性格だと思ったが、むしろムーの方が深謀遠慮に長けていて一筋縄ではいなかいだろう。
虚勢を張って生きるビーチは愚かなのかもしれないが、彼女の不器用さは嫌いではない。
ビーチは他人から誤解されてもそれを貫く信念があった。不器用だけれども、それが彼女の生き方だった。
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