◆さよなら、女たち(3)。ヌーリが見せたのは、恍惚の表情

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インドネシア編
この日もよく雨の降る日だった。陽はさすのだが、すぐにどんよりとした雲がやって来ては気まぐれにどしゃぶりの雨を落とした。

昼間はヌーリと一緒にホテル近くをあちこち散策して楽しんだが、本格的な雨が降って来たので濡れながら私たちは部屋に戻った。

ヌーリは部屋に入ると、私のバッグの中に関心を示した。

ベッドの上でバッグを広げて、ちょっとした医薬品やノートや辞書やカメラや着替えをヌーリに見せて上げた。あまり物を持って歩かないので、中身はたかが知れている。

ヌーリが何に興味を示すのか見ていると、どうも薬のようだった。

頭痛薬、腹痛薬、咳止め、メラトニン、亜鉛、ビタミン剤、軟膏をヌーリはそれぞれ手に取って眺めた。

「それは日本の頭痛薬だよ」「それはタイの咳止めだよ」「それはアメリカのスリープ・ドラッグだよ」と、ひとつひとつ説明した。

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