◆さよなら、女たち(2)。ヌーリの手首に自殺未遂の切り傷

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インドネシア編
リッキーにセチア・ジャヤへ急いでもらう。すっかり陽が落ちており、夜のセチア・ジャヤに向かう道は、街灯のまわり以外は漆黒の闇の中であった。

狭い「秘密の路地」を抜けて見えてきたセチア・ジャヤの建物も、半分以上が闇に溶けて薄気味悪い。しかし、それを見て逆に安心した。

いくら何でも、こんなところにやって来る客もいないだろうと思ったからだ。時計を見ると、もうとっくに7時を過ぎていた。2階のステージに続く階段を上ってドアを開けて中に入る。

昼間は暗くて倉庫のようだった店内は、大音響で中国のカラオケ音楽が鳴り響いている。ミラーボールが廻って別世界のようだ。店内の奥には、意外にも多くの客の姿があった。シンガポール人たちだ。

カウンターに向かうと、ひとりの女がめざとく私を見つけて、そばにやって来た。

昼間、私をじっと見つめていた髪の長い娘だった。

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